日本女子大学附属中学校の傾向と対策

  • 併設大学あり
  • 高校外部募集あり
  • 女子校

志望にあたって知っておきたいこと

女子教育のパイオニア的存在で、個性豊かな女性の育成を理念とします。キャンパスは緑にあふれ、申し分ない環境。系列大学へ80%以上が進学し、カリキュラムは密度が濃く、とくに国語では中学3年間の「自己スピーチ」で自分の考えを自分の言葉で表す力をつけることができます。文化祭の盛り上がりも有名で、それが魅力で志望する受験生が数多くいます。4科目均等配点なので理社が得意な受験生には有利です。

出題傾向と適した有利なタイプ

科目別学習対策

算数

ここ数年は出題形式・内容ともに安定して、取り組みやすいレベルの問題がほとんど。大問の内容も毎年あまり変わりません。算数に関しては非常に対策が立てやすいといえるでしょう。全体としては平面図形、割合と比、立体図形で半分を占めています。立体図形で頻出する水そうは難度が高くなることがありますが、これらはできなくても合格は可能です。

算数が苦手な受験生

還元算は毎年必ず出題されています。相似比・面積比は標準レベルまで、立体は表面積を中心に学習しましょう。場合の数や数の性質も得点源になります。やらず嫌いにならないように、標準レベルまでの問題に取り組みましょう。

算数が得意な受験生

応用レベルとして出題されているのはほとんどが図形問題です。水そうや点の移動など、変化をとらえる問題は差がつけられる分野です。これらと併せて、平均算や分配算などの特殊算を強化しておきましょう。

国語

かなりの長文問題が出題されることがあります。心情の読み取りと、随筆文から自分の考えをまとめる問題です。字数指定のない記述問題に慣れるために、平常のテキストでも字数にとらわれないでまとめる練習をするとよいでしょう。

理科

小問数は多いものの、大部分が一問一答で対応できる知識問題です。とくに出題分野は固定していないようです。幅広く基本的な知識を身につける学習をしましょう。

社会

設問文が長い上に、パズルのような出題もあって、なかなか手ごわい内容です。そうした独特な出題は捨てて、まずは標準的な知識問題を解けるようにしましょう。テストの時間配分にも気をつけることが必要です。

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