日能研4・5年生 第9回算数・国語の攻略ポイント!

<5年生 算数 第9回>

今週・来週と、図形と比について学びます。今回利用する考え方は「高さの等しい三角形は底辺の長さの比と面積の比が等しい」ということです。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」で、単純な図形を例に、その仕組みを理解しながら面積比や長さを求める練習をします。「考えよう2」では台形の分割を扱います。補助線を引くと、高さの等しい三角形が何個かできるので、原理的には「考えよう1」と同じです。実際に解く際は補助線を引かずに、上底+下底の比が面積比と同じになることを利用しましょう。(1)の面積比を求める問題は1回で覚えてくれますが、(2)のような面積比が与えられていてどこかの長さを求める問題はテストになると解き方を思い出せないことがありがちです。

【攻略ポイント2】

「考えよう3」では三角形を3つ以上に分割したときの面積比を求めます。全体を1と考えるか、部分を1や簡単な整数にして考えるかなどアプローチの仕方がいろいろあります。自分が解きやすい方法を選びましょう。

【攻略ポイント3】

他に重要な問題としては、問5(2)、(3)は補助線なしで解く方法を身につけましょう。問8、問9は定番問題で、カリテで出る確率はかなり高いです。問10は授業で取り上げなかった場合は無理にやる必要はありませんが、入試ではよく出るタイプの図です。力をつけてからじっくり取り組んでもよいでしょう。

今回は比という抽象的な数字の扱いに慣れることも大切です。平方センチメートルなどの単位がつく図形の問題ならかなり複雑なものでも解けるのに、見た目はシンプルな図でも比を利用するとなると難しく感じる人も多いようです。また次回は相似な図形という重要テーマが待ちかまえています。相似について学んだあとに、もう一度今回のテーマに戻ると、より理解が深まると思います。

<5年生 国語 第9回 物語Ⅲ 心情の変化2>

今回は前回に引き続き登場人物の心情を学習します。

【攻略ポイント1】読解

今回のポイントは心情の変化です。心情の変化を読み取るためには、場面の変化をとらえることが大切です。時間の変化、人物の変化、場所の変化によって場面は変化します。その一つ一つには出来事や人物の言動が描かれており、前の場面とは異なる心情が読み取れます。どのような変化があったのかを自身の言葉で説明できるように本文を読み進めて下さい。
難関校では記述で解答することが多いです。ポイントは「できごと」+「心情語」のセットで1場面です。変化の内容を問われた場合は、2セットと考えて下さい。
また、作者が心情を表現する方法として比喩表現や擬態語・擬声語もあります。特に比喩表現はその内容の具体化を心がけておきましょう。

【攻略ポイント2】語句 複合語

今回は二つの単語を結びつけて一つの単語として存在する複合語を学習します。ポイントは組み合わさることで新たな意味をもつことです。テキストに記載されていることばを中心に覚えておきましょう。
また、今回は接頭語・接尾語も併せて学習します。接頭語・接尾語とはあることばの前後について意味を添えたり、強調する役割をもつものです。接頭語をつけることによってどのような意味に変化するのかを考えてみましょう。接尾語については「速い」から「速さ」のように品詞が変わる事があります。記述の際に使える技術としても覚えておきましょう。

<4年生 算数 第9回>

今回は分数について学びます。小数に関しては第1回から8回まで、回数にして8回分、2か月に渡ってじっくり取り組んできましたが、分数のテーマは今回1回で終わりです。内容としては分数の意味、大きさ比べ、同分母のたし算・ひき算です。もう少し先まで進みたい気がするのですが、こういうカリキュラムです。

【攻略ポイント1】

「考えよう2」の(3)、(4)では、全体が1のときとそうでないときの違いに注意しましょう。「考えよう3」では分子と分母が同じになったら1にすることに気を付けましょう。なお、この段階では仮分数や帯分数は扱いません。約分や通分も習っていないので、そのような操作が必要な問題は出題されません。したがって計算は非常に簡単なものに限られます。点差がつくとすれば問4のような大きさ比べの問題でしょう。分母が同じときどちらが大きいか、分子が同じときどちらが大きいか区別できるようにしておきましょう。

<4年生 国語 第9回 物語Ⅱ 場面と情景>

物語の2回目の学習になります。今回は場面ごとの登場人物の心情、情景から登場人物の心情を読み取ります。

【攻略ポイント1】読解

人物の心情をとらえるには人物の様子を表している部分にまず着目しましょう。この場合の様子とは表情や口調、言動、心情語を指します。また、このように直接心情を表現せず、情景から読者に心情を伝える場合もあります。情景とは気候や人物の周りの様子から心情を暗示するものです。はっきりと心情が書かれてはいませんが、どのような心情なのか自身の言葉で説明してみましょう。今回はこの二つに着眼して本文にあたりましょう。

【攻略ポイント2】ことばの用法9

前回に引き続き比ゆ表現の学習です。前回は「〜ような〜」という直ゆを学習しました。今回は暗ゆを学習します。前回同様「たとえるもの」と「たとえられるもの」の共通するイメージを考えてみましょう。課題の1の文中には「雲がもり上がっている。」とあります。雲の白さと「もり上がって」と言う表現からイメージできる解答を選択してください。

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