<算数 5年上 第5回>
第5回は『総合』です。基本問題において、第1回から第4回までの基本が理解できているか、確認しましょう。今回は、練習問題の注意すべき問題を取り上げます。
【攻略ポイント1】
※「○の中に数字」の表記が文字化けしてしまう可能性がありますので、マル1、マル2と表記させて頂いております。 「練習問題1」は、割合の問題の中でもマルイチ算と呼ばれる問題です。
- (1)はじめに持っていたお金をマル1として、整頓していきます。本の値段を表す40%は、分数で2/5ですから、本を買った残りのお金は、1−2/5=3/5より、マル3/5と表せます。また、本を買った残りのお金である3/5の5/9は、3/5×5/9=1/3より、マル1/3と表せます。ですから、文房具の値段は、マル1/3より250円安い金額とわかります。本の値段、文房具の値段、最後に残ったお金の合計は、マル2/5+(マル1/3−250)+マル1/3=マル16/15−250円と表すことができます。この数は、はじめに持っていたお金であるマル1と等しいので、マル16/15−250=マル1です。つまり、16/15−1=1/15より、250円は、はじめに持っていたお金の1/15にあたります。よって、250÷1/15=3750より、はじめに持っていたお金は3750円です。
- (2)3750×1/3−250=1000より、文房具の値段は、1000円です。
【攻略ポイント2】
「練習問題3」は、平均に関する問題です。テストの点数の低い順にA点、B点、C点、D点とします。A+B+C=69×3=207点、A+B+D=74×3=222点、A+C+D=79×3=237点、B+C+D =82×3=246点となります。
- (1)207+222+237+246=912点は、A、B、C、Dを3つずつ合計した点ですから、912÷3=304点が、4人の合計点です。よって、304÷4=76より、4人の平均点は76点です。
- (2)4人の合計点である304点から、低い点数のA+B+C=207点を除くと、最高得点のDが求められます。304−207=97より、最高得点は97点です。
【攻略ポイント3】
「練習問題4」は、図形を折った問題です。折った部分は、形も大きさも同じ図形が移動していることに注目します。
- (1)正方形ABCDの面積は15×15=225平方cmで、正方形PQRSの面積は137平方cmです。この面積の差である、225−137=88平方cmは、4つの直角三角形、APS、BQP、CRQ、DSRの面積の合計です。これらの4つの直角三角形を折りましたから、内側に折られた部分である4つの直角三角形の面積の合計も88平方cmです。よって、正方形ABCDの面積から88平方cmを2つ分引いた部分が、かげをつけた部分の面積となります。225−88×2=49より、かげをつけた部分の面積は49平方cmです。
- (2)かげをつけた図形の外角1つは直角ですから、内角1つも直角です。また、辺の長さは、折った直角三角形の直角をはさむ2つの辺の長さの差になっていますから、すべて等しくなります。よって、かげをつけた部分も正方形になります。面積が49平方cmですから、49=7×7より、かげをつけた正方形の1辺の長さは7cmです。この長さは、直角三角形の直角をはさむ2つの辺の長さの差で、この2つの辺の長さの和は、正方形ABCDの1辺の長さである15cmですから、和差算を使って、(15+7)÷2=11より、APの長さは11cmとなります。
<算数 4年上 第5回>
第5回は『総合』です。基本問題において、第1回から第4回までの基本が理解できているか、確認しましょう。今回は、練習問題の注意すべき問題を取り上げます。
【攻略ポイント1】
「練習問題1」は、かけ算とわり算の文章題です。
- (1)春子さんが、24ページずつ読んだ日数は、16−1=15日です。この15日間で読んだページ数は、24×15=360ページ。 そして16日目に15ページ読んで読み終わりましたから、360+15=375より、この本は375ページあります。
- (2)全体のページ数が5ページ多ければ、秋子さんは、20日間すべて、同じページ数を読んだことになります。よって、(375+5)÷20=19より、毎日19ページ読みました。
【攻略ポイント2】
「練習問題4」は、かけ算とわり算の文章題ですが、文章の読み取りが難しい問題です。
問題内容を整頓すると、32箱のうち、18箱にクッキーを9個ずつ入れ、32−18−3=11箱にクッキーを7個ずつ入れたことになります。
- (1)9×18+7×11=162+77=239より、クッキーは全部で239個ありました。
- (2)239÷6=39あまり5より、クッキーを6個ずつ入れる箱が39箱、あまりの5個を入れる箱が1箱必要です。よって、39+1=40、40−32=8より、あと8箱必要です。
【攻略ポイント3】
「練習問題5」は、和差算の文章題です。難しいと思われますので、しっかり取り組んでください。たつや君とのり子さんの2人に配ったカードについて、全部の合計(1から8まで)がわかり、2人の持っているカードの合計の差(8の差)が与えられています。
- (1)8まいすべてのカードの合計は、1から8までの数字の和で36です。また、のり子さんの持っているカードの合計はたつや君の持っているカードの合計より8小さいです。よって、和差算を使って、(36−8)÷2=14より、のり子さんの持っている4まいのカードの数字の合計は14と求められます。
- (2)のり子さんのカードには4がありますから、残りの3まいのカードの合計は、14−4=10です。3まいの合計が10になる組み合わせを考えます。ただし、1から8までのカードのうち、たつや君の持っている3、のり子さんの持っている4を除いて考えます。すると、あてはまるのは(7,2,1)だけです。よって、のり子さんの持っているカードは、数字の小さい方から順に、1、2、4、7です。
われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。