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難問だけの出題から標準的な内容を含んだものになりました。かなりクセのある問題に対応する実力を必要とします。論証などを得意とするタイプに向いています。
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駒場東邦は受験生の層が狭く、開成と同じような受験と考えていいでしょう。各塾のトップ層が競争相手になります。最も対策に力を入れる必要があるのが算数。論証を重視したり、図形に偏ったり、やや極端な出題になることがあり、いわゆる「あたり・はずれ」が大きく出てしまいます。国語が苦手なら社会を得意科目にして(公開模試などで80%前後が得点できる実力を目安に)、不足分を補うという方法もあります。
全体の傾向としては、図形の出題が過半数近くになるという典型的な男子校の出題形式。さらに、数年おきに見られる作図問題に対しては、平常の授業でほとんど扱わないテーマだけに、しっかりとした対策が必要でしょう。割合と比がほとんど出題されないのは、他の学校には見られない特徴。一行問題を除くと、かなり練られた設定の問題ばかりです。クセのある問題にも動じない力をつけていくようにしましょう。
図形では典型的な面積と面積比の問題や規則性、回転体や表面積などは取り組みやすいでしょう。応用レベルまで引き上げたいのは規則性と場合の数。速さや図形の高難度の問題よりは得点できる可能性が高いでしょう。
立体の構成と作図・面積は手ごわい内容。とくに立体図形と平面図形の融合問題は難度が高くなります。条件整理や場合の数は特殊な設定になると差をつけられる絶好の問題。こうした項目の難問に挑戦していきましょう。
長文読解問題1大問の設定で、内容としては物語文が頻出です。文章は8000字を超える長文(男子校平均5500字・四谷大塚調べ)で、受験国語では頻出の友人・家族といった内容がテーマとして多く出されています。人物設定や環境設定などで取り組みづらい要素が含まれることがあり、例えば平成18年度のユダヤ人の少女をかくまう状況、平成19年度の、犬を妻だという父の人物設定などは、世界観をつかむのに少し難を感じることがあるかもしれません。また平成20年度の家族の物語では、主人公と対峙する人物が、父の再婚相手であるという説明がないままに話が進みます。ふだんから古典的文章も含めて、さまざまな物語文に触れ、多様な人間関係を把握しておくことが必要になります。
問題の傾向としては、漢字・語句から記号選択問題、記述問題と、バランスよく出題されています。駒場東邦というと、100字の長文記述のイメージが強くありますが、語句の意味や、記号選択問題をどれだけ確実に得点するかが大きなポイントになります。記述問題については、学校説明会でも「とても丁寧に見る」と先生が明言されていることから、心情表現が的確でなければ大きく減点される可能性があります。しかも字数制限が厳しいものがあります。書きたいと思った要素をすべて盛り込むと、字数内に収まらない可能性が出るものが多くありますので、「頬がこわばる →不快である」「くちびるをぎゅっとかむ → くやしい気持ち」のように、的確な心情表現を軸にして、理由などで肉づけし、字数内にまとめる、といった流れの記述練習を積み重ねることが重要です。
知識・説明記述・計算がバランスよく出題されています。出題分野はやや偏りがあり、必ず出題される生物は最優先で取り組みましょう。物理や化学の計算は近年は標準的になっています。その代わり説明記述が増加傾向にあります。観察や実験では原因や理由を考える習慣をつけましょう。
歴史は全時代にわたる総合問題が主。地理は国内産業や貿易、公民は現代社会の問題点を取り上げた時事問題が多いです。標準的な地理・歴史の問題に比べると、現代の国内問題を題材にした公民分野で差がつきそう。新聞やニュースなどを欠かさず見ること。