速報中!1月校で出た時事問題と国語出典

 2025年入試に挑んでいる受験生のみなさん、鉄人会では今年も1月校の入試問題をできる限り入手して、どのような時事問題が出題されたか、また国語でどの作家の作品から出題されたかを速報致します。

 特に時事問題は、1月校で出題された時事が2月校でも出題されるケースがよくありますので、出題された時事については周辺知識の確認をしておくことをお薦め致します。頑張ってください。鉄人会は頑張る君の味方です!

渋谷教育学園幕張中

【社会時事問題】

一次

「イギリス」に関する正誤問題で、パリオリンピックへの出場形式(4つの連合王国それぞれのチームに分かれるか否か)、2024年の総選挙が出題対象となりました。

◇時事問題ではありませんが、「こども家庭庁」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「縦割り行政」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「ゆるキャラ」をテーマとした大問で、以下のような出題がありました。

・21世紀に入ってから新幹線が新たに開業したことにより移動時間が短縮された区間として「金沢駅―富山駅の間」を選ばせる問題

本州四国連絡橋に3つのルートがあることのメリットを、資料をもとに説明させる問題

・市の名前で、現在用いられている漢字そのものには意味がないケースとして「奈良市」を選ばせる問題

千葉県の河川の流路と県境が一致していない理由について説明させる問題

【国語出典】

一次

随筆文:永井玲衣『水中の哲学者たち』晶文社(2021/9/28発売)
物語文:安岡章太郎「球の行方」(『走れトマホーク』所収)講談社 (1988/6/10発売)

東邦大学付属東邦中

【社会時事問題】

前期

◇2016年のアメリカ合衆国大統領選挙に敗れたヒラリー・クリントンの敗北宣言の中で使われた「ガラスの天井」という語句と、2024年のアメリカ合衆国大統領選挙で選ばれた「ドナルド・トランプ」の組み合わせを選ばせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、難民問題に関する正誤問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、2021年に最高裁判所大法廷が、夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定について「合憲」と判断した理由(多数意見)を示した文章をもとに、それに対する反対意見を3つの選択肢から選ばせる問題が出されました。

【国語出典】

前期

説明文:石井ゆかり「占いは『アリ』か。-確率と人生のあいだ」(『群像 2020年01月号』収録) 講談社(2019/12/7発売)

物語文:行田尚希『神楽坂・悉皆屋ものがたり 着物のお直し、引き受けます。』KADOKAWA(2019/9/25発売)

市川中

【社会時事問題】

第1回

◇2023年の日本・韓国・フランスの「合計特殊出生率」の組み合わせを選ばせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「給食費の無償化に市町村格差が生じていることの背景を調べる場合に参考にする資料」として、一番優先順位が低い資料を選ばせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、2023年が県誕生150周年であった「千葉県」に関する大問が出され、以下のような出題がありました。

・千葉市が政令指定都市であることから、同じく政令指定都市である4つの都市の1月と8月の日照時間の平均値と、6~8月の月降水量の合計値をしめした表から、千葉市と新潟市を選ばせる問題

・千葉県が出荷数量日本一の「しょうゆ」についての問題

・印西市の2000年、2020年の人口ピラミッドが示され、そこから印西市の人口増加の要因を説明させる問題

成田国際空港と輸入品目の組み合わせを選ばせる問題

「鉄鋼の原料の一部」「鉄鋼の原料の主な輸入先」「鉄鋼の原料の輸入する貨物船」を選ばせる問題

【国語出典】

第1回

説明文:中屋敷均『わからない世界と向き合うために』筑摩書房(2024/2/8発売)
随筆文:森田真生「かぞえる」(『数学の贈り物』所収)ミシマ社(2019/3/20発売)

※物語文ではなく、随筆文の出題でした。

栄東中

【社会時事問題】

東大Ⅱ(1月18日)

