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日能研の皆さん、『本科教室』や『栄冠への道』をうまく使いこなせていますか?全部やろうとしても時間が足りないことも多いでしょう。自分に必要なところだけ選んでやるにしても、その優先順位がむずかしいですね。
そこで今回は、日能研の6年算数を例に、基礎力をつけるためのテキスト利用法について考えてみたいと思います。手元にテキストを準備してお読みください。
まず、日能研の授業用テキストである『本科教室』についてですが、6年生用は昨年まではシンプルな問題集のようなつくりでしたが、今年度改訂され4,5年用と同じ分厚いものになりました。収録されている問題自体はほぼ同じで、導入やヒントなどの説明のページが追加され大幅にボリュームアップしました。今年の6年の皆さんにとっては今までと同じページ構成で取り組みやすいと思いますが、少しだけ気をつけることがあります。
それでは『本科テキスト』の中身を見ていきましょう。まず、各回のはじめに「学びのひろば」「学びのとびら」という導入ページがありますが、算数の場合、6年になって一から始める全く新しい分野というのはほとんどありませんし、個別の問題を解く際のヒントになっているわけではないので、あまり時間をかけて読む必要はないでしょう。
次に「考えよう1」から「考えよう5」まで5ページにわたって基本問題が並びます。基礎クラスの生徒さんは、ここをマスターすることが最も重要です。スムーズに解けるようになるまで繰り返し練習しましょう。このあと「深めよう1」「深めよう2」というやや難しい問題が続きます。自力では思いつきにくい解法を利用する問題が多いですが、テストでは点差がつくところですので、余裕があるようでしたら、ぜひチャレンジしましょう。
「考えよう」「深めよう」は参考書でいう例題のようなものです。解き方が身についているかどうかを確認する類題に相当するのが、次のページの[1]から始まる練習問題です。4,5年のテキストと同様に、前半は「考えよう」の類似問題、後半は応用問題からなります。具体的には[1]から[5]が「考えよう」の数字変え問題で、基本の確認にはもってこいです。[6]と[7]([8],[9]を含むときもあり)が「深めよう」の類題ですが、こちらは入試問題です。同じ問題に見えずに苦戦することもあるでしょう。[8]以降は実践レベルの手強い問題が並びます。基礎クラスの皆さんは[1]から[7]がしっかり解ければひとまず安心です。それ以外は授業で扱った問題のみ復習し、残りは実力がついた秋ごろに改めて挑戦してもいいでしょう。入試までに解けるようになればよいのですから焦る必要はありません。
ところで、このあとに4,5年のテキスト同様にオプション理解・活用・説明というページがあります。4,5年テキストはオプション活用に標準的な良問が掲載されていてとても使いやすかったのですが、6年のオプションページは全く違うコンセプトで作られているようで、問題が上位校に向けて作られているので、難しいと感じたら無理をしなくてもいいでしょう。
家庭学習用教材の『栄冠への道』についても見てみましょう。「基本確認」と「問題研究」の2つの部門に分かれています。「基本確認」は前半の解説部分と後半の練習問題から構成されています。ここの問題は本科テキストの「考えよう」のレベルに一致しています。必ず解きましょう。「問題研究」の1ページ目には本科テキストの「深めよう」に対応する問題があり、ここもおさえておきたいところです。2ページ目は応用問題です。授業で習ってなければ後回しにしてもかまいません。なお4,5年の『栄冠への道』と違い「補充問題」はありません。
ところで、「基本確認」の中にある「チェックポイント」という解説部分についてですが、じっくり読んでいる人は少ないようですがとても役立ちます。典型問題の具体的な解き方が丁寧な説明とともにわかりやすく書かれてあります。授業を欠席したときなどは、他人のノートのコピーを見るよりずっと便利でしょう。解法も無理のない正攻法で、裏技的なものに走ったりしていません。担当の先生が、模範解答と違った教え方で復習の時に困っている生徒さんも利用してみましょう。効果絶大です。
このように『本科教室』と『栄冠への道』の必要なところを選んで学習するだけで、カリテまでに3回も4回も基本問題を練習できます。繰り返し復習させるこのシステムをうまく利用し、無理なく実力をつけていきましょう。
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