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第9回 物語文にみるみる強くなる語彙600 【241〜270】

【9分】 2022年04月22日

毎日スキマ時間に聞くだけで物語文読解力がみるみる身につく!

【物語文読解に絶対必要な語彙600】

覚えて欲しい言葉、意味、例文の順に読み上げていきます。特に例文の状況を思い浮かべながら聞くのが物語に強くなる近道です。倍速再生もできますので慣れてきたら聞くスピードを上げてみてください。
塾の行き帰りや寝る前などに繰り返し聞いて物語文にどんどん強くなってください。

内容

<第9回>
No.241『やんわり』⇒やわらかである様子。穏やかに。 
[例文]あてにしていたのに、やんわり断られてしまった。
No.242『胆力(たんりょく)』⇒簡単には物事に動じない気力。度胸。 
[例文]誰もがしり込みしてしまうあの場面でも冷静に行動した彼の胆力には驚かされた。
No.243『折り合う』⇒対立している者が、ゆずり合って意見を一致させる。 
[例文]あの当時、私は父とうまく折り合うことができなかった。
No.244『こまめ』⇒労を惜しまず、気軽によく働く様子。 
[例文]あのつらい時期に、こまめに連絡をくれたことにとても感謝している。
No.245『罪滅ぼし(つみほろぼし)』⇒良いことをして過去の罪を埋め合わせること。 
[例文]彼は罪滅ぼしのつもりなのか、憎まれ役を買って出てくれた。
No.246『合点(がてん)』⇒同意すること。納得すること。 
[例文]すべてのいきさつを知って、ようやく合点がいった。
No.247『心底(しんそこ)』⇒心の底から。 
[例文]親友だと思っていた彼の言葉が嘘だと知って、心底がっかりした。
No.248『調達(ちょうたつ)』⇒必要なものなどをとりそろえること。 
[例文]どこで調達してくるのか、彼の部屋はガラクタでいっぱいになっている。
No.249『精通(せいつう)』⇒ある物事についてくわしく知っていること。 
[例文]この町の地理に精通している彼はすべての裏道を把握している。
No.250『到底(とうてい)』⇒どうしても。どうやったところで。 
[例文]到底間に合わないと思っていたところ、友達が手伝いにきてくれた。
No.251『おぼろげ』⇒ぼんやりしている様子。 
[例文]おぼろげな記憶だけど、たしかここに彼の家があったはずだ。
No.252『車座(くるまざ)』⇒多くの人が輪の形にならび、内側を向いて座ること。 
[例文]気が付くとみんなが車座になって彼女の話を熱心に聞いていた。
No.253『示唆(しさ)』⇒それとなく教え示すこと。ほのめかすこと。 
[例文]ふと見せた悲しげな表情が、彼の置かれたつらい環境を示唆していた。
No.254『思わせぶり』⇒何か意味がありそうな言葉やしぐさで期待をもたせること。 
[例文]彼の思わせぶりな物言いに僕たちはすっかり騙されてしまった。
No.255『気兼ね(きがね)』⇒他人を気遣って遠慮すること。 
[例文]初めて気兼ねなくものを言い合える友達ができた。
No.256『理不尽』⇒物事の筋道が立たないこと。道理に合わないこと。 
[例文]その規則はどう考えても理不尽だ。
No.257『従順』⇒素直で人に逆らわないこと。 
[例文]幼いころは兄に従順だったが、今はライバルだと思っている。
No.258『すかさず』⇒間をおかないで行動する様子。すぐさま。 
[例文]先生の質問に彼女はすかさず答えてみせた。

No.259『三々五々(さんさんごご)』⇒三人ずつ、五人ずつというように、少人数がまとまって行動する様子。 
[例文]集合時間が近づいてきて、三々五々、クラスのみんなが集まってきた。
No.260『盛況(せいきょう)』⇒人が多く集まって、活気にあふれている状態。 
[例文]イベントは観客が会場に入りきれないほどの盛況ぶりだった。
No.261『唐突(とうとつ)』⇒前ぶれもなく突然に物事を始めること。 
[例文]唐突に当時の記憶がよみがえってきた。
No.262『さりとて』⇒そうだからといって。 
[例文]引っ越してきた家は、部屋は少し狭いが、さりとて居心地が悪いわけではない。
No.263『露骨(ろこつ)』⇒あからさまなこと。むきだしなこと。 
[例文]彼の僕へのライバル心が日に日に露骨になってくる。
No.264『杞憂(きゆう)』⇒する必要のない心配。取り越し苦労。 
[例文]どうなることかと気を揉んだが、杞憂に終わった。
No.265『几帳面(きちょうめん)』⇒性格や行動が折り目正しく、細かなところまできちんとしていること。 
[例文]綺麗に折りたたまれたハンカチに彼の几帳面さが表れている。
No.266『案の定(あんのじょう)』⇒予想通りの結果になる様子。 
[例文]悪い予感はしていたが、案の定、悪い知らせだった。
No.267『悪びれる(わるびれる)』⇒恥ずかしがる。自分のしたことを悪いと思う。 
[例文]謝るどころか悪びれる様子もない。
No.268『溌溂(はつらつ)』⇒動作・表情などが生き生きとして元気のよい様子。 
[例文]入学式の会場は、はつらつと前を向く新入生であふれていた。
No.269『片っ端(かたっぱし)から』⇒順序を問わず、何にでも行為を及ぼす様子。 
[例文]目の前に並んだ料理を片っ端から平らげていった。
No.270『迂闊(うかつ)』⇒うっかりしていて心の行き届かないさま。 
[例文]迂闊にも口を滑らせてしまった。

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