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日能研生は5年生になると、カリキュラムテストが毎週になり、その見直しもしなさいと指導され(最近フリカエルというカエルのキャラクターも現れましたね)、なおかつ普段の授業の復習もしなくてはなりません。また、6年生になり日特を受講すると、日曜日の大半の時間を日能研で過ごすという、かなりハードなスケジュールになります。
そこで今回は、日能研生のために『限られた家庭学習時間の中で理科を効率的に学習する』にはどうしたら良いか、についてお話しします。
理科は、分野によって成績が大きく変わるという特性がありますので、得意な分野と苦手な分野で、家庭学習の仕方を変えると非常に効率的です。
「栄冠への道」の「基本問題」だけを行いましょう。例えば、1〜4まで問題があったとします。1〜4をすべて30分以内で解いてみましょう。わからないところは早めに切り上げ、次の問題に進んでください。30分以内に1〜4をすべて読みきり、わかる問題をすべて解けたと確信できたら、答え合わせをして下さい。そして、わからなかったところ、思い違いをしていたことを確認し、覚える努力をしましょう。「カリテ」前は、「基本問題」をもう一度眺め、これはこうだった、これはこんな考えをしたと頭の中で反復しましょう。
いきなり「問題研究」を30分以内ですべて解いてみて下さい。そのやりかたは、苦手分野の回と同じです。「カリテ」前は、やらずに残した「基本問題」を眺め、頭の中で確認しましょう。
いずれにしても、時間を気にした学習が大切です。実際の入試では理社は算国に比べて試験時間が短い場合がほとんどですので、わからないところは飛ばし、先にわかる問題を解く練習を家庭学習でも取り入れて下さい。
日能研の理科のカリキュラムは、5年生の一年間で、入試に必要な知識、考え方の9割程度を終えてしまいます。6年前期では残りの1割と、5年時の復習を行い、夏休みからは入試問題を交えた問題演習を中心とした授業を行うことになっています。
ですから、理科に関して言えば、夏休みから過去問に取り組むことができるのです。おそらく、説明会で、「過去問は秋ごろから」と言われると思いますが、秋からすべての教科をやるのはなかなか大変です。理科に関しては、夏からで良いと思います。一週間に一度、志望校の過去問を解いてみてください。
ただし、注意点があります。最新の過去問はやらないでください。後期の日特は、最新の過去問を扱った授業を行うので、その時はじめて解いた方がためになります。
答え合わせをした後、生徒さんががっかりすることが多いと思います。思うように点が取れないからです。合格者平均に達していないと嘆くかもしれません。でも、当り前ですよ。あと5カ月後に合格点が取れれば良いのです。また、例えば合格者平均より10点低かったとします。でも、それはあと3〜4問で合格者平均になるのです。すごいじゃないのってほめてあげて下さい。「あと4問で、合格点だ!」という希望を持てたら、「がんばろう!」という気になるのではないでしょうか?
また、4割できれば合格点になる学校もたくさんあります。場合によっては3割取れて合格点、という年度もあります。2割しかできなくても、絶望を抱くことはありません。学校の難度については、普段習っている先生がくわしいはずですから、あまりにもできなかった時は相談してみて下さい。案外、「良くできているじゃないか、すごいね。」と言われるかもしれませんよ。
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