日能研5・6年生 算数・国語 今週の攻略ポイント!

<算数 6年生 第38回>

水そうが登場するいろいろな問題を扱います。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」と「考えよう2」は容器の入れかえの問題です。水を移しかえても体積は変わらないため、直方体や円柱などの柱状の容器の場合は、底面積×深さが一定です。ということは底面積と深さは逆比になります。この関係を利用すると、体積を求めなくても済みます。円柱の場合、底面積の比は半径の比の2乗になることに注意して下さい。

【攻略ポイント2】

「考えよう3」は水そうに棒を沈める問題です。面積図をかくと平均の問題と同じ要領で解けます。問9のような棒を途中まで入れる問題も解けるようにしましょう。「考えよう4」と「考えよう5」はグラフとの関係を読みとる問題です。速さのグラフと同じ感覚で、増えたり減ったり、ベースが変わったりするのはなぜなのか考えます。グラフの折れているところで何が起っているのか明らかなので確実に答えられるようにしましょう。問11、問12も解いておきましょう。これでも簡単なレベルです。
「深めよう1」は空気と水の比で考えると、体積を求めずに済みます。体積を利用する場合は、水より空気に注目すると、少しだけ楽です。問6のような水面下の形が複雑な立体の場合は明らかに空気の量ですすめた方がよいです。

【攻略ポイント3】

「考えよう5」は、上昇した分の水の体積が、はじめに水面の上に出ていた部分の体積と同じであることを理解したいところです。ここを納得できれば「考えよう3」と同じように解けます。テキストにありませんが、これ以外で解いておきたいタイプの問題がいくつかあります。水そうを傾けて水をこぼす問題や、水そうに棒を1本、2本、3本と追加して入れていき、水面が棒の高さを超える問題などは一度経験しておくべきでしょう。水そうとグラフの問題では、じゃ口が左右両側についている水そうや、床に穴があいて絶えず水がもれる水そうもよく見られるタイプです。また最近のトレンドとして、仕切りが移動する水そうの問題があげられます。仕切り板が左右に動いたり、床がせり上がったり、円柱のまん中をたてに仕切る板が回転したりする設定が上位校の入試問題で目立ちます。本科テキストでは対応できないので、志望校の傾向に応じて対策を立てる必要があるでしょう。

<国語 6年生 第38回 物語Ⅴ 文章の続きを創作する>

物語の5回目になります。

【攻略ポイント1】

今まで同様に人物の心情を出来事や行動からとらえ、また文章全体から主題を考えて下さい。今回の学習目的は文章の続きを創作することですが、入試ではほとんど出題はありません。しかし、この学習により文章の主題や人物の性格など読み取りに必要なポイントが正しく理解できているかを確認できます。続きを創作するには、それまでの出来事の展開や人物像、時間や場面の変化などを踏まえて書かなくてはなりません。創作と言うと独りよがりな続きを書いてしまいがちですが、それでは今回の学習目的に反します。充分に留意して取り組みましょう。

【攻略ポイント2】語句 文学史

今回は文学史を扱います。入試においては一部の学校で、毎年出題されています。志望校によっては不要と考えがちですが、一般的な教養として求められるものです。この機会にしっかり覚えておきましょう。ポイントは各時代の社会背景を理解した上で代表作品のタイトルと作者、ジャンルを覚えることです。できれば有名作品の冒頭部分は知っておくと良いと思います。

<算数 5年生 第38回>

売買の問題を学びます。

【攻略ポイント1】

まずは「仕入れ値」「定価」「売値」「利益」などの言葉の理解が最初の大きな壁です。大人にとっては常識でも小学生は商売の仕組みをよく知っているわけではありません。ここをおろそかにすると、少し問題文が複雑になっただけで混乱します。
「考えよう1」と「考えよう2」は原価と定価の関係の基本練習、「考えよう3」と「考えよう4」は定価と売値の関係の基本練習になっています。問8 問9などを含め、十分練習して下さい。
このあと問5や問10の原価・定価・売値の3段階の問題を必ずやりましょう。特に問10(3),(4)は線分図をかくと、前回学んだ相当算そのものであることがわかります。ここまで理解しているのが前提ですが、問7やオプ活の問2、3、4の個数がからむ問題も手をつけておきたいところです。

<国語 5年生 第38回 物語Ⅱ 多角的に見た性格>

前期最後の回になります。

【攻略ポイント1】

前回は人物の心情の読み取りを学習しました。今回は別の視点から心情の手がかりをとらえます。その手がかりとは性格です。同じ出来事に対して人物により心情はさまざまです。それは性格が大きく左右するからです。また誰から見た性格なのかという視点でもその性格を表す表現は変化します。テキストの343ページに記載されている表にあるようにプラスの方向、マイナスの方向両面の表現があることを理解しておきましょう。
次にポイントとなることは文書全体から性格をとらえるということです。いくつかの出来事を通して人物の性格をとらえてください。例えば読解Ⅰの主人公であるサチは周りからは「男勝り」と思われていますが、30行目や88行目のサチの行動からは女の子の優しい一面もうかがえます。このように出来事や行動、会話などから多角的に人物の性格をとらえ心情の手がかりとしてください。

【攻略ポイント2】語句 四字熟語

今回は四字熟語の学習になります。ことわざ、慣用句同様、意味や用法に重点を置いて学習しましょう。四字熟語の場合は漢字から意味を類推できます。従って正しく書けることも重要です。
入試では、意味用法だけではなく漢字の誤りを正す設問も多く見受けられます。テキストに扱われた四字熟語は書けるようにしておきましょう。

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