日能研5・6年生 第28回 算数攻略ポイント!

<算数 6年生 第28回>

今週は売買の問題を学びます。まずは、この単元で使われる用語の意味を確認して下さい。原価・定価・売値・利益などの意味がわからないと解きようがありません。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」は原価と定価の関係、定価と売値の関係の基本問題です。2割増しなら1.2倍、2割引きなら0.8倍と式に表して手早く解きましょう。「考えよう2」はいずれも解法が何通りかあるので、解きやすい方法を選択して下さい。(3)は同じ重さで比べます。何gでもかまいません。1gや10gでも、最小公倍数の600gでもできます。(4)は合計金額が同じときは、1個あたりの値段と個数の比が逆比になることを利用します。答を出すだけなら、適当な合計金額を設定してやってもよいでしょう。ここまでは線分図などなしでも解けるようになりたいところです。

【攻略ポイント2】

「考えよう3」は原価・定価・売値の3段階の問題です。このあたりからは線分図をかくことをおすすめします。(2)ですが、3割増しの2割引きは1.3−0.2ではありません。1.3×0.8です。ひき算ではなくかけ算で考えます。最終的にはわり算で1(全体量)にあたる量を求めることになり、これは相当算にほかなりません。この流れで先に「考えよう5」をやってみましょう。すぐに解けなくても、とりあえず線分図をかいてみると、かいているうちに解決の糸口が見つかることがよくあります。

【攻略ポイント3】

さて、「考えよう4」ですが、ここまでと違って、個数も考慮しなくてはならないので、難しく感じるはずです。さらに(2)は抽象的な数字のまま計算することになり、慣れが必要です。「深めよう1」は題材がものの売り買いなのでこのページに載っていますが、ただの差集め算です。「深めよう2」も定価と売値が決まったら、そのあとは普通のつるかめ算です。難しくありません。問16にドルと円の為替の問題があります。小学生にはピンとこない内容ですが、カリテにでる可能性があるので、余裕があったらチャレンジしてみましょう。

<算数 5年生 第28回>

今回から図形分野に入ります。今週は多角形です。具体的には三角形・平行四辺形・台形・ひし形の面積を扱います。4年で学習しているので公式は覚えていると思いますが、なぜその公式で面積が求められるのか説明できるでしょうか。「栄冠への道」に公式の導き方が詳しく載っているので参考にしてみましょう。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」〜「考えよう4」はすべて解けないといけません。十分に練習を積んで下さい。問5は複雑な図形を切ったり、埋めてから引いたりして求めますが、12問中1問だけ他とは異なるアプローチが必要なものがあります。(10)です。逆算で高さを一旦求めておきます。問6の(3)は、全体からまわりを引いて求めます。(5)は斜線部を2つに分けます。この2問は必ず解いておきましょう。

その他では、四角形の分類に関しての問題が重要です。オプション理解の問4の解説に、流れ図やベン図で整理した図が載っているので目を通しておきましょう。

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