◇時事問題ではありませんが、自然災害に関する問題として、「線状降水帯」を書かせる問題、「2021年から避難情報等の警戒レベルの名称が変わった理由」を説明させる問題、「防災・減災における観光地特有の課題」について、課題の内容と対応策を説明させる問題が出されました。

B日程(1月16日)

◇時事問題ではありませんが、開発途上国間での経済格差の広がりを示す「南南問題」に関して、経済開発が遅れる理由を説明させる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、マスメディアやインターネットについての正誤問題が出されました。

東大特待Ⅰ(1月12日)

2025年から100年ずつさかのぼった年に起きた出来事を素材とする周年問題が出され、普通選挙法の成立(1925年)、異国船打払令の発令(1825年)、渤海からの使節の隠岐来着(825年)など、14項目が出題対象となりました。

◇時事問題ではありませんが、「外国人労働者」ついて、高度な技術や知識をもつ外国人労働者を高い給与で雇うことのメリットについて記述させる問題、外国人労働者が日本で生活していくうえでの問題を解決するために、国や地方公共団体ができる取り組みを記述させる問題が出されました。

A難関大

◇時事問題としての出題ではありませんが、「日本の米生産」を素材として、米の最低限の輸入量を示す言葉として、「ミニマム・アクセス」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題としての出題ではありませんが、ウェブ上での自己表現やコミュニケーションのサービスを示す言葉として、「SNS」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題としての出題ではありませんが、国内の荷物数の増加に対して、「配達の効率化の具体的な取り組み」を記述させる問題が出されました。

A東大

◇時事問題としての出題ではありませんが、石炭を用いた火力発電が「ベースロード電源」と評価されていることについて、「日本のエネルギー源として石炭利用の割合が増えている理由」を、3つの資料を参考にしながら記述させる問題が出されました。

 【国語出典】

東大Ⅱ(1月18日)

説明文:小林雅一『AIと共に働く ChatGPT、生成AIは私たちの仕事をどう変えるか』ワニブックス(2023/9/19発売)
物語文:坪田侑也『八秒で跳べ』文藝春秋 (2024/2/10発売)

※物語文の『八秒で跳べ』は、一部が開智中第2回で出題された箇所と同じでした。

B日程(1月16日)

説明文:ちいさな美術館の学芸員『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』産業編集センター(2024/1/24発売)
物語文:佐藤いつ子『透明なルール』KADOKAWA (2024/4/24発売)

※物語文は、2024年11月16日配信メルマガ『2025年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します!第3位に選出した作品からの出題でした。

東大特待Ⅰ(1月12日)

説明文:小林朋道『モフモフはなぜ可愛いのか 動物行動学でヒトを解き明かす』新潮社(2024/2/17発売)
物語文:青山美智子「奏斗の頭」(『リカバリー・カバヒコ』所収)光文社 (2023/9/21発売)

A難関大

説明文:坂本拓弥『体育がきらい』筑摩書房(2023/10/6発売)
物語文:黒川裕子「まひるは絶滅することにした」(『君色パレット 多様性をみつめるショートストーリーⅡ きらいなあの人』所収)岩崎書店 (2024/2/26発売)

A東大

説明文:戸谷洋志『悪いことはなぜ楽しいのか』筑摩書房(2024/6/7発売)
物語文:実石沙枝子『物語を継ぐ者は』祥伝社 (2024/7/11発売)

開智中

【社会時事問題】

第1回

◇大阪万博の公式キャラクターの「ミャクミャク」を選ばせる問題が出ました。

◇インターネットに出回る、事実とは異なる誤ったニュースとして「フェイク(ニュース)」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、2008年の洞爺湖サミットには参加しましたが、2023年の広島サミットには参加しなかった国として「ロシア」の国名を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、中国が進める経済構想の名称「一帯一路」を漢字で書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「世襲(議員)」を漢字で書かせる問題が出されました。

創発クラス(特待A)

