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躍進する早稲田アカデミーの合格実績の源、それが「NN(何がなんでも)コース」です。早稲田アカデミーの新6年生はもちろんのこと、他塾の新6年生でもNNコースは気になるところだと思います。そこで今回は、新6年生に向けて「NN」とはどのような講座なのか、入会試験に合格するためのポイントとは、といった内容を中心にご説明を進めて行きます。
今回の内容は以下の5点です。
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1.「NN」とはどんな講座なのか?
2.NNのクラス編成、講座内容、開催会場について
3.NNコース受講までの流れ
4.NN志望校別コース/難関プログレスコースに合格するために!
5.まとめと補足
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「NNクラス」には、学校名のついた「NN志望校別コース」と、それ以外の学校を目指す生徒さん対象の「NN難関プログレスコース」があります。
「NN志望校別コース」は、同じ学校を目指すお子様を一つの会場に集め、長年その学校の入試問題を研究し続けている講師が、教材の開発から授業、進路面談、保護者説明会、個別カウンセリングに至るまで、その学校に必要とされる「すべて」を行っている完全志望校別対策講座です。同じ中学校を志す受験生が一堂に会し、かつ少人数にクラス分けされた「NN志望校別コース」は、ライバルたちと競い合い、入試までの学習意欲を継続させられるコースです。
1学期の授業は月に2回、日曜日の午前9時30分から18時まで1日に3科目の授業が実施されます。早すぎず、遅すぎず日曜日を志望校対策に充てることができます。また、受験半年前となる2学期は、日曜日の授業に加え、土曜日を利用した「土曜特訓」も始まります。苦手な科目に絞った「弱点補強講座」です。更に入試直前期には「正月特訓」「直前そっくりテスト5本勝負」も実施。受講生の中での順位も公表され、直前期まで合格に必要なすべてを提供してくれる志望校対策講座がこのNN志望校別コースです。
第1回志望校別コースの保護者会は例年3月に開催されます。保護者会説明会についての詳細は、早稲田アカデミーのホームページで確認できます。
「NN難関プログレスコース」は小6の内部生を対象とした、NN志望校別コース以外の難関校を目指すお子様向け講座です。難関校をターゲットとして、各テーマの重要事項を基本から確認する授業と、その演習が中心になります。日曜日のみの開催で、NN志望校別コースのような土曜特訓はありません。日曜日に十分な演習量を確保できることが魅力です。通常通っている教室によって指定会場(校舎)が決まっています(詳しくは次の章に一覧表を貼っておきます)。志望校が「NN志望校別コース」の学校以外の生徒さんだけでなく、残念ながら志望校別コースに合格できなかった生徒さんが受講するケースもありますが、「NN難関プログレスコース」に在籍しながら、「NN志望校別コース」の入室テストを受けて、合格した場合には志望校別コースに変更することもできます。
ここでは、「NN志望校別コース」、「NN難関プログレスコース」のクラス編成や講座の内容、開催会場などについてご説明します。
(ア)日曜コース(志望校別対策):通常授業の無い日曜日に4科目の志望校対策。
時間割 9:30~12:00/12:45~15;15/15:30~18:00
(前期:4月から7月、後期:9月から1月)※昼食が必要です。
(イ)平日講座
日曜に受講できない方も、平日に志望校対策が受講可能です。通常通っている教室ではなく、指定された教室に通って受講します。
(ウ)土曜コース(苦手科目対策)
1回完結型。伸ばしたい科目を選択します。開催教室は、日曜コースと同じです。都合が合わない場合は、当該会場から配信するZoom講座に参加することも可能です。
(エ)その他の講座 開催教室は、日曜コースと同じです。
① 個別ゼミ;志望校対策に特化した授業を講師が個別に実施します。
② 夏期集中特訓;8月の夏期講習が無い日程の5日間に実施します。
③ 正月特訓;年末年始の5日間に実施します。
※【首都圏外・海外】からもZoomを用いた双方向授業が受講可能です。
1. 「早稲田アカデミーオンライン校」で検索します。
2. オンライン校に関する詳細な資料を請求することが出来ます。
※オンライン校からの合格実績もホームページで確認できます。
時間割 9:30~12:00/12:45~15;15/15:30~18:00
