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夏期講習がスタートし、算数では「正比例・反比例」や「比」の学習が始まりましたが、お子様の理解度はいかかでしょうか?
一学期の最後に学習した「割合」と現在学習中の「正比例・反比例」「比」は、受験算数において最も大切な5年生の2学期につながっていくものです。今後、学習内容の中心となる「速さ」の文章題、「割合」の文章題、「相似形」を利用する平面図形は、受験算数の最頻出単元です。
「比と割合」をいかに上手く使いこなせるかによって算数の成績が決まると言っても過言ではありませんので、夏期講習中は「割合」の復習と「正比例・反比例」「比」の理解を完璧にし、使いこなせるように練習してください。
ひとつめは、割合の理解度を把握してください。
まず、式で数字を逆にする間違いが目立つ場合、根本的に理解できていません。これまでは、何となく「大きい数÷小さい数」とやっておけば正解したと思いますが、割合では「小さい数÷大きい数」が頻繁に出てきます。しかし「小さい数を大きい数で割る」という考えには慣れていないので、正確に理解していないと解けないのです。
既習の問題で例をあげると、「2000mを30分で歩くと時速は何m?」という問いに対して、30分=0.5時間なので「2000÷0.5=4000」という式の理解に苦しむようだと、割合の復習には十分な時間を取ることが必要です。
他にも、「原価の3割増しの2割引き」もスムーズに解答できないと危険ですし、小数・分数の計算が遅いと、それだけで大きなハンデを背負うことになります。計算については、小数の掛け算割り算は分数に直して計算するようにしましょう。小数の割り算をやってみて、割り切れないから分数に直していると二度手間ですよね。
ふたつめは「正比例・反比例」「比」をしっかり理解することです。
夏期講習のテキストナンバーで3、4、5、10、11は新単元ですので、丁寧に復習するのは勿論のこと、「ベイシック」まで手を伸ばして演習量をこなしてください。特に10、11で学習する「面積比」の考え方では反比例を利用するのですが、これは算数だけではなく理科の力学分野でも基本となる考え方で、6年生になって理科の力学に苦労する生徒さんのつまづきはこの時から始まっていると考えられます。
しかし、ただ内容を理解し復習するだけではいけません。「点の移動」や「水量とグラフ」をはじめとする他の単元でも「割合」「正比例・反比例」「比」を活用できるようにしましょう。
「今まで習った方法で解けているからよい」という考え方ではいけません。いかに楽をして、効率的に解くかを考えることが応用力を身に付ける上でとても大切です。
「割合」以降はカリキュラムに連続性があります。「割合」でも相当算、損益算、食塩水の濃度が次々と登場したように、夏期講習で「比」を学習し、それ以降は「比と割合」を利用する文章題や図形ばかりです。
つまり、夏期講習終了時までに「割合」「正比例・反比例」「比」が完璧に理解できているかどうかが、受験に与える影響はとても大きいということになります。
6年生の流れをお話しすると、αクラスは1学期から演習形式で学習し、夏期講習で中堅校の入試問題は高得点を取るレベルまで仕上げ、2学期以降は志望校対策に集中するというカリキュラムになっています。
一方、中位下位クラスは、1学期は5年生のB授業のように、各単元を基本的な事柄から確認していきます。夏期講習から演習形式になり、基礎学力の完成を9月〜11月にかけて行い、それから志望校対策です。
このように、5年生の2学期の学習定着度の差は、そのまま6年生での演習量の差となってしまいます。
家庭学習での注意点ですが、授業中のノートやプリントを見て、線分図や面積図などを書いて考えているか。をチェックしてください。算数で得点するために一番大切なことは、数学のように式をズラズラ書くことではなく、与えられている条件を図式化し、解答にいたるまでの「パズルを完成させていく」ことです。
色々と厳しい指摘をいたしましたが、それだけ5年生の夏休みは重要な期間だということをお伝えしたかったのです。受験終了までに旅行に出かける最後のチャンスであることは確かです。お盆休みや夏期講習終了後に遊ぶ計画を立てている方も多いと思います。それだけにメリハリをつけて、お休み以外は集中して学習し、授業内容をしっかり定着させてください。
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