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日能研では、塾内テストとして5,6年生は毎週受験する育成テストと、オープンテストである全国公開模試の結果によってクラスが決められます。日能研の育成テストは全クラス共通の「共通問題」が100点満点と、クラスによって「基礎問題」と「応用問題」に内容が分かれるものが50点満点の構成で成り立っています。上位校を目指すためには、「応用問題」の演習が不可欠ですので、まずはクラスアップを目標とします。
日能研では教室によってクラスの名称が異なります。ここではモデルケースとして、育成テストの「応用問題」を解くクラスをM1、M2(上位から順)、「基礎問題」を解くクラスをW3、W2、W1(上位から順)、とします。教室によっては、M2のかわりに、GやRといったクラスがあったり、WのかわりがAであったり、WAといった呼び方をする教室もあります。
上記のように日能研のWクラスでは、育成テストで解く問題が「基礎問題」になります。日能研のMクラスに上がることを目標とするうえでも、まずは日能研のWクラスをW1からW2、W3へと上げて行くことが必要になります。プロ家庭教師の指導では、『本科教室』の基本問題を生徒さんが確実に理解できているかを見極めながら進めて行きます。基本的にはテキスト内容の反復問題が出題される育成テストの「基礎問題」で、少しでも高い評点を取ることを目標にします。演習の効果が表れやすい「基礎問題」で得点力アップを実現することは、生徒さんのモチベーションを上げる効果にもなります。テキストについては『本科教室』と『栄冠への道』をメインにしますが、無理に「発展問題」や「練成問題」まで進むよりも「基本問題」の理解を確実にすることを優先します。『栄冠への道』以外で類題演習が必要な際は、ご相談のうえ、他テキストも活用します。
日能研のWからMにクラスが上がることで、育成テストの問題が「基礎問題」から「応用問題」へと変わります。それだけにあと一歩でMクラスに届く生徒さんのモチベーションは自ずと高くなります。その気持ちをしっかりと結果に結びつけられるように、生徒さんとコミュニケーションを取りながら演習を進めて行きます。日能研の本科教室では「練成問題」の易しい方の半分程度まで演習を進めることを目標とします。育成テストについては、「基礎問題」では満点を目指し、「共通問題」についてはどれだけ得点を重ねられるかに注意をします。毎回のテストを見直して、問題を解く優先順位に間違いがないか、時間配分は意識できているか、などテストの解き方にも注意を喚起して行きます。
また、ケアレスミスが多くないか、生徒さん本人がケアレスミスと思っていながら、実際は基本がわかっていなかったことによる間違いはしていないか、などにも注意をして進めるようにします。また例えば国語の答案で、記述問題を白紙のままにしていないかどうか、白紙の場合はなぜ書かなかったのか、あるいは書けなかったのか、などといった事項を生徒さんと確認し合って行きます。
日能研の記述問題演習は、サピックスのような低学年時から徹底的に積み重ねるかたちではなく、またテストの採点基準もわかりづらいことも時にあります。そうしたことから生徒さんが記述を軽視してしまっては、記述問題の出題数が全体に増加している傾向の中で、志望校対策に支障が出てきます。プロ家庭教師が記述演習の重要性をお伝えしながら、生徒さんの意識を変えて行くことを目指します。
その他、日能研からの課題プリントなどに追われて必要以上に混乱が生じないように、より有効な課題の進め方についてお伝えして行きます。また『強化ツール』は問題のレベルも幅広くありますので、状況に応じて活用します。
教室のトップクラス、あるいはそれに準ずるクラスに在籍している場合は、いかにそのクラスを維持できるかといった点が、モチベーションを保つことを含めて重要になります。まずは育成テストの結果を見直して、失点した箇所については、徹底的に見直しをして同じ間違いのないように進めて行きます。特に全体正答率が50%以上の問題で間違いがあった場合には、再発を防止するように集中的に類題演習をするなどの対策を講じます。
6年生からは『本科教室』の各章に、単元ごとに過去問を集めた「練成問題」が含まれるようになります。Mクラスを維持するためには、この練成問題での正答率を高めることを意識しなければなりません。特に難しい問題にあたった際に、ただ解き方を覚えているだけでは、オープンテスト(範囲指定なし)などで初めて見る問題に対応できなくなります。答えの根拠を生徒さんがしっかりと説明できるかどうかも確かめながら、理解を固めるように進めて行きます。
『強化ツール』などから、できるかぎり難度の高い問題をピックアップして取り入れます。また問題演習を進める力がある生徒さんでも、日能研からの課題プリントすべてを仕上げようとすると、時間が足りなくなることがあります。いま生徒さんにとって優先すべき内容は何かをプロ家庭教師の視点から見極めて、課題の取捨選択について、具体的にお伝えします。
日能研の6年後期のカリキュラムで志望校別対策の要となるのが、「日能研入試問題研究特別講座(略して日特)」です。男女御三家をはじめとしたトップクラスの学校を対象とした「難関校日特」から、多くの生徒さんを集める「合同日特」まで、講座内容が幅広くあります。講座によっての違いもあり、どのように活用をすればよいのかの判断は難しいところです。また、平日・土曜の授業に加えて日曜にも日特が開催されるため、生徒さんにとっては時間的にも体力的にも余裕のない状態になります。普段の授業だけでも課題を進めるのに手一杯であるうえに、日特が入ることで、演習の優先順位がますますわからなくなりがちです。日特をどのように活用するかのご相談から、演習内容の復習をどこまで進めればよいかの取捨選択といった内容まで、日特の復習を全面的にフォローして行きます。
日能研は他の大手塾と比べて、過去問演習の開始時期が遅くなることがあります。教室によっては12月までは一切手をつけないように指示するところもあります。実践演習できる力がないうちに志望校の過去問で点数が取れずモチベーションを下げてしまうよりも、力をしっかりとつけてから過去問に取り組むべき、という見解は十分に理解できるところですが、実際の過去問演習を通すことによってこそ身につく力もあります。
また、日能研の生徒さんは四谷大塚の合不合判定テストを受験しないケースが多いため、サピックス・早稲田アカデミーなど合不合を受ける生徒さんと入試本番まで相対することはありません。ライバルの状況がわからないうえに、サピックス・早稲田アカデミーの生徒さんは比較的早い時期から過去問演習に取り組んでいることが多いこともありますから、遅れをとらないためにも、日能研の生徒さんはより強く過去問演習の重要性を認識する必要があります。生徒さんの状況、志望校の出題傾向、過去問のレベル、何より問題と生徒さんの相性をプロ家庭教師の視点から見て、場合によっては塾の方針に合わないかたちでも、可能なかぎり早めに過去問の演習ならびにその解説をスタートします。
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