志望校別攻略法 Strategy

海城中学校の傾向と対策

  • 併設大学なし
  • 男子校

志望にあたって知っておきたいこと

自由な校風で人気の高い学校。2次試験は御三家受験生の受け皿となっており、非常に難関です。中途半端な実力で「海城は二次があるから2月1日は別の上位校を受験してみよう」などと考えると、全滅の可能性が高くなります。できる限り一次試験で受験する方がよいでしょう。4教科のうち、算数以外はいずれも記述中心。とくに社会は他の学校には見られない形式なので、テキスト以外の対策をしておきましょう。

出題傾向と適した有利なタイプ

科目別学習対策

算数

図形の出題が多い点は他の上位校と同じです。ただし、立体図形の体積・表面積や立体切りなどはテキストでは見かけない設定です。規則性や数の性質の中にもクセのある問題があって、算数に自信のある受験生でも一筋縄ではいきません。その一方で、ほとんど同じともいえる問題が数年間隔で出ています。そうした頻出問題を解けるようにしておきましょう。

算数が苦手な受験生

頻出分野である相似比・面積比は落とせません。容積と水位はほぼ典型的な問題で安定しています。規則性は数列と数表といった素直なものから、速さや点の移動などと融合して問われることがあります。点の移動と旅人算もいろいろと工夫された出題が見られます。

算数が得意な受験生

容積と水位以外の立体図形は非典型な問題になることが多く、平面図形は図形の移動をはじめとする動きを考える問題で差がつきます。損益算は手ごわい内容です。数の範囲を考える問題や分数の性質などを得意分野にしていきましょう。

国語

例年、物語文と論説文・随筆文の長文読解2問の出題構成になっています。かつては記述の割合が高かった同校ですが、近年は記述問題の出題数は減少の傾向にあり、平成20年度1回めでは、小問20問のうち、制限字数20字以上の記述問題は2問のみで、いずれも制限字数は30字程度でした。

一方で記号選択問題は難化の傾向にあります。選択肢の文章が長いだけではなく、正しいか間違っているかの区別がしづらい内容が並びます。それでも選択肢の消去から答えを確定させるまでの流れは、ふだん塾で習っている手法が十分に活かされます。

あとは文章内容をいかに確実に把握するかが、正答率アップの大きなポイント。出題される文章のうち、物語文は複雑な家庭環境を背景にするなど、状況を把握することが必ずしも簡単ではないものが多く出されます。また、論説文・随筆文では、言語論など、慣れていなければ取り組みづらい内容が出題されます。

このように文章のテーマが重く複雑であるため、テーマに慣れることが重要になりますが、問題自体は記号選択問題を中心にオーソドックスに組み立てられています。そのためか合格者平均点は高め(平成20年度1回め・120点満点で93.7点)。解ける問題は確実に得点することを、ふだんの塾のテストから過去問演習まで、常に意識しておきましょう。塾のテキスト以外でも、複雑な人間関係を背景とした文章にできるだけ多く触れておいて、自分の中で各テーマをしっかりと理解することが必要です。

理科

物理・化学・生物・地学の順に大問4題がほぼ毎年出題されています。生物分野全般は典型的な出題です。非典型的な問題は、物理分野の光の性質、地学の天体、大地の変化と気象などです。ある程度の周期性で同じような傾向の問題が出ています。古い過去問をさかのぼって学習しておきましょう。

社会

長文記述を主体とする形式で、たくさんの知識問題を課す他の学校とはまったく異なります。通常の塾のテキストではほとんど対策になりません。まずは過去問を一通り解いてみて、社会に対する問題意識のもち方を理解しましょう。

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