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四谷大塚は『予習シリーズ』の作成元であり、早稲田アカデミーをはじめとしたYT提携塾のいわば本家になります。『予習シリーズ』で1週間勉強したことを、毎週末の「週テスト」で確認するカリキュラムになっており、テストの結果を見ることで未達成部分を明らかにすることができます。そうしたカリキュラムに沿って、プロ家庭教師の立場から生徒さんの弱点部分がどこにあるかを、わかりやすく伝えて行きます。また四谷大塚では、5週に1度の「組分けテスト」の結果によって、成績順にS・C・B・A・αの5つのコースに組分けされます。四谷大塚の最大の利点は、各コース別に上位者が週報の順位表に掲載されることで、学習意欲を刺激できるところにあります。生徒さんのモチベーションを上げながらコースを上げるように導いて行きます。志望校対策については、各校のレベルに応じて、それぞれのコースを効果的に利用しながら指導にあたります。6年生になって実施される「合不合判定テスト」については毎回しっかりと見直しをし、生徒さんの克服すべき課題をあぶりだしながら、より実践的な指導へとつなげて行きます。
まずは基本演習を徹底的に固めます。α・Aコースからなかなか上がれない生徒さんは、本来固めておくべき基礎が理解されていないままでいる可能性があります。算数で計算や小問集合(一行問題など)での正答率が上がらないといった事態や、テストで時間内に解けない問題が多すぎるといった場合には、テストの受け方も含めて基本体勢が固まっていないことが原因になっているケースが多いです。まずは基本を徹底的に固めて、生徒さんに正解すること、順位表に載ることによる達成感を持たせることが重要になります。『予習シリーズ』の基本問題を確実に解けるようになり、週テストの点数もアップすることで、生徒さんのモチベーションが上がれば、意識が大きく変わるきっかけになります。そうした流れが作られるようにプロ家庭教師が導いて行きます。『組分けテスト』は配点が「算数200点・国語150点・理科100点・社会100点」と算数が他科目より高いので、教科としては算数により重きをおくことも有効です。『予習シリーズ』の基本問題だけでなく補助教材として『予習シリーズ 計算』などを活用して、テストでの細かな間違いをなくして行きます。
Bコースで伸び悩んでいる生徒さんは、4教科のいずれかに苦手科目があることが多いです。弱点科目が改善されないままにCコースに上がったとしても、それまでのコースとは違って、テストの結果がかなり厳しい数値となって出てしまい、そのことが学習意欲の低下につながってしまう場合があります。苦手科目を克服することが成績アップの大きな決め手となりますので、そのための具体的対策として『予習シリーズ』では基本問題と例題までを確実に正答できるように進め、『演習問題集』でより理解を固めるなど、補助教材も活用して行きます。四谷大塚が近年取り入れている「ビデオ・オン・デマンド学習」も有効なツールになります。『予習ナビ』『復習ナビ』を効率よく活用できれば、生徒さん自身にとっての課題を積極的に見つけられる効果があります。オン・デマンドのデータと合わせて、普段から生徒さんの学習状況を見ているプロ家庭教師が、生徒さんの状況を具体的に分析します。様々な情報から、より精緻な現状分析を重ねて、今後へ向けての具体的な対策を練って行きます。
Sコースを目指す生徒さんは、範囲の広い組分けテストでも結果を残しているように、応用力をしっかりと身につけていると言えます。それでもまずは基本が抜けていないかどうかを徹底的に確かめることが必要です。やり方を何となく覚えている、解法そのものをただ暗記して、例えば算数であればそれぞれの式の意味を把握しないでいる、といった進め方では実際の入試問題などの実践的な応用問題にあたると、解き進められなくなる可能性もあります。解答に至るまでの必要な手順がしっかり漏れなく固められているかを徹底的に確認します。そのうえで応用問題への対応力をさらにアップさせるために『予習シリーズ』の例題・練習問題や『応用演習問題集』、『入試実践問題集』でより多くの応用問題にあたり、実践的な力を養成して行きます。一方で、Sコースは偏差値が非常に厳しく出ることがあり、また生徒さんの志望校によっては難問演習中心となるSコースを選択することは必ずしも得策とは言えず、Cコースを確実に進める方が有効な場合もありますので、生徒さんの現状を総合的に分析しながら、よりよいコース選択を進めて行きましょう。
Sコースでは、『予習シリーズ』の練習問題と『応用演習問題集』や『入試実践問題集』をメインとして授業が進められます。演習する問題はすべて応用レベルで、基本問題については各自の自宅学習とすべく指示されることがほとんどになります。プロ家庭教師の授業では、そうした塾でのハイレベルの授業にしっかりと生徒さんが対応できるような環境設定に注力をします。具体的には、まず自宅学習とされている基本問題について、生徒さんが漏れなく理解できているかどうかを確かめます。Sコースに在籍する生徒さんでも、解き方を暗記しているだけの状態に陥ってしまっていて、基本が完全に定着していないケースも見られます。そうした状況は早めに克服しなければ手遅れになってしまいますので、プロ家庭教師の視点から、補うべき基本分野を選び出して、徹底的に固めます。また、塾の授業をより受けやすくするために、『予習シリーズ』の例題を使って、授業の予習を必要に応じて取り入れます。組分けテストについては、問題を解く優先順位の決め方など、より効率的な得点の方法を意識するように伝えます。こうした意識が模試や入試本番にも有効に機能するようになります。Sコースでは在籍する生徒さん全体が力を持っているため、テストの偏差値が厳しく出ることがあります。そうした結果を見て意気消沈してしまう生徒さんには、前向きな意識を持てるように声かけなどをしてモチベーションを上げて行きます。
四谷大塚はもともとテスト会として始まったこともあり、6年生が受ける合不合判定テストは志望校選定の指標として、中学受験では極めて高い評価を得ています。四谷大塚の生徒さんは4月の合不合から参加しますので、毎回のテストの見直しをしっかりと重ねて、9月以降の合不合でよりよい結果を上げられるようにテストの特質をつかむなどの積み重ねが必要です。あくまで目標は志望校合格であって、合不合で高い偏差値を得ることを目指すのは本末転倒とも言えるかもしれませんが、中学受験では最大の模試である合不合で成果を挙げることは、その後のラストスパートへ向けてモチベーションを大きく上げる効果があります。また、問題数の多さ、広い範囲を網羅した内容など、むしろ実際の入試ではあまり見られない出題傾向であることは確かですが、それだけに問題の取捨選択の練習になり、また生徒さんにとっては未定着であった単元がどこであるかを見出すには格好の教材となります。そうした合不合の活用方法を、プロ家庭教師が具体的に伝えて行きます。
四谷大塚では6年生の9月以降に「学校別対策コース」が開催され、また「学校別判定テスト」も実施されます。これらのコースやテストは対象校が男女御三家を中心とした十数校に限られます。それらの学校を志望する場合はぜひとも受講すべきですが、それ以外の多くの学校を志望する場合には、塾としての対策が行き届かなくなる可能性があります。また合不合判定テストは、全受験生にとって公平なテストであるため、逆に出題傾向が類似する学校は少なく、合不合でよい判定を得たからといって、学校ごとの対策をおろそかにしていては、志望校に対する「合格力」が全く身につかなくなってしまいます。そうしたことから、志望校の過去問演習については、個別の対策が絶対に必要になります。志望校の過去問について、プロ家庭教師が生徒さんの答案を徹底的に分析し、戦略的な対策を伝えて行きます。また志望校選びの材料となるように、生徒さんにとって相性の良い問題がどのようなタイプか、といった総合的な内容も伝えて行きます。
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