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今回は、早稲田アカデミーで長年『NN早稲田中』の算数を担当してきた経験を元にNNの学習法についてお話します。

NNのテキストは、過去の入試問題を貼り付けたものではなく、NN担当の先生方が傾向と対策を練りに練って作っています。プレオープンテスト・オープンテスト等も各NNコースの先生方が予想を立てて作っています。この教材・テストをいかに自分のものにしていくかがNNで成果を上げる鍵と言えます。

■毎回のテキストの徹底復習

各NN志望校別コースの教材は先程の話のとおり、過去入試問題をただ載せたものではなく、傾向と対策を考えてのオリジナルテキストです。このテキストを確実に自分のものにしていくことです。クラスによって問題や問題数は違ってくると思いますが、まず、授業で解いた問題を必ず丁寧に復習して下さい。おそらく復習は宿題になっていると思いますが、得意であれば残った問題も復習として解き、苦手であれば、授業で扱った問題をじっくり復習してください。苦戦した問題は二回以上の復習を心がけましょう。

■復習テスト・プレオープン・オープンテスト等の徹底見直し

NN志望校別コースでのテストは、担当の先生方による入試予想問題でもあるわけです。テスト結果に一喜一憂するのではなく、入試予想問題において自分の弱点をみつけ、解き直しをして補強することが、そのまま入試対策の学習になりますので必ず行いましょう。ただ、すべての解き直しとなるとかなり大変ですので、合格ラインを超えられるように問題を選んで解き直しをするといいでしょう。

■宿題に追われないように優先順位をつけて丁寧に！を心がけましょう

NNアタック(一学期の志望校別コース)では、あまり宿題は出ませんが、NN(二学期以降の志望校別コース)では、かなり宿題が出ます。どうしても宿題に追われてしまい雑にこなしてしまう傾向がありますので、宿題に追われてしまうようでしたら、各教科に対して優先順位をつくり、焦らず丁寧にこなすよう心がけてください。そのため宿題がすべて終わらなかったならば、NN担当の先生に遠慮なく相談しましょう。

■仲間でありライバルを目の当たりにすることで、競争心を芽生えさせる。

NN志望校別コースは一教場で行います。競争心と仲間意識を芽生えさせ、学力向上に最も役立つ環境だと思います。同じ学校を目指す仲間がどのように学習しているのか、定着しているのか、を目にしての学習ができます。みんなで、合格して一緒に入学するんだ！という連帯感が粘り強い学習に結びつきます。この環境を大切に勉強して下さい。

■NN志望校別コースでの上位クラスを目標に、でもそれがすべてではありません！

NN志望校別コースでは、コースによってクラス数はちがいますがテスト得点によってのクラス分けがあります。上位になればなるほど合格率は高くなるため、上のクラスに上がることだけに目がいってしまうことがあります。上のクラスに上がる事を目標に頑張ることはとても大切なことですが、上位のクラスに入れなくても、めげずに毎回しっかり指導を受けて、傾向と対策を学習していきましょう。毎年、逆転現象は必ずと言っていいほど起きています。

■志望校についての相談について

志望校における学習相談は、NN担当の先生に、受験校における学習相談は平日授業担当の先生にというかたちになると思いますが、気兼ねなくどちらの先生でもかまわず相談する事をおすすめします。早稲田アカデミーに在籍している生徒さんの場合は、NN担当の先生と平日授業担当の先生との連携は出来ています。NN担当の先生が平日授業担当の先生に授業報告書を送ります。ですので、NNでどのような授業をして確認テストで何点とったのか、何を今やらせたほうがよいのか、などの情報は理解していいます。ただ、早稲田アカデミー以外の塾に在籍している生徒さんは、そうはいきませんので、気兼ねなくNN担当の先生に相談してください。NN担当の先生の校舎に電話して大丈夫です。特に宿題に追われての相談は早めにしたほうがいいでしょう。宿題の量なども調整してくれます。

最後に、NNの教材・テスト等は、出題傾向対策をあらゆる面から考えて作られています。プレオープンテストやオープンテストなどのテストは、紙の質・文字の種類・様式等まったく同じようにこだわって作られています。NNテキスト・プレオープンテスト・オープンテスト・確認テスト等を丁寧に解いて自分のものにして下さい。NN志望校別コースによっては、早稲田アカデミー以外の塾に在籍している生徒さんは早稲田アカデミーオリジナルのバックアップテキストも配布されますが、基礎力強化に大変良いと思います。出来ればこのバックアップテキストも苦手単元だけでもいいので、ぜひ利用してください。

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