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「考えよう1」と「考えよう2」で比の性質と基本操作を確認します。比例式、連比、比例配分、逆比の順に学びます。いずれも基本中の基本なのでスムーズに解けるようになるまで何度も練習しましょう。
「考えよう3」の(3)(4)のコインの問題は、比どうしをかけたりわったりすることに抵抗があるうちは難しく感じるはずです。どうしても納得がいかないときは、例えば枚数の比が2:3なら2枚と3枚と仮に決めて、実際はそれの何倍か考える方法でやってみましょう。
「考えよう4」の(2)は差が一定の問題です。線分図をかくときは左側をそろえます。テキストには同じ分だけ減るタイプしかのっていませんが、同じ分だけ増えるタイプも他の問題集などで練習しておきましょう。「考えよう5」の(2)は和が一定の問題です。線分図では全体を同じ長さにそろえて区切り目を移動させます。
「深めよう1」は表で整理します。うまく数字を設定すると整数の表になりますが、分数になっても強引に埋めてしまいましょう。「深めよう2」は比をそろえるために線分図をかき直すことになるので手間がかかります。解答には線分図による解き方以外に、比例式を利用した実践的な解法がのっているので参考にして下さい。問13のような年令の問題は差が一定の典型問題です。1才ずつ足して調べたりせずに、線分図で解くようにしましょう。
分数・小数の四則混合計算です。今まで習ったことを総動員して長い計算問題を解きます。整数の計算と同様に、計算の順番に気をつけ、分配法則などの工夫ができるときは積極的に利用していきましょう。0.25=1/4, 0.125=1/8は覚えておくと便利です。
問10の分数を差に分解する計算方法は、入試でもよく出題される大事な考え方です。複雑なものまで一度に理解しようとすると混乱するので、まずは(1)(2)のような分母の差が1のものを練習し、使いこなせるようになってから、難しいものにチャレンジしてみましょう。
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