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秋も深まり、各メディアでも秋の行楽情報真っ盛りという時期になってきました。もちろん、受験生がいらっしゃるご家庭はお出かけなどしている余裕はないでしょう。模擬試験の追い込みで祝日とはいえ午前・午後とテストが重なり、お子様もご両親も疲労を抱えながらも忙しいスケジュールをお過ごしのご家庭も多いことと思います。

そんな受験生や、受験生の姉や兄を持つ小学校4・5年生のお子さんをお持ちのご家庭に、お勧めの体験が「東京日帰り観光」です。費用は大人でもおひとり様1500円以内、そして、時間は1時間弱で乗り物に乗ったまま楽に東京の主要名所が一周できてしまう方法があります。

それは「はとバス」、そして「水上バス」での東京観光です。

今回一例としてご紹介しますのが、はとバスの中でも人気のコースだという屋根のない2階建てのオープンバス「オー・ソラ・ミオ」で行く「TOKYOパノラマドライブ」です。2階建て、かつ屋根がないバスなので見たことのある東京の街の景色も様変わりして見えます。著者自身も初めて体験した際は、通勤で見慣れたはずの街並みが全く違う感覚で見えたことに大変感動しました。

さて、こちらのコースは、東京駅丸の内南口を出発し、日比谷公園===霞ヶ関===国会前===東京タワー===レインボーブリッジ===お台場===築地===銀座===東京駅 と戻ってくる約60分の車窓見学になります。

東京駅を出発してからまずは皇居方面に。そして、二重橋・桜田門を見ながら国会議事堂へ。霞が関の官公街を各省庁の建物の説明を聞きながら進みます。ビル街でも2階建てのオープンバスから眺めると信号機が意外に大きく見え、新鮮な驚きが感じられます。そして、一番のシャッターチャンスになりますが、東京タワーを真下から眺めるという貴重なアングルを体験。その後、首都高速に乗りレインボーブリッジを通過しながら都心のビル群に目をやると、話題性では今年一番のスカイツリーを見ることができます。

そして、お台場を抜け豊洲方面を通っていくと、何も建物がない広い土地が見えてきます。そこが東京都中央卸売市場の移転予定地だそうです。その説明の後、隅田川にかかる勝鬨橋を渡ると築地市場が見えてきます。そして、銀座和光の時計台や三越を眺めながら銀座の街を走り、バスは東京駅に戻ってきて60分の東京観光は終わりです。

簡単にツアーの内容を書いただけでも、お子さん方が社会科の中で地理・歴史・公民と受験勉強をする中で記憶すべき知識として触れたことのある単語がいくつか出てきたことがお分かりいただけると思います。

資料集やテキストの写真で見たことはあっても、一つ一つを実際に自分で見て歩くことはなかなか難しいでしょう。しかし、こちらのツアーでは一度にたくさんの建物や街並みに触れることができます。また、はとバスのガイドさんがそれぞれの場所で歴史や、その時期に話題になっていることを踏まえながら解説をしてくれるのも大きな魅力です。

同じく都内を周遊する乗り物としてお勧めしたいのが「水上バス」です。隅田川ライン、浅草・お台場直通ライン・お台場ラインとルート複数ありますが、最も江戸情緒を楽しめ、東京の歴史に触れられるのが日の出桟橋と浅草を結ぶ隅田川ラインです。先に上げたはとバスとは反対に、低い視点から隅田川沿いの街を眺めることができます。また、隅田川にはたくさんの個性ある橋がかかっており、国の重要文化財に指定されている永代橋や、はとバスでもツアーに含まれていた勝鬨橋など、たくさんの橋を通ります。

勝鬨橋が昔は跳ね上がる可動式の橋でしたが、今は動かさないこと、動かすには10億円ものかかることなどの話題も、実際に橋を見ながらお話しするのではお子様の興味も変わってくるのではないでしょうか。こちらでも勝鬨橋を通り過ぎると築地市場が見えて来て、バスは浜離宮公園に到着します。浜離宮公園で都会の真ん中とは思えない庭園を散策しながら江戸時代の徳川将軍の歴史に思いを馳せるのもいいでしょうし、そのまま電車で新橋から帰途につくこともできます。

今回ご紹介した、はとバスも水上バスも前日までの予約が必須というものではなく、満席でない限りは当日直前の受付でも大丈夫な工程になっています。また、どちらも窓のないオープンな乗り物になっていますので、お天気のいい日の午後などに乗ってみると爽やかな風が感じられ、都会の真ん中とは思えない気分転換になるのではないでしょうか。ほんの短時間でも旅行気分を味わいながら社会の知識も増やし、また新たな気持ちでお勉強に向かえるような体験を、ぜひご家族で楽しまれてはいかがでしょうか。

われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100％合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。