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第19回 物語文にみるみる強くなる語彙600 【541〜570】

【9分】 2022年07月08日

毎日スキマ時間に聞くだけで物語文読解力がみるみる身につく!

【物語文読解に絶対必要な語彙600】

覚えて欲しい言葉、意味、例文の順に読み上げていきます。特に例文の状況を思い浮かべながら聞くのが物語に強くなる近道です。倍速再生もできますので慣れてきたら聞くスピードを上げてみてください。
塾の行き帰りや寝る前などに繰り返し聞いて物語文にどんどん強くなってください。

内容

No.541『率先(そっせん)』⇒人の先に立って物事を行うこと。
[例文]先生に嫌がらせをする雰囲気を率先して作っていたのが彼だった。
No.542『心して』⇒十分に注意して。よく心構えして。
[例文]これが先輩たちの高校最後の演奏になるので、心して聞こう。
No.543『しっくり』⇒物事や人の心がほどよく調和している様子。
[例文]いつもと同じ教室なのに、彼の大きな笑い声がないとどうもしっくりこない。
No.544『言いそびれる』⇒言い出す機会を失って言わないでしまう。
[例文]ずっと言いそびれていた感謝の言葉を、今日やっと伝えることができた。
No.545『寡黙(かもく)』⇒口数が少ないこと。
[例文]最初は寡黙な印象だった彼も、毎日顔を合わせるうちに徐々に話してくれるようになった。
No.546『目新(めあたら)しい)⇒今まで見たことがない。
[例文]校則の厳しい僕らの学校の中では、自由に振る舞う彼は目新しい存在だった。
No.547『口々(くちぐち)に』⇒大勢の人がそれぞれものを言うこと。
[例文]あの頃僕たちは、部活帰りに最後の大会にかける想いを口々に語っていた。
No.548『出くわす』⇒たまたま出会う。偶然に会う。
[例文]よりによって私が泣いているときに、ライバルに出くわしてしまった。
No.549『壮大(そうだい)な』⇒大きくて、りっぱなこと。
[例文]全国大会出場という壮大な目標を掲げて、僕たちは新しい部を立ち上げた。
No.550『意気揚々(いきようよう)』⇒得意で誇らしげな様子。
[例文]優勝はできなかったが、ベストを尽くした彼らには意気揚々と帰ってきて欲しい。
No.551『手放(てばな)し』⇒遠慮や気兼ねをしないこと。
[例文]レギュラーになれなかった人たちのことを考えると手放しに喜べない。
No.552『不承不承(ふしょうぶしょう)』⇒気の進まないままに行う様子。
[例文]不承不承引き受けた部長だったが、今となってはやってみて良かったと思っている。
No.553『聡明(そうめい)』⇒理解力・判断力にすぐれ、かしこいこと。
[例文]優しくて聡明な部長は、下級生の憧れの的だ。
No.554『意気投合(いきとうごう)』⇒互いに気持ちが一致すること。
[例文]彼女の事はちょっと苦手だったけれど、好きなバンドの話ですっかり意気投合した。
No.555『うろたえる』⇒思いがけないことに驚き取り乱す。
[例文]ずっと隠してきた本音を言い当てられて、うろたえてしまった。
No.556『せがむ』⇒しつこく頼る。ねだる。
[例文]私とは違って妹は親にせがむのがうまい。
No.557『とっさ』⇒きわめて短い時間。瞬時。
[例文]その話を聞いたときにとっさに頭に浮かんだのは、彼の寂しげな後ろ姿だった。
No.558『ありふれる』⇒平凡でどこにでもある。
[例文]こんな時にありふれた言葉しかかけてあげられない自分が情けない。
No.559『はぐらかす』⇒相手の追及を逃れようとして話の焦点をずらす。
[例文]転校してきた理由を聞いても、彼ははぐらかすばかりだった。
No.560『しばしば』⇒何度もくり返される様子。たびたび。
[例文]当時は夕飯を食べられないことがしばしばあるほど苦しい生活だった。
No.561『おもねる』⇒人の気に入られるようにふるまう。 へつらう。
[例文]クラスの権力者におもねるぐらいだったら無視されたほうがマシだ。
No.562『板につく』⇒経験を積んで、動作・態度・服装などがいかにもそれに似合ったものになる。 [例文]いつも家で料理をしているだけあって、彼の包丁さばきは板についていた。
No.563『試練(しれん)』⇒心の強さや実力の程度が厳しくためされるような苦しみ。
[例文]唯一の理解者である友人を失ったことが、当時の私には最大の試練だった。
No.564『上目遣(うわめづか)い』⇒顔は動かさないで目だけを上に向けて相手を見ること。主に照れや引け目を感じている様子をあらわす。
[例文]大喧嘩をした翌日、彼女は上目遣いでおはようと小声でつぶやいた。
No.565『それとなく』⇒それとはっきり示さずに。遠まわしに。
[例文]こういう場合は、それとなく聞き出そうとするものだが、彼はストレートに質問してきた。
No.566『見かねる』⇒黙って見ていることができない。
[例文]上級生に問い詰められて困っている彼を見かねて、思い切って声をかけたのがきっかけだった。
No.567『段取り』⇒事がうまく運ぶように手はずを整えること。
[例文]先輩たちが段取りをつけてくれたおかげで、無事に演奏会を終えることができた。
No.568『うずく』⇒ずきずきと痛む。 物語では主に心の痛みをあらわす。
[例文]私のせいで怪我をしてしまった彼の傷跡を見るたびに胸の奥が疼く。
No.569『この期(ご)に及(およ)んで』⇒今となっては遅すぎるという気持ちを表す。
[例文]この後に及んで、まだ謝ろうとしない彼をクラスのみんなは白い目で見ていた。
No.570『むさくるしい』⇒散らかっていてだらしがない様子。
[例文]むさ苦しい部室だろうと覚悟していたが、意外にも小綺麗で整理されていた。

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