要チェック!重松清「小学五年生」

中学受験国語の定番「重松清」を受験教材として活用するための決定版『小学五年生』(文藝春秋刊、¥1,470)が先三月に出版されました!全17篇の短編集となっています。「重松清」は2007年度入試でも、市川中(『その日のまえに』)、渋谷教育学園渋谷中(『きみの友だち』)など、6校においてその作品が出典となったほか、この作品の中から1篇が平成17年度の麻布中で、別の1編が昨年の四谷大塚合不合判定テストで出題されたことからも、その価値を感じることが出来ます。

全篇の主人公は小学五年生の男子。彼らが生活の中で否応なく感じる、孤独感・喪失感が季節感を交えて表現されています。父親を亡くした少年が主人公の『ケンタのたそがれ』友人を亡くした少年と主人公との心の交流が描かれる『友だちの友だち』、祖父を亡くした少年の、葬儀での一日を綴った『タオル』(麻布中出題)などは、私ども大人が読んでも、胸が熱くなる内容となっています。また、その魅力のひとつが「文の長さ」です。麻布中で全文が出題されたように、1篇の長さがちょうど上位校が大問1問で出題する長さとなっていますので、読書が苦手な生徒さんでも読みやすく感じられます。

まずはお父さん、お母さんがお読みになられて「面白かったから読んでみたら」と生徒さんにおススメしてみて下さい。そして、「感想文を書きなさい!」ではなく、「ここではこの子はどんな気持ちになったのかな」と、聞いて「なぜその気持ちになったのか」を必ず確認して下さい。話すことによって子供さんの頭の中で“どの出来事が原因で気持ちがどう変化したのか”という『主人公の気持ちのフローチャート』が整理されていき、知らず知らずのうちに国語の読解力がメキメキ上達して行きます! ぜひ、このゴールデンウィークを、その機会としてください!

しかし、どうしても国語が苦手だぁ!という場合は、われわれ中学受験鉄人会の「国語のプロ家庭教師」にお任せください!壁のようにそびえ立つ「長文」という敵に打ち勝つための武器(知識やテクニック)の吸収(インプット)と「言いたいこと」を的確にまとめ、表現する記述のトレーニング(アウトプット)指導により「試験で点が取れる」力を伝授します!国語は一度「力」がつくとなかなか落ちません。算数のように乱高下せずに安定して点が取れるので、受験では大きな味方となります。ぜひ中学受験専門プロ家庭教師の「力」で国語を得意科目にしてください!

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