(前期:4月から7月、後期:9月から1月)※昼食が必要です。
(1)入会資格審査試験を受験
志望校別オープン模試兼NN志望校別コース入会試験(無料)を受験します。この試験は指定の会場で受験する「正規受験」のほか、別日の「自宅受験」も可能です。午後受験を含めて複数受験が可能です(午前にNN麻布を受験して、午後にNN開成を受験するなど)。なお、「正規受験」(当日の会場受験)の成績優秀者には【特待認定】があります。例年、試験は5回(4月、5月、7月、9月、10月)実施されます。
志望校別オープン模試は、現状の学力から合格可能性を診断する「4科そっくり模試」で、志望校の出題形式と同じ形式で作成されたテストです。この模擬試験の合格に向けては、早稲田アカデミー内部生であれば、通常の授業の復習に努めることが最優先です。出題形式に慣れるという意味で、志望校の過去問を見ておくのは良いでしょう(時期によっては、カリキュラムが終了していない科目もあるでしょうから、すべての問題を解くという意味ではありません)。例えば、NN開成を志望される場合、開成中学の過去問を見ておくという意味です。
注意が必要なのは、志望校別だからと言って、その学校の形式にばかり意識し過ぎてはいけないということです。通常のカリキュラムが未消化では、形式に慣れる練習も効果が薄れます。まずは通常授業で習った範囲の定着を一番に取り組むことが重要です。
(2)合格通知
各クラスが設定する合格基準点を超えると受講申込書が渡されます。
※第1回志望校別オープンで合格した場合は、第2回志望校別オープンの結果に関わらず入室資格が有効となり、前期中7月まで受講可能となります。
(3)受講申し込み
受講を希望されるコースに申込書を提出します。なお前述の通り、NN志望校別オープン模試は、午後受験を含めて複数受験が可能です。複数コースに合格した場合は最終的にどのコースで受講するか決定する必要があります。また、第一希望の学校がNN志望校別コースに無い場合でもNNのコースで学習することが有効な場合もあります。例えば、女子校のコースは御三家のコース(桜蔭・女子学院・雙葉)のみ存在します。慶応中等部や渋谷教育学園渋谷、豊島岡女子など御三家の併願校として選ばれる難関校が第一希望の場合でも、NN御三家コースの受講を検討しても良いでしょう。この場合、実際に御三家を受験しなくても問題や試験の特徴(試験時間に対する処理量の割合など)に合わせて決定することをおすすめします。具体的には、女子学院は算数の処理スピードが要求されるため慶応の入試問題との相性は良いといったように、です。
実際、慶応中等部が第一希望で「NN女子学院」を受講したお子様がいます。女子学院の受験は当初お考えではありませんでしたが、最終的に2月1日の受験に「女子学院」受験⇒合格、2月2日に「慶応湘南藤沢(SFC)」受験⇒合格、2月3日に「慶応中等部」受験⇒一次試験合格を勝ち取られた例もあります。
コースの選択については、出題傾向などの情報が必要ですので、教室の先生にご相談することをおすすめします。
(1)入会資格審査について
専用の選抜試験は無く、以下テストの結果で審査されます。テストごとに入会基準点が設定され、普段通っている校舎で選抜結果を聞くことになります。前期(4月から7月)と、後期(9月から1月)に分かれます。
① 前期:【4月】からの入会基準
[1]3月実施の「組分けテスト」
[2]4月実施の「合不合判定テスト①」
② 前期:【6月】からの入会基準
5月実施の「組分けテスト」
※前期試験で一度得た受講資格は、7月まで失効しません。
③ 後期:【9月】からの入会基準
[1]7月実施の「合不合判定テスト②」
[2]9月実施の「合不合判定テスト③」
④ 後期:【11月】からの入会基準
10月実施の「合不合判定テスト④」
⑤ 後期:【12月】からの入会基準
11月実施の「合不合判定テスト⑤」
⑥ 【正月特訓・1月】からの入会基準兼クラス分け
12月実施の「合不合判定テスト⑥」
(2)受講申し込み
基準をクリアしていれば、受講可能となります。難関プログレスはNN志望校別とは異なり、特定の学校対策授業とはなりません。どの学校を受験するかに関わらず、重要な基本事項から、高難易度の演習問題まで幅広い難度の演習問題が用意されています。
上述のテストでの基準点は高めに設定され、実際に基準をクリアできるのは、SBクラスの上位生(SSクラスの経験者)やSSクラスのお子様が中心になります。御三家や早慶以外の難関校として挙げられる、東京都では海城中、渋谷教育学園渋谷中、国立附属中学他、神奈川県では聖光学院中、栄光学園中、浅野中、フェリス女子学院他、千葉県では、市川中、東邦大東邦中他を志望校としてお考えのご家庭は、難関プログレスでの受講を検討されると良いでしょう。
