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さて夏休みも終わり2学期がスタートしましたね。2学期は受験算数において重要な単元がたくさん出てきます。6年につなげていく重要な時期でもあります。
そこで今回は効果的に2学期を過ごしていく学習方法について算数を中心にお話したいと思います。
(Bコース・Bコース上位からCコースを目指している生徒さん、Cコースで少し算数が苦手な生徒さんをイメージしております。)
2学期になると予習シリーズの単元がどんどん難しくなってきます。1学期以上に予習をして授業に臨まなければいけません。速さ・売買損益・比・相似など、新しい概念がたくさん出てきます。ですから2学期にテキストをすべて消化することは至難の業です。
この時期は受験算数を解くさまざまな道具のパターンを経験するという感じで進めてほしいと思います。完全に理解するというよりは「こんな単元があるんだ!」「こんな解き方があるんだ!」というようにさまざまな経験をつんでいくという感覚で進めましょう。この経験の多さが後につながっていきます。より多くの、いろいろな種類のパターンにあたってください。
具体的には、まずは予習シリーズの基本問題から手をつけていきます。大問1番は基礎固めに重要ですからしっかりと。それから例題を見ていきます。例題をすべて理解する必要はありません。★マークの例題は入試問題レベルになるので6年になってから手をつけても遅くはありません。
次に基本問題の大問2番以降を解いていきます。この段階で基本が固まるはずですが、1学期より手ごわいはずです。週例テストでBコースの生徒さんでもすんなりは行かないと思います。週に2回の授業の1回目の分の予習はここまでで十分でしょう。
2回目の授業までの予習で、練習問題に入ります。Bコース上位・Cコースの生徒さんでも全問理解はきついレベルです。よってここが到達目標です。算数が得意な生徒さんはBコースの生徒さんでも演習問題集の応用編の応用問題Aにチャレンジしましょう。
ここで復習方法について少しお話します。演習問題集が宿題になっていますが、それを解いて答え合わせをするだけで、復習がすんだと思ってはいけません。
授業中に解いた同じ問題をまず解きなおししてください。授業中にやっと解けた問題は、もう一度解く必要があります。正解までの道筋を整理することが力をつけるうえでとても重要です。そのときにはもちろん、途中式・線分図をしっかり描いて解くようにしましょう。
今まで、予習はしっかりやるけれども、授業で解いた問題は解きっぱなしにしている生徒さんが多いと思います。もちろん、ヒントを与えられてやっと解けた問題のみでよいと思います。シリーズの練習問題がターゲットですね。
復習方法のもう一つ、映像による方法についてもお話しましょう。
VODは四谷大塚の大きな特徴です。このシステムを上手に利用しましょう。
予習・復習ナビを使える生徒さんは2学期では予習ナビを復習に使う方法もあります。基本的には予習に使いますが、授業を欠席した場合などにも活用できます。
また復習ナビはシリーズの内容ではなく、週例テストの解説なので、解説授業をしっかり受けていれば、それほど時間をかけて使う必要はありません。ミスした問題の類題を解くだけでよいでしょう。
そこで時間の許す限り予習ナビを復習に活用しましょう。算数の苦手な生徒さんは、基本問題の部分から見ていくと良いと思います。ノート・筆記用具を用意して、パソコンに向かってください。得意な生徒さんは、練習問題から。説明を聞いているだけでも効果はあります。
今年から総合回ごとに組み分けになっています。予習ナビを使って理解不十分な単元を確認していくのも一つの対策方法ですね。
ここで今までお話した学習方法のポイントをまとめてみます。実はとても当たり前のことですから、難しくはありません。
一つ付け加えると、四谷では計算問題のみの問題集が特別にありません。計算と一行問題集がありますが、ここまで完璧に使っていくと確実に時間が足りません。よってこの問題集の計算部分のみを演習しましょう。計算力の差がそろそろ出てきています。計算をおろそかにしないでくださいね。
2学期はなかなか大変な学期ですが、実は年が明けてしまうと、1月のカリキュラムは2回分と総合回ですぐに2月に入り、6年のカリキュラムがスタートしますので、消化不良を起こさないように、ぜひ、がんばってください。
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