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今回は、この春から日能研に入塾された新4年生の生徒さん、保護者の方に、ぐんぐん成績を伸ばすために、いかに日能研を使って行くかについてお伝えします。
カリテはその名の通り、2週間の学習内容から出題され、日能研での自分の位置や習熟度を確認するものです。公開模試と同様にクラス分けの基準や席順に関係しますので、とても重要なテストと言えます。特に席順は前の方が先生方の目が届きやすく、有利となります。
また、テストは絶好の復習材料となります。できなかったところを解き直し、答えを見ても理解できなかったところは必ず塾に質問して理解する、というサイクルを徹底して回してください。
テストは目的意識を持って臨むことが大切です。毎回テスト範囲の復習や暗記事項を確実にしてから受験して下さい。前回の点数を上回る、平均点を越える、80%以上を目指すなど、具体的な目標意識を持つことが重要で、将来必要とされる答案作成力の練習になります。そのためにもテスト範囲である本科テキストや『栄冠』の解き直し、漢字と計算の反復は必ずやっておきましょう。
また、テスト範囲は原則2週間ですが、それ以前のものも出題されます。復習範囲を広げておくのもポイントです。
日能研では公開模試が実施されます。4年生の公開模試は実力判定テストと呼ばれ、4月と7月、9月から毎月行われます。テスト範囲は毎回事前に配布されます。また、ホームページにも記載されています。カリテより当然範囲が広くなりますし、応用問題が多く難しくなります。公開模試で高得点を取るために、普段のカリテがあります。仮にカリテの結果が思わしくなくとも、復習をしっかり行っていれば公開模試で点数が取れるようになります。逆にカリテは取れているが公開模試の点数が取れない場合は、毎回のカリテが付け焼き刃的な結果であることがわかります。こうした公開模試とカリテの関係をしっかりふまえながら、日々の努力を怠らないようにしましょう。
テスト結果は毎回、マイ日能研に配信されます。個人の答案、各教科の成績や設問ごとの正当率などを細かく状況をつかむことができます。カリテでは成績が10段階で表示されます。ランク8ぐらい取れていると上位にいると考えて良いでしょう。
大切なことは、答案に印字されている正当率です。50%以上の正当率の問題を落としていないかを確認して下さい。とれていない場合は普段の学習に問題があると言えます。なぜとれなかったかを考え、その単元について対策をしていきましょう。
日能研の特色として、以下の利点が挙げられます。日能研では各教科一人ずつ先生が担当します。また、教室スタッフの先生やチューターの方もいます。自習室もありますので、相談や質問がしやすい環境と言えます。特に4年生ぐらいですと先生と話しづらいこともあるかもしれません。そうした場合はチューターの方に質問してみてください。中学受験経験者が多いので心強いです。また、年間のスケジュールになくとも、個人面談は希望されればいつでも可能です。勉強方法など迷ったら塾に相談して、早期に対策をしましょう。
通塾をして行くと、いわゆる塾慣れという状態になりがちです。塾慣れとは、通うことだけが習慣化され、学習目的が薄れている状態です。なぜ塾にいくのかを常に保護者の方から問いかけて下さい。受験意識を早く持てる生徒が「勝てる」生徒です。その為の行動として、漢字や計算の小テスト答案の確認、授業ノート、家庭学習ノート、本科テキストなどの使用状況を見て、クラスアップや成績アップの意識喚起を保護者の方が常に行うようにしましょう。塾に任せきりは危険です。受験に対しての保護者の本気が、子供たちの本気に繋がり、後押しになります。
4年生から通塾すると、3年間の塾生活になります。これは長いようで実は短いものです。常にカリキュラムは進みます。立ち止まったり未消化の単元があったままにしてしまうと、後に「ツケ」が必ず回って来てしまいます。お子様がそうした状態にならないように、保護者の方がしっかりリードしていきましょう。
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