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二人が同時に動く旅人算がテーマです。進行方向が同じ向きか反対向きか、スタート地点が同じ場所か離れた場所かで4つのパターンに分類されます。
考えよう1,2,3,4とタイプ別に整理されているので、違いに注目しながら二人の動きを想像してみましょう。旅人算のポイントは二人の動きを別々に考えずに、同時に動かすことです。例えば「考えよう1」は、分速60mと分速40mで同じ地点から反対方向に進む時の15分後の2人の間の距離を求める問題です。60×15=900m、40×15=600m、あわせて900+600=1500mと考えるのではなく、2人は1分間で60+40=100m遠ざかる。これを15分続けると100×15=1500mと考えます。
60+40は速さの和ですが、これは1分で広がっていく距離を表すという感覚が大切です。相対速度の概念は小学生にはやや難しいようですが、速さをたすことの意味、引くことの意味を理解しておきたいところです。テキストではグラフを利用して説明していますが、はじめは線分図などで直線上を動くイメージの方がとらえやすいでしょう。
複雑な問題はグラフで整理して考えることになりますが、グラフのどの部分で旅人算を利用するのか確認しましょう。今回のテーマは次週でも活用する考え方なのでこの一週間で必ずマスターしておきましょう。
今回と次回にわたり、詩の学習になります。
今回は、詩の基礎知識をメインに学習します。まず、詩の種類を覚えておきましょう。覚えるべき種類は「口語自由詩」「叙情詩」の二つです。文語定型詩についてはその意味と短歌・俳句がそれにあたることを知っておけば大丈夫です。また、散文詩や叙景詩、叙事詩について入試で問われることは皆無と言えます。常識として知っておく程度でよいでしょう。
次に表現技法ですが、これは韻文だけではなく、物語など散文でも問われるものです。一つ一つの内容をしっかり理解しておきましょう。特に比喩については内容の具体化がカギとなります。自身のことばで言い換えられるようにしておきましょう。以上が基礎知識になります。この他に今回は当然詩の主題をとらえることも学習目的になります。主題とは詩を通して作者が伝えたい思いです。作者がどのような場所で何を見て、または体験してどのような思いを持ったのかを自身のことばで表現してみましょう。
今回は副詞と連体詞をあつかいます。それぞれの性質を理解しておきましょう。副詞とは、活用がなく原則として名詞以外を修飾する単語で、連体詞とは活用がなく名詞のみを修飾する単語です。その他の品詞と混同しやすいので注意が必要です。例えば「大きい」は形容詞で「大きな」は連体詞です。前回学習した形容詞の活用語尾が暗記できていれば識別ができます。形容詞と形容動詞の復習もしておきましょう。また、副詞と連体詞は一単語一文節という原則から「ゆっくり」と「ゆっくりと」はそれぞれ副詞と判断します。このような性質、条件を理解することがポイントになります。
速さについて学びます。
「考えよう1」では、速さが同じときは時間と道のりが比例の関係になることを強調した、前回の内容を活かす構成になっています。
「考えよう2」は速さの意味と表し方についてです。一定時間に進む道のりを数値化したものが速さであることを理解しましょう。分速○mというのは1分で○m進む速さ、時速○kmというのは1時間で○km進む速さという具合に、単位の持つ意味がわかれば、なぜ速さを求めるときに道のりを時間でわるのか納得できます。
この回の目的は速さの3公式を使いこなすことではなく、比例の関係として速さをとらえることに重点が置かれています。「は・じ・き」の公式にあてはめて解くようなマニュアル的な解法はここでは向いていません。テキストの問題でぜひやって欲しいのが、オプ活の問2の速さの単位換算です。これも単位の持つ意味を考えれば自然に変換できるのですが、単位換算と聞いただけで拒否反応を示すお子さんいます。これができないと、そこから先に進めないのでとても重要です。「オプ活」ではなく「考えよう」で取り上げるべき内容です。
前回に引き続き物語の人物の行動と心情を学習します。
今回の学習のポイントは出来事を原因とし、その結果人物がどのような心情になったかをとらえることです。これは物語の読解の根幹を成す読解方法です。つまり、本文を読む際に必ずチェックする内容になり、設問の解答につながります。出来事を時間の流れに沿って場面ごとにまとめ、その場面の中で人物がどのような言動をしているかを手がかりにして心情をとらえます。出来事と心情を自身のことばで記述できることが学習目標になります。
今回は前回の続きで怒る気持ちと驚く気持ちの心情語をあつかいます。複雑な気持ちを表すことばがたくさん記載されていますが、一つ一つのことばの意味や用法を理解して活用できるようにしておきましょう。入試において、和語と呼ばれることばの意味が問われます。今回の心情語の学習は、その一端になります。本格的には5年生から学習して行きますが、少しでも身につけておきたいところです。
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