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第6回のテーマは「比の意味と操作~比の決定・比例配分・逆比・比の合成~」です。今回のポイントは「比に関する知識の理解と、演習を通じて比の計算をできるようにする」です。前回から引き続き、比に関する知識をまとめて学習する回になります。前回と同様に演習を重ね、理解を深めていくようにしましょう。特に逆比と比の計算は、次回以降は計算手順として使います。今回で確実にできるようにしましょう。
「学び1」では比で分けることについて、「学び2」では逆比について、「学び3」では比を使った計算について学習します。
「学び1」では、前回学習した比を利用して、比の「1あたり」を求める方法を学習します。線分図の使い方も含め、復習しておきましょう。
「学び2」では、逆比について学習します。知識としては124ページ「やってみよう!」にある通りですが、計算の考え方としては123ページ「やってみよう!」が非常に重要です。特に項が3つのときの逆比の考え方は必ず練習しましょう。単純に前項と後項を入れかえるだけ、と覚えないように注意しましょう。
「学び3」では、比を使って計算する方法を学習します。126ページ「やってみよう!」にある通り、比を使えば普段の計算と同じようにかけたり割ったりできることがわかります。その時、計算しているのは「比」なのか、「実際の数」なのかをきちんと自分で判断して使えることが重要です。比を記号で囲んだりするのも一つの手です。その時に何を求めているかを確実にとらえられるようにしましょう。
演習では、129ページ~130ページ問1~問6の基本問題はもちろんのこと、132ページ問1・問2の比の配分問題、133ページ問3・問5、134ページ問6の比の計算問題、135ページ問9・問10の比1あたりを求める問題を取り組むとよいでしょう。テストで出やすい問題になります。とくに問6・問9はこの時期のテストに非常に出やすいです。解き方も含めて理解を深めておきましょう。
前回に引き続き、テーマは「図形を使った場合の数」です。今回のポイントは、「数えもれを防ぐ、ていねいな数え方を身につける」です。基本の考え方は前回と同じですが、今回はより数えもれが起こりやすい問題を扱います。「どう数えれば数えもれが少なくなるか」を自分で考えながら、まとめ、求めるようにしていきましょう。
「学び1」では、ぬり分け問題を、「学び2」では、正方形の個数の調べ上げを、そして「学び3」では長方形のしきつめ方を学習します。
「学び1」では、前回の「並べ方」で考えられることが重要です。実際にぬり分けるだけでなく、樹形図で解く方法も練習するとよいでしょう。
「学び2」「学び3」では、調べ上げの方法を考えます。「学び2」では、1×1の正方形、2×2の正方形、といったように、自分で必要なまとめ方を考えることが重要です。表を使うなどして、わかりやすいようにまとめる作業を練習しましょう。
「学び3」のしきつめ方は「前の図形を活用する」調べ上げの重要例題です。99ページの4枚しきつめを考えるとき、98ページの3枚しきつめに1枚加えて長方形を作る、と考えたほうが調べる時間や手間が省け、数えもれも少なくなります。ぜひ今のうちに習慣として身につけておきましょう。
演習では、100ページ~102ページの基本問題はもとより、104ページ問3の点を結んでつくる正方形を数える問題、問4の色のぬり分け問題、105ページの問5の三角形をかぞえる問題は必ず取り組んでおきましょう。入試でそのまま出ることもある問題となります。特に問4の色のぬり分け問題は、ぬる場所と使う色数が同じ、または色数のほうが多い場合には前回学習した並べ方を、ぬる場所が多い時には必ず1か所以上は同じ色になるので、どこが同じ色になるかを考える場合分けが必要になります。ぜひ今回で考え方を身につけておくとよいでしょう。
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