◇時事問題ではありませんが、日本の公立の学校で男女別学が問題視される理由を、日本国憲法の用語を用いて書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「生態系」を漢字で書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、資料をもとに「城の天守を木造で復元することの良い点と悪い点」を説明させる問題が出されました。

第2回

「ガザ(地区)」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「バリアフリー」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「バイオマス」を書かせる問題が出されました。

特待B

「イスラエル」についての正誤問題が出されました。

「マタハラ」「セクハラ」「カスハラ」「パワハラ」の説明としてふさわしいものを選ばせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、「ジェンダー(ギャップ)」を書かせる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、日本の難民受け入れにどのような「壁」があり、それに対して何ができるかを記述される問題が出されました。

【国語出典】

第1回

説明文:源河亨『「美味しい」とは何か』中央公論新社 (2022/8/25発売)
物語文:黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』講談社 (2015/8/12発売)

創発クラス(特待A)

説明文①:広井良典『科学と資本主義の未来 <せめぎ合いの時代>を超えて』東洋経済新報社(2023/4/7発売)
説明文②:山極寿一『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』毎日新聞出版 (2022/4/30発売)
物語文:吉本ばなな『TUGUMI』中央公論新社 (1992/3/1発売)

第2回

説明文:松原始『もしも世界からカラスが消えたら』エクスナレッジ (2023/12/27発売)
物語文:坪田侑也『八秒で跳べ』文藝春秋 (2024/2/10発売)

特待B

説明文①:鴻上尚史・佐藤直樹『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』講談社(2020/8/19発売)
説明文②:鴻上尚史『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』岩波書店 (2019/4/20発売)
物語文:原田マハ『生きる僕ら』徳間書店 (2015/9/15発売)

浦和明の星女子中

【社会時事問題】

第1回

「佐渡山の金山」が世界遺産に登録されたニュースから、以下の問題が出されました。

・世界遺産委員会が開催されたインドについての正誤問題
佐渡島近辺の地形図に関する問題
・佐渡島を通る北緯38度線が通る国についての正誤問題
佐渡島、種子島、対馬の地図と島の名称の正しい組み合わせを選ばせる問題
・地名と「農業遺産」の組み合わせに関する正誤問題
新潟県に関する問題

◇その他、以下のような時事問題が出されました。

「オーバーツーリズムへの対応」についての正誤問題
「安全保障理事会」を書かせる問題
円安に関する正誤問題
少子高齢化に関する正誤問題

【国語出典】

第1回

説明文:廣野由美子『シンデレラはどこへ行ったのかー少女小説と「ジェイン・エア」』岩波書店 (2023/9/20発売)
物語文:石井仁蔵『エヴァーグリーン・ゲーム』ポプラ社 (2023/11/1発売)

大宮開成中

【社会時事問題】

第1回

◇2024年7月に新紙幣が発行されたことに関して、「近年、電子決済の普及が進む中で現金を持ち歩くメリット」が何かについて、自分の意見を50字以内で記述させる問題が出されました。

◇時事問題ではありませんが、日本において林業従事者が近年減少傾向にある理由について、国内の事情と国際的な事情の観点からそれぞれ説明させる問題が出されました。

特待選抜

◇2024年が、子どもの権利条約に日本が批准してから30周年であることを受けて、同条約の内容に関する問題が出されました。

パリオリンピック開催を受けて、過去の開催都市の組み合わせを選ばせる問題、指定された開催都市のうち、2024年時点でNATOに加盟していない国を選ばせる問題などが出されました。

◇2024年のイギリス総選挙で、政策を生成AIに従って決定すると公約した候補者が出馬したことを受けて、有権者になった場合に、このような候補者に投票するかしないか、どちらかを明示した上で、その理由を50字以内で記述させる問題が出されました。

【国語出典】

第1回

説明文:山極壽一『負けない構えの美しさをゴリラから学ぶ』
物語文:石川結貴「靴」(『小さな花が咲いた日』所収)ポプラ社 (2007/4/1発売)

