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各塾でお休みになっていた授業が、徐々に再開されてきて学習のペースが戻りつつあるところだと思いますが、SAPIXはまだ首都圏の全校舎で休講が続いているようですので、今回はSAPIX生へ向けて、休講中の今、家庭学習でなにをすべきかをアドバイスさせて頂きたいと思います。

2月27日の組分けテストが返却されていると思いますので、まずはテスト結果の分析を行うと良いでしょう。特に6年生は、各教科でほぼ全単元が終了した上で、まんべんなく出題されていましたので、正答率が高いのに間違えていた問題は、苦手分野なのかもしれません。現時点で苦手分野をリストアップしておき、授業で出てくる前に軽く復習しておきましょう。他にも、3月12日に予定されていた復習テストの範囲を確認する。春期講習であつかう内容を、5年生のテキストで復習しておくとよいと思います。

春期講習は、国語と算数は毎日授業が行われますので、その復習はかなりの負担になります。講習終了後はすぐに平常授業が再開され、4月9日はマンスリーテストです。かなりタイトなスケジュールですので、前もって準備しておくと効果的です。

また、算数では速さの文章題を復習しておきましょう。特に時計算や流水算は、基本的な事を忘れてしまっている生徒さんも多いですので、授業であつかう前に一度確認してほしいところです。

5年生も、まずは組分けテストを通じて現時点で何が苦手なのかを『認識』しておくことは大切です。ただ、苦手分野を全て確認するほどの時間はありませんので、次に授業であつかう前に少し予習をするための準備という程度でかまいません。

他にも、これから授業であつかう単元を予習しておきましょう。参考書や問題集は、以前メルマガでも紹介しました「予習シリーズ」や「力の5000題」「応用自在」などがよいでしょう。算数ですと、速さで時速60km×2時間24分などの計算がすばやく出来るかどうかで、授業での理解度に大きな差が生じますので、あらかじめ練習しておきましょう。

SAPIXは「予習禁止、授業重視」の塾ですが、授業で一度学習しただけではなかなか理解できないと感じていらっしゃると思います。ですから、この期間を利用して少し先取りしておくと、今後の学習がスムーズに進められると思います。

取り急ぎまとめましたので短い内容で恐縮ですが、少しでも参考になれば幸いです。

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