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まもなく夏期講習が始まります。「夏を制する者は受験を制する」と言われていますが、長期にわたりじっくり受験勉強ができる絶好の機会であることは言うまでもありません。そこで今回はこの大事な時期を前に、どのような意識、姿勢で講習に取り組むべきかを確認しておきたいと思います。
夏期講習が始まる前に「なぜ講習を受けるのか」をお子様と確認して下さい。みんなが行くから参加するといった消極的な動機ではなく、自分は「このために」行くといった積極的な動機を持ちたいものです。そしてその意識、動機を常に自分に問いかけて生活することで、大いなる成果が望めます。一人一人目的は異なると思います。そこで、国語の成績を上げていくための目的として考えられる参考例を、以下に挙げてみたいと思います。
以上のような具体的な目的を持って生活をすると、大きな効果が望めると思います。
夏期講習のテキストは入試に必要な項目が収められています。先生の指示の有無に関わらず、夏の目的の一つとしてぜひ全問制覇を目指すことをお勧めします。
テキストの作りは以下のようになっています。
このうち授業で扱うものはクラスの状況によって異なりますが、主にコース別問題を中心に授業を行う先生が多いようです。家庭学習の課題としていつまでに何をしなさいと指示を頂ける場合と、生徒の自主性に任せる場合と、教室や先生それぞれで違いがあるようです。
いずれの場合でも、授業で扱った問題以外は言われないとやらないといったケースが多いのが実態かと思われます。せっかくの夏休みです。ぜひ全問に手をつけてみてください。特に上記の2と3は、9月以降の学習に必要な力になります。
1学期に多く見られることは、漢字等の知識分野が苦手、時間があれば解くことができるが早く解くことができない、書き抜きの問題が苦手、記述が苦手といった具体的な問題点です。こうした状態を克服するためにも夏休みの間に前述した夏期講習テキストの知識分野は確実にしておきたいところです。
また、その他の問題点の対策として日特教材の活用をお勧めします。2学期の日特の教材は新たに『銀本』が配布されます。『銀本』は実際の入試問題で構成されていますので、実践的な演習に大きな効果を発揮します。その他の日特教材以外に、必要に応じて1学期に使用した教材も活用しながら、以下のように対策を進めてみましょう。
このように自身が克服すべき分野に絞って日特教材を活用してみましょう。また日特に参加されていない場合は『銀本』(みくに出版『中学入学試験問題集 国語編』)が市販されます(2017年7月6日発売予定)ので自宅学習教材としてお考えになってもよろしいかと思います。
夏休みが終われば1月入試まで4ヶ月となります。9月以降のさらなる成績向上を目指して、この夏をがんばりましょう。
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