特待選抜

説明文:加賀乙彦『不幸な国の幸福論』集英社(2009/12/16発売)
物語文:本田明『幸子の庭』

淑徳与野中

【社会時事問題】

第1回

◇2024年4月に女性支援新法が施行されたことを受けて、「女性の活躍を後押しする社会整備」をテーマとした大問が出され、その中で以下のような問題が出されました。

・朝の連続テレビ小説『虎に翼』で主人公のモデルとなった三淵嘉子を素材にした裁判に関する問題

・2024年7月の東京都知事選挙で現職の小池百合子氏が当選したことを受けて、得票率を表す資料と、候補者の演説に使われた言葉の数に応じて文字サイズが変化する「テキストマイニング」を用いて作成された資料から読み取れる内容を選ぶ問題

地方自治に関する正誤問題

・2024年の日本のジェンダーギャップ指数が他国より低く、経済分野が最も低いことに関する問題

◇時事問題ではありませんが、以下のような問題が出されました。

「ハザードマップ」を書かせる問題

・2037年に全線開業が目指されているリニア中央新幹線が通る予定のない都道府県として、「宮城県」を県のかたちから選ばせる問題

インターネットが普及する以前の情報を伝える媒体として、テレビ・ラジオ・新聞・定書を時代順に並べ替える問題

【国語出典】

第1回

説明文:村上靖彦『客観性の落とし穴』筑摩書房 (2023/6/8発売)
物語文:辻堂ゆめ『二人目の私が夜歩く』中央公論新社 (2024/4/22発売)

埼玉栄中

【社会時事問題】

第1回(1/10午前)

◇2024年3月に開業した新幹線の駅として「敦賀駅」を選ばせる問題が出ました。

◇時事問題ではないですが、約30年前の米不足の理由に関する問題が出ました。

◇新紙幣に関する問題ではありませんが、風刺画に描かれた人物として「渋沢栄一」を書かせる問題が出ました。

第2回(1/10午後)

※入試科目が算数・国語の2科目のため、社会はありません。

第3回(1/11午前)

2024年7月の東京都知事選挙をテーマとした問題で、「小池百合子」を書かせる問題、地方公共団体についての正誤問題、衆議院と参議院についての正誤問題、「公職選挙法」を書かせる問題、選挙全般についての正誤問題が出ました。

第4回(1/11午後)

※入試科目が算数・国語の2科目のため、社会はありません。

第5回(1/13)

時事問題ではないですが、2023年5月に開催されたG7広島サミットをテーマとした問題が出されました。

【国語出典】

第1回(1/10午前)

説明文:村上靖彦『客観性の落とし穴』筑摩書房 (2023/6/8発売)
物語文:誉田哲也『武士道シックスティーン』文藝春秋 (2010/2/10発売)

第2回(1/10午後)

説明文:平尾昌宏『人間関係ってどういう関係?』筑摩書房 (2024/1/11発売)
物語文:重松清『日曜日の夕刊』新潮社 (2002/6/28発売)

第3回(1/11午前)

説明文:朝日新聞取材チーム『野生動物は「やさしさ」だけで守れるか?命と向きあう現場から』岩波書店 (2024/7/22発売)
物語文:藤岡陽子『金の角を持つ子どもたち』集英社 (2021/5/20発売)

第4回(1/11午後)

説明文:外山滋比古『国語は好きですか』‎大修館書店 (2014/6/14発売)
物語文:林けんじろう『ブルーラインから、はるか』講談社 (2024/5/23発売)

第5回(1/13)

説明文:白戸圭一『はじめてのニュース・リテラシー』筑摩書房 (2021/3/8発売)
物語文:いしいしんじ『トリツカレ男』新潮社 (2006/3/28発売)

 

メールマガジン登録は無料です!

頑張っている中学受験生のみなさんが、志望中学に合格することだけを考えて、一通一通、魂を込めて書いています。ぜひご登録ください!メールアドレスの入力のみで無料でご登録頂けます!

各コースの及び月謝一覧について

ページのトップへ