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今回最も大切なことは「図を描いて考える」ということです。文章の内容を図式化して、目に見える状態で解決の糸口を探してみましょう。
「考えよう1」は面積図を利用して平均の問題を解きます。4年生の授業で面積図を扱っていますが、面積が具体的に求められるケースについてでした。5年生で習う平均の面積図は、面積が求められない、あるいはあえて求めない場合が出てきます。面積が等しい長方形はたての比と横の比が逆比になることを利用して解きます。
「考えよう2」は和差算・分配算の確認問題です。4年で習っています。5年から通っている方は、ここは授業でさらっと流されるかもしれないので、自分でじっくり練習しておいた方がよいでしょう。
「考えよう3」は差が一定の問題。線分図の左側をそろえるように描きます。同じ分だけ増えたり減ったりする場合はこの考え方が利用できます。年令の問題がこれにあたります。なお、年令の問題は一歳ずつ足したりひいたりしていけばすぐ正解が見つかることも多いため、テストでは地道に書きだすのも悪くはありませんが、普段の勉強では線分図を描いて解く練習をしましょう。
「考えよう4」は和が一定の問題です。全体の長さが変わらない線分図を利用します。「考えよう3,4」ともに比をそろえるところがスムーズにできるかどうかが一つのポイントです。図もごちゃごちゃしてくるので、あまり小さく描くと見づらくなります。
上位クラスの人は問11に挑戦して欲しいです。和も差も同じではありません。線分図をまるごと何倍かしてそろえます。なお、解答には比例式を利用した別解がのっています。そちらの方が手間がかからず実践的なので参考にして下さい。
小数の四則混合計算と分配法則の利用がテーマです。計算のルールは前期に整数の計算で学んでいます。今回新しく覚えることは特にないのですが、小数になっただけでミスが大幅に増えます。特にかけ算、わり算は暗算で済まそうとすると小数点の位置をまちがえることがあるので注意しましょう。
問4は分配法則に持ち込む前にひと工夫必要な問題です。ぜひマスターしておきたいテクニックです。今回は今まで学んだ小数計算のまとめの回でもあります。小数点の位置の打ち間違えがなくなるまで十分練習を積みましょう。
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