No.1701 日能研「本科テキスト」を10倍活用する方法

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 日能研には「勉強=勉めることを強いる」という考えはありません。子どもたち自らが学習と親しみ、学びを広げ、深めていく中で、自分に合った学び方を身につけていけるように工夫しています。

 では、なぜ学ぶのでしょう?

 少し話はそれますが、古代エジプト人はナイル川が毎年決まった時期に増水し、上流から肥料の多い土を運んでくれることを知っていました。その土に種をまくと植物はたいへん丈夫に育ち、たくさんの食料をもたらしたようです。エジプト人はこの時期を、夏の始めに1等星のシリウスが日の出の直前に東の空に姿を現すことで知ることができたと言われています。つまり、エジプト人にとって、川の増水は生きるためには必要なことで、東から昇るシリウスによって、その時期を知ることで、前もって種まきの準備をしていたということがわかります。

 この話の中には、「なぜ、学ぶのか?」という私たちが学び続ける理由がたくさん詰まっていると思います。

 エジプト人にとっては学ぶことは生きることと同じだったのではないでしょうか?文明が発達した現代では、日常、生きるか死ぬかの選択を迫られることはありません。したがって、学ぶことは生きることと同じことだと実感できないのが普通です。しかし、物を知ることや考えること、そして、それを人に教えたり、活用したりすることは、生きていくにはなくてはならない術で、生活に密着していたと言えます。

 日能研の本科テキストには子どもたちの日常と関連のあるテーマから導入を図り、そこで子どもたち全員が新しい知識と出会うよう構成されています。本科テキストには子どもたち自らが「学び進む人」になるよう、自然と課題と向き合うことができるしかけがたくさんあるのです。

【本科テキストを10倍活用する方法その①】学びのとびらを授業前に読む!

 実は各回のはじめの部分にある学びのとびらは授業では扱われないことがほとんどではないでしょうか。エジプト人がナイル川の増水の前にシリウスが東の空から昇ってくることを知ったように、ここには日常に密着した話題とその回で学ぶ知識との出会いがあります。

 例えば4年生ステージⅡ第12回「平面図形 長方形•正方形の面積」では、「東京ドーム◯個分の大きさです!」という切り口で、面積を紹介し、子どもたちを新しく学ぶ「面積の世界」にエスコートしています。「学びのとびら」を授業前に読んでいくだけで、授業に参加するワクワク感や新しい知識を知りたいという欲求が高まります。これだけで、知識の吸収力は格段に違ってきます。ぜひ、授業前に「学びのとびら」を読み、ワクワクを持って授業に臨みましょう。

【ちょっとブレイク①】~子供の素朴な質問に答えられない~

 余談になりますが、「学び」には今さら聞けない内容が多く含まれています。子どもはよく当たり前のことに疑問を持ちます。そしてその疑問を周りの人にぶつけてきます。このとき「当たり前だけど説明できない」ということはよくあります。次のような疑問はどうでしょう?

●どうして1.6÷0.4の筆算は16÷4として、小数点を1つずらして計算してよいのか?
●なぜ3/5÷2/3の計算は3/5×3/2として逆数をかける形にして計算してよいのか?
●なんで円の面積を求める公式は半径×半径×3.14なのか?

 これらの疑問を解決してくれるのが本科テキストです!本科テキストは大人も学び直しができる教材なのです!!お子さまと一緒に読んで、好奇心を刺激し、驚きや感動を共有できたら素晴らしいと思います。

【本科テキストを10倍活用する方法その②】本科テキストの余白に感情を書き込んでオリジナルの参考書を作ろう!~学び~

 「学び1」から始まる「学び」は授業でメインに扱われる部分です。実はここは授業が猛スピードで行われる部分です。子どもたちはノートをとるのに必死です。

 「学び」のページには方眼のます目があったり、余白があったりします。これは子どもたちが思ったことや考えたこと、他の人の発言で気になったことなどを書きこむとことを前提としています。つまり、必要な知識は載っているため、そこに子どもたちそれぞれの個性を追加するところです。

 例えば、5年生ステージⅢ第29回「平面図形 円とおうぎ形」では、円の面積の公式が「半径×半径×3.14」と表すことができる理由を説明しています。そこではピザを切るように、円を中心から切り、並べ替えて四角形にした図が紹介されています。ここに、授業で先生が話したことや、数値、思ったことを書きこんでいきましょう。例えばこんな感じです。

「半径」
「半径×2×3.14÷2」
「切りきざんで、ちがう形にすると求められるんだ」
「へぇ~」
「れん君が答えた!」
「まるいと難しい…」

 私たち大人は覚えるという作業は何度も繰り返したり、練習したりというイメージを持つと思いますが、覚えるということはただそれだけではありません。知識に出会って記憶にとどめるには、単純に知識を頭の中に入れるだけでは定着しません。

