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大手塾では入試報告会が開催され、今年の受験を振り返る時期になりました。2013年度の中学受験には、どのような特徴があったでしょうか。ここでは塾が発表した合格実績をもとに、今年の塾情勢について、独自の数値を使って分析した結果をご紹介します。
分析に用いた数値は「学校発表の合格者人数に対する塾の合格者の割合」です。以下「学校比」とします。
たとえばある塾の駒場東邦中への合格者数が50名と発表されたとします。学校は合格者数を公表しています(2013年度の駒場東邦の合格者数は281名)から、50名がどれくらいの割合を占めているか大体のイメージはできますが、その値が大きいのか小さいのかは、いまひとつ把握しづらいところです。
そこで塾ごとの学校比を算出することで、どの学校でどの塾がより高い割合を占めたのかなどがわかるようになります。
学校比算出のための数値のデータ元は以下の通りです。
学校比=塾の合格者数÷学校発表の合格者数×100
今年もサピックスの強さが目立ちました。主な難関校の学校比で50%以上になった学校を挙げてみると、以下の通りになります。( )は昨年の数値です。
と、そうそうたる学校が並びます。
開成、駒場東邦、巣鴨は合格者の約6割、筑波大附属駒場に至っては約7割をサピックス生が占めるという、凄まじい結果になりました。
昨年から数値を上げた学校として、上記の駒場東邦、巣鴨、慶應普通部の他に、渋谷教育幕張31.16%→39.1%、早稲田実業21.25%→27.63%などが挙がります。
難関校でのサピックスの強さが改めて際立つ結果でした。
日能研は地域としては神奈川で強く、また女子校に強い特徴があります。神奈川男女御三家のうち、栄光学園・聖光学院・浅野の男子三校はサピックスに及ばず、横浜雙葉も今年はサピックスに抜かれる結果となりましたが、フェリス女学院・横浜共立学園ではトップの数値を維持しています。
また大学付属校で、数値の伸びが見られました。
早稲田アカデミーですが、まずは早稲田大学の附属校・系属校の実績が以下の通りです。
早稲田中はサピックスにトップの座を譲りましたが、他2校では強さを維持しています。
また、男子御三家の一角、武蔵の学校比で日能研を抜いてトップに躍り出ました。
その他、女子御三家はいずれも昨年から数値が向上しています。
武蔵や雙葉は御三家の中で、サピックスの学校比が比較的数高くない学校なのですが、同じく上位校でサピックスの学校比が低い桐朋中で、早稲田アカデミーの数値が上がりました。
市進学院はもともと千葉県・市川市から塾展開をスタートしたこともあり、千葉地区での実績には、これまでも高い評価を得てきました。
渋谷教育幕張、市川、東邦大東邦では、難関校に強いサピックスに及びませんが、昭和学院秀英や江戸川取手では、十分にサピックス、日能研と勝負できる数値になっています。
その他、以下の学校で昨年から数値を伸ばしています。
いずれも人数としては少ないですが、伸び率は大きくなっています。
2013年度入試で注目すべき学校を取り上げます。まずは世田谷学園。昨年、東京大学に12名が現役合格したこともあり、全日程で応募者数が増加しました。
サピックスの大きな伸び率が目立ちます。
また、午後受験を実施して人気を集めている東京都市大付属は以下の通りです。
日能研がトップの座を死守していますが、サピックス、早稲田アカデミーが猛烈な追い上げを見せており、来年度入試の結果が注目されます。
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