なお、前期は、難関プログレスコースに在籍して後期(9月)から志望校別コースに通うなど、NN志望校別コースの入室テストで合格して、コースを変更する事例もあります。
新学年のクラスは、1月の志望校判定テストや組分けテストで決定します。NN志望校別コースの入会を目指すのであればこの時点でSSクラスに所属できるように準備を進めたいところです。
NN志望校別コースは4月から開始され、3月のオープン模試で入室権利を得られることは前述の通りです。5年生のうちに、5年生までの学習内容を定着させること、冬期講習や正月特訓を利用して苦手科目をつぶして得意科目は伸ばす行動を取ることがNN入室のためには必須です。SSクラスとSB/SAクラスでは利用する教材が異なります。上位クラスから開始できることで、合格に向けてのスタートダッシュからライバルに差をつけていくことが出来る訳です。
NN難関プログレスコースを目指す場合も、前述の通りSBクラスの上位生(SSクラスの経験者)やSSクラスのお子様が中心となりますので、早期にSSクラスに所属できるように演習を進める必要があります。
特に配点の高さと内容の難しさから、大きな差が付きやすい「算数」の学習習慣が非常に重要であることは言わずもがなです。早稲田アカデミーでは、四谷大塚の教材「予習シリーズ」を利用して授業が展開されます。そして、この予習シリーズは2021年に当時の新4年生分から改訂され、2022年には5年生の予習シリーズが改訂されました。改訂版の予習シリーズでは「例題」から高難易度になりましたし、進度も速くなりました。授業内での板書では、別解を紹介されることもありますので、授業を集中して聞いて理解に努めること、板書をしっかりノートに取って帰ることなど当たり前のことを当たり前に進めることを、まずは徹底しましょう。
加えて、家庭学習では「例題」を大切にして学習を進めて下さい。「例題」では入試問題に取り組むために必要な図の描き方や考え方を含む問題を扱います。この「例題」を自分で再現できるようにする訳です。例題の再現が出来ないままに、宿題で指示された演習問題を進めようとしてしまえば、「宿題が多い(大変、不満だ)」「時間をかけているのに成績が上がらない(不安)」という事態になります。
早稲田アカデミーは、宿題が多いと評されます。しかしながら、こうした学習姿勢から変えて状況を好転することで、学習の基盤が固められます。NNに入室するために特別な対策を講じるのではなく、普段の演習内容をその都度確実に固めておくことが、入室のための最善の策となります。是非、参考になさってみてください。
NN志望校別コース、NN難関プログレスコースにはクラス分けがあります。前期は一番下のクラスから上のクラスに上がれずにいたお子様が、後期は継続して最上位クラスに在籍できた事例があります。それでもクラスの昇降ばかりに気を取られて、目前のテストのたびにそのテストの勉強をすることを習慣としてしまわないように気をつけましょう。継続して学習に取り組み、「例題」というお手本を見に付けた後には自分の頭で考え続けることを努力できる姿勢を持つお子様こそ、こうした逆転を成し遂げられるのです。ただ闇雲に演習量を増やしていれば、いつか出来るようになる訳ではないのです。
お手本の考え方を抜きにして演習することは、不安を積み重ねてしまうだけです。予習シリーズの「例題」や「類題」を自力で再現できることを確認ポイントとし、○なら「基本問題」「練習問題」更には演習問題集に進む、×なら「例題」をその場で再現できるまで練習する、これはNN入室、NNでのクラスアップだけでなく、志望校合格のためにもぜひ実践して頂きたい演習方法です。です。こうした演習を重ねた上でSSクラスのお子様でしたら、「最難関問題集」の応用Aまでが出来れば、NNでも十分上位に入れます。
上位クラスに在籍しているからと言って、基本が抜けた状態で高難度の問題ばかり取り組んでいたら、成績が落ちてしまうのは当然と言えます。
さて、最近の入試では「思考力」を問う問題が増えていることが紹介されますが、だからと言って、お手本の知識・手法を覚えずに、ただ考えるという学習をしてはいけないということを強調させて頂きます。理科でも社会でも基本知識が抜けた状態で問題を「正しく考える」ことは不可能ですから。
お子様の合格を切に願います。
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