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先日配信したメルマガでは、塾が発表した合格実績をもとに、今年の塾情勢について、独自の数値を使って分析した結果をご紹介しました。今回は視点を少し変えて、学校ごとに塾の合格者数を見ることで、今年の入試ではどの学校でどの塾が強かったのかを分析します。
前回同様に分析には「学校比(学校発表の合格者人数に対する塾の合格者の割合)」を用います。「学校比」について、改めて説明します。
たとえばある塾の駒場東邦中への合格者数が50名と発表されたとします。学校は合格者数を公表しています(2013年度の駒場東邦の合格者数は281名)から、50名がどれくらいの割合を占めているか大体のイメージはできますが、その値が大きいのか小さいのかは、いまひとつ把握しづらいところです。
そこで塾ごとの学校比を算出することで、どの学校でどの塾がより高い割合を占めたのかなどがわかるようになります。
学校比算出のための数値のデータ元は以下の通りです。
学校比の算出方法は以下の通りです。
学校比=塾の合格者数÷学校発表の合格者数×100
まず東京男女御三家の結果は以下の通りです。( )は昨年の数値です。学校ごとに今年度の数値の高い塾の順に並べます。
やはり、開成、桜蔭をはじめとしてサピックスの圧倒的優位が見られます。それに日能研が次ぐケースが多い中、武蔵でトップに立ち、桜蔭、女子学院でも2位に入る早稲田アカデミーの強さが見られます。
その他の難関上位の学校については以下の通りの結果になりました。
駒場東邦では、他の塾が下がる中にあってサピックスが独走しています。数の大小に違いはありますが、海城も同じような現象になっています。筑波大附属駒場については、他塾が苦戦する中、サピックスが更なる優位に立ちました。女子校に強い日能研が吉祥女子、鴎友女子で見せた数値の伸びはさすがというところです。また、桐朋、巣鴨での早稲田アカデミーの存在感の強さが目立ちます。
早慶を中心とした大学付属校の結果についても見てみましょう。
慶應3校でのサピックスの強さは健在ですが、早稲田アカデミーの付属校での数値の高さも注目に値します。早稲田中のトップこそサピックスですが、他の早稲田系2校ではトップを維持、慶應3校のうち普通部、中等部ではサピックスに次ぐ結果となり、立教新座、立教池袋でもトップに近い2位の位置を維持しています。日能研は立教新座でトップの座を奪うほか、学習院、青山学院、立教池袋で数値を伸ばしました。
まずは神奈川男女御三家の結果です。
まさにサピックスと日能研のマッチレースの様相を呈しています。神奈川に強く、女子校に強い日能研が、その言葉通りにフェリス女学院、横浜共立でのトップを死守しました。ただしフェリス女学院ではサピックスの猛烈な追い上げを受け、横浜雙葉はトップの座がサピックスに入れ替わりました。来年度以降、日能研がどう受けるかが注目されます。
千葉・埼玉の難関校の結果は以下の通りです。
ここでは日能研の優位と、市進学院の強い存在感が目立ちます。
日能研の魅力のひとつは幅広い地域で教室を持っていることです。その力が栄東、淑徳与野、開智といった学校での結果に反映されていると言えます。
市進学院は千葉県から塾展開をスタートしましたので、千葉での実績には定評があります。今年度も渋谷教育幕張こそサピックスをはじめ他塾に及ばないところでしたが、市川、東邦大東邦では十分に拮抗する結果で、昭和学院秀英ではトップになっています。
午後入試を実施するなどの積極的な取り組みで高い人気を集めている2校についても取り上げてみます。
注目すべきは東京都市大付属で、サピックス、日能研が昨年から数値を伸ばしたことです。もとより高い割合を持っていた日能研がさらに数値を伸ばしてトップの座を守りましたが、サピックスが凄まじい勢いで数値を上げてきました。同校が、上位校との併願としても注目を集めた結果とも考えられます。
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