 例えば初めて「イチゴ」を覚えたときのことを考えてみましょう。それは多くの人が初めて苺を食べたときではないでしょうか。そのときに「イチゴ」を覚えるという感覚で「イチゴ」という単語を頭に入れた人はいないと思います。なんだか三角で、赤くて、プチプチしたものがついていて、甘くて、みずみずしくて、おいしい!!これが苺と思ったことでしょう。

 このように、記憶はそのものの名前だけでなく、色や形、性質、感情、状況…などその時の背景を含めて記憶すると定着するものです。

 前置きが長くなりましたが、円の面積の公式を覚えるときにも、苺を初めて食べた時と同じように、人それぞれで背景があります。その背景も書きこんで円の面積の公式を覚えれば記憶として定着すること間違いなしです。

 理科でも「地球は太陽の周りを左回りに公転している」という知識を学びます。このとき授業では先生が図を描いて左回りに矢印を書いて説明することでしょう。そのときに「大谷選手がホームランを打ったときに走る向きも左回りだよね」という先生の発言が自分の中でピンときたら「大谷選手と同じ!」と書きこむことで、記憶力がアップします。ほんの一瞬の出来事ですが、余白にメモすることで、知識が背景と結びつき、長く記憶に残すためのフックになるのです。

 こうして書きこみされたテキストは自分だけの参考書として生まれ変わります。さあ、今日から本科テキストにどんどん書きこみをして記憶のフックをじゃんじゃん作りましょう!

【本科テキストを10倍活用する方法その③】「学び」で学んだ知識•技術を活用しよう!~私がつくったプロセスから学ぶ 私が使える知識・技術であることを確認する~

 この部分は本科テキストの「学び」で扱われた内容と同じ問題で構成されています。育成テストの基本問題はこの部分から出題されます。授業でこの部分の問題を扱う場合もありますが、ここに出ている問題は全て解いた方がよいでしょう。

 効果的な使い方としては、本科テキストの「学び」を振り返って、わからない問題がわかるようになった後で、栄冠への道の「思い起こし①」「思い起こし②」「学び直し①」を行うとよいでしょう。このようにすることで基礎力の定着を図ることができます。

このときに注意したいのはとにかく手を動かすことです。ここでも余白を利用して、読み取ったことや計算結果をどんどん書きこんで手がかりをふやしていきましょう。また、栄冠への道の「学び直し①」は余白はないため、ノートに書くのがよいでしょう。育成テストでは必ず、途中式や考え方を書く問題が出題されます。そのためにも書く練習をしておきましょう。

【ちょっとブレイク②】「コメント」と「つぶやき」

 本科テキストには子どもの気づきをうながす「コメント」と疑問を代弁する「つぶやき」が書かれています。コメントは四角囲みでつぶやきは吹き出しで登場します。このコメントやつぶやきは子どもたちが学ぶときに、子どもたち自らの中に問が生まれやすいように、気づきへのきっかけを与えるものです。積極的に使うというよりは、気になったら考えてみると学んだ知識や考え方をより深めることができます。

 次にあげるのは本科テキストに載っている「コメント」や「つぶやき」の例です。何のことだかわかりますか?

異なる単位の量どうしをたすときにどんなことを意識しましたか。
今度あなたが線分図をかくときに気をつけたいと思ったことはどんなことですか。
わる数よりあまりが大きくなることは本当にないのかな?
これもたて×横ってこと?

【本科テキストを10倍活用する方法その④】良質な問題で演習量を積もう!~私がつくったプロセスから学ぶ 私が使いたい思考技法を選んで使ってみる~

 この部分は本科テキストの「学び」で扱われた内容と同じ考え方(思考技法)を使う問題で構成されています。素材が変わっても同じ思考技法を使える力がつけば、育成テストの応用問題を攻略することができます。ところが、回によっては問題数が非常に多かったり、難易度の分布がさまざまだったりします。

 このようなときは鉄人会のホームページのメルマガ「日能研で勝つ方法」にある各回のポイント(算数のみ)に優先すべきおすすめ問題を載せているので、参考にしてみてください。おすすめの問題は、入試問題でよく見る形式のものや、さらにハイレベルの問題が解けるようになるには必須の問題を選出しています。本科テキストの問題を解き終えたら、栄冠への道の「学び直し③」でさらに知識の運用力を高めて、育成テストで高得点を狙いましょう!

 今回は、本科教室を10倍活用する方法をご説明させていただきました。
 皆さんの日能研での受験勉強が10倍充実したものにあることを祈っています!

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