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いよいよ9月20日に、四谷大塚、合不合判定テストの1回目が行われます。サピックス生をはじめ、今回の合不合がはじめてだという受験生も少なくないと思います。算数、理科、社会については、合不合の過去問が販売されていますので、事前に一度ぐらい目を通しておけば、大体のイメージをつかむことができますが、国語の問題は販売されていないので、なかなかイメージできません。そこで、今回は、合不合で実力をフルに発揮するために、事前に知っておくべきポイントを、国語の問題への対策を中心に、まとめてみたいと思います。
1時間目は「国語?」「算数?」。朝、どの科目からはじまるのか気になる人も多いかと思います。しかし、合不合判定テストの試験時間と科目は、独特の形式になっています。住所などの記入が終わってから100分連続で、算数と国語になるのですが、試験直前まで、自分が算国どちらからはじめるのかわかりません。試験直前に、座っている列ごとに、国語からはじめる列と算数からはじめる列が指定されるのです。
また、算数50分、国語50分なのですが、科目の間に休憩はありません。100分連続の過酷な競争になります。試験がはじまって50分したら、「科目を変えてください」といわれます。そしたら、自分で次の科目の問題用紙を封筒から取り出すことになります。問題用紙を取り出す時間も、試験時間に含まれています。あわてる必要はありませんが、すみやかに科目をチェンジできるとよいでしょう。科目の変わり目に、改めて「試験開始」という合図があるわけではありませんから、次の科目を準備したら、すばやく解き始めるようにしましょう。
合不合の国語の問題は、3000字をこえるような長い文章が2つあり、それぞれに10問程度の設問があります。ですから、じっくり一問を考えるというよりも、テキパキ解く必要があります。合不合の国語で失敗する人は、時間配分で失敗してしまったケースが多いようです。
時間配分を間違えないために、大問ごとに時間を決めておくというやり方があります。試験時間50分を、漢字と知識に10分、物語に20分、説明文に20分と決める方法です。もちろん、現実の試験では、必ずしも思惑通りには進みません。文章によって、難易度が異なるのがふつうですから、「物語から解きはじめて、20分を目標にして解いていき、最大でも25分までには終わらせる」ぐらいの余裕をもった計画を立てておくとよいでしょう。
こういった時間配分は、なにも合不合に限った話ではありません。入試本番までにはぜひとも身につけておきたいスキルです。国語については、合不合の過去問はありませんが、海城中、法政大中、本郷中などは、文章の量や出題形式が似ているので、過去問を使って時間配分の練習をするとよいでしょう。
また、出題形式に沿った対策を考えておくことも大切です。「書き抜き問題はこうする」「選択肢の問題はこうする」など、作戦を立てておけば、本番でとまどうことがありません。合不合の書き抜き問題は、時間がかかり難しい問題が多い傾向があります。問いを読んで、答えがなんとなくイメージできるならば、がんばって探してもよいですが、問いを読んでもわからないのに、本文とにらめっこをして答えを探すのは避けたほうがよいでしょう。「書き抜き問題は、わからなかったら飛ばす」という姿勢でかまわないと思います。
また、選択肢の問題も、迷わせる選択肢が必ずあります。あれこれ悩んでいると、「あっという間に時間が過ぎてしまった」ということになりかねません。一問にかける時間を決めて(たとえば2分)、それ以上時間がかかりそうだったら、選択肢の長いものを選ぶ、ぐらいに割り切って考えたほうがよいでしょう。
合不合は、成績がトップから、中堅、下位の生徒まで、受験層がとても幅広い試験です。そのため、設問にはかなり明確な難易差を設けられています。ですから、「全部解く」なんて考えないようにしましょう。易しい問題で、確実に得点をかせぐことがポイントです。
大問のはじめのほうの問題は、受験生を文章になじませる意味もこめて、易しく作ってあることが多いのです。ですから、大問の最後の方の問題で、悩んで時間を消費するよりも、次の大問のはじめの方の問題をしっかり解くほうが、得点につながりやすいといえるでしょう。また、例外もありますが、選択肢が短い問題は判断すべき内容が少なくて済むので、やり残さないようにしたいところです。合不合の知識・漢字は、基本的な問題が多いです。落ち着いて、丁寧に解けば得点源にすることができます。
合不合の記述問題は、基本的に文章中の語句を用いて答えられるものが多く、正解にならなくても、△をもらえる可能性が高いことも覚えておくとよいでしょう。これまで受験した子供たちの答案を見ても、△の幅は非常に広く設定されているようです。△でも得点の半分はもらえますから、無視できません。白紙のままにすることがないようにしましょう。
合不合は志望校を決める重要なテストですが、合不合だけで志望校が決定されるわけではありません。いよいよ合不合だと意気込みすぎて、かえって力を発揮できないことになっては、本末転倒です。受験の勝負は、むしろこれからです。合不合は、自分の得意分野や苦手分野をみつけるテストです。自分の力で解ける問題だけ解ければよいのです。
以上、はじめて合不合判定テストを受験するとき、事前に知っておきたいことを述べてきました。試験時間などで戸惑わずに、普段どおりの実力が発揮できるとよいですね。
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