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早稲田アカデミーでは、『予習シリーズ』を用いて四谷大塚のカリキュラムで授業が進められます。学力定着の確認をするシステムとして毎週の「週テスト」と5週に1度の「組分けテスト」が実施されます。クラス編成は4年生では「Sクラス」のみですが、5年生からは難関中を目指す場合は「SSクラス」が設置されます(教室によってはSSとSの中間にあたる「SPクラス」が設置されることもあります)。「SSクラス」の入室資格を得るには3通りあり、第一は「SS選抜試験」の成績で基準を超えること、第二には「組分けテスト」の成績でSコースの在籍資格を得ること、第三には「合不合判定テスト」で基準を超えることとなっています。御三家をはじめ難関中を目指す場合は「SSクラス」への入室が必須になります。プロ家庭教師が生徒さんの学年及び志望校と在籍のクラスを考慮して、最適な方法で指導にあたります。また、6年生になると、日曜日に志望校対策の「NN(何がなんでも)クラス」が開講します。NN対策についても、NN選抜テスト対策及び授業のフォローにも重点を置くようにします。もちろんNNクラスが設置されない学校を志望される場合も、プロ家庭教師の視点から学習計画を立て、志望校合格へ向けて万全の過去問対策を進めて行きます。
SSクラスが設置されない4年生までは、まずはカリキュラムにしっかりと沿って「週テスト」や「組分けテスト」で高得点が出せるように、日々の演習を積み重ねてゆくことが大事です。特に4年生という時期は、家庭学習の習慣を身につけるための重要な時期になりますので、プロ家庭教師の経験から、生徒さんに合った1週間の過ごし方を提示します。『予習シリーズ』は中学受験テキストとしては評価も高く、多くの塾で使われていますが、それをただ漫然と進めていても成果は出ません。『予習シリーズ』を使って塾の授業をどのように復習すべきかをお伝えします。まずは5年生以降につながるような学習習慣の確立を第一にします。5、6年生でSの下位クラスに在籍している場合には、塾の復習や『W-BASIC』の課題などを家庭学習でしっかりと固めるように指導を進めます。『W-BASIC』については、生徒さんの状況に応じて、「基本問題」を徹底的に繰り返すか、「練習問題」まで取り入れるかをプロ家庭教師の視点で見極めます。原則は難しい問題にチャレンジするよりも基本の徹底に集中します。生徒さん自身が点数を取ることの達成感を持ち、クラスを上げたいというモチベーションをアップさせられるように、声かけをして行きます。
上位難関校合格を目指すためには何としてもSSクラスに在籍をしておきたいところです。SS選抜試験は、5年生は3月・6月・10月・1月の4回、6年生では4月・6月・8月の3回あります。入室資格は選抜試験だけではなく、「組分けテスト」でSコースに在籍することで得ることができますので、まずは5週に1度の組分けテストで高得点を獲得できるように、日々の演習で理解が曖昧になっているところがないか、プロ家庭教師の視点から確かめて行きます。組分けテストは予習シリーズ4回分の総合テストとしての範囲以外にも、これまで学習した内容が含まれることがあります。また、SS選抜試験では範囲のない応用問題が出題されますので、まずは日々の演習をしっかりと見直したうえで、応用問題への対応力を上げるために、難度の高い応用問題の演習を重視する必要があります。『予習シリーズ』の練習問題や『演習問題集(応用編)』などを活用して、応用問題で考え方がしっかりと固まっているかどうか、初めて見る問題でも解答のきっかけを自分の力で導き出せるかどうか、といった点を確認して行きます。
SSクラスに在籍していても、選抜試験の結果によっては下のクラスに移らなければならなくなります。S1やSPの生徒さん達は、何が何でもSSクラスに入りたい、という強い気持ちで試験に臨みますので、しっかりとした備えを固めておかなければ一気に逆転されてしまうこともあります。強い気持ちを保って毎回の組分けテストに臨むことが必要です。SSクラスの授業は応用問題中の演習が中心となり、SS選抜試験の内容も応用問題中心ですので、SSクラスに在籍している生徒さんにとっては日々の演習をしっかりと固めておくことで、おのずと選抜試験への対応力が養成されていることになります。毎回の授業で習った内容については曖昧な点がないようにしっかりと復習を重ねることが必須です。プロ家庭教師が生徒さんの状況を見て、ただ答を出すための式や、あるいは答えそのものを覚えることに集中してしまっていないか、答に至るプロセスや式の立て方などを、確実に理解できているかどうかを、徹底的に確認します。『予習シリーズ』の例題・練習問題や『演習問題集(応用編)』の問題を確実に正解できるように進めます。早稲田アカデミーのカリキュラムをしっかりと守ったうえで、より実践的な問題演習を取り入れる必要がある際には、時期に関わらず有名校の過去問を活用するなど、柔軟なかたちで応用問題演習を重ねて行きます。
早稲田アカデミーの近年の合格実績を支えているものがこの「NNコース」です。6年生の4月から7月の日曜には「NNアタックコース」が、9月から1月の日曜には「NN志望校別コース」が開講されます。そのほかに10月から1月には「土曜集中特訓」も開講されます。「NN開成」や「NN桜蔭」といったかたちで学校ごとにコースが設定され、それぞれの学校に特化した内容の授業が行われています。このNNの評価は近年上がっており、平日は他の塾に通いながら、日曜日だけNNを受講するという生徒さんも増えています。NNが設置されている学校を志望校とする場合は、NN受講は必須となりますので、まずは受講資格が得られるように、NN選抜テスト対策を進めて行きます。NNを受講できるようになったからと言って、ただ授業を受けているだけでは成果は上がりません。NNに通ってさえいれば大丈夫、という意識はとても危険です。しっかりと授業の復習をする必要がありますが、平日は通常授業の内容を固めなければならず、なかなかNN復習の時間が確保しづらいのが実態です。そこでプロ家庭教師が、生徒さんにとって必要な内容が何か、NNの復習をどのように取り入れればよいかをお伝えします。 NNの選抜テストは倍率が約2倍以上になるため、残念ながら受講資格が得られないこともあります。また、志望校のNNが設定されていないケースもあります。そうした場合には、プロ家庭教師が志望校の出題傾向に合わせて、それぞれの時期にどのような演習をすべきかを伝えて行きます。
早稲田アカデミーではNNで志望校対策を徹底的に進めますが、生徒さんそれぞれが解答した過去問の解説について、必ずしも細かく添削が行き届くとは限りません。また併願校の過去問解説までを塾側に徹底させることは非常に難しいことです。また、中学入試の問題は学校によって出題傾向が大きく異なります。NNで上位の学校に通っているのだから、その学校より偏差値で下であれば別段対策に時間を要することはない、とお考えでしたら、その考えはすぐに捨てる必要があります。学校の出題傾向に合わせた対策が不可欠となるのです。そこで生徒さんの答案をプロ家庭教師の視点から詳しく分析し、どのように点数を上げて行くかを具体的・戦略的に解説します。過去問演習にいつ頃から取り組めばよいのか、といった全般に対するアドバイスもして行きます。
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