2月予約スタートダッシュキャンペーン!
年が明けてまだ間もないですが、中学受験では埼玉県・千葉県の学校を皮切りに、いよいよ入試がスタートしました。6年生の生徒さんには、これまで培ってきた力をいかんなく発揮して頂きたいと、心より祈っています。
そんな先輩達が戦いに挑む姿を実際に目にし、入試当日の雰囲気に少しでも触れることが4、5年生のお子さん達にとって大きな効果を生み出すことは、これまでもメルマガで何度か取り上げてきました。
特に今年は2月2日が土曜日、3日が日曜となるので、学校がお休みのお子さんと一緒に受験見学に行くことができます。
そこで今回は、入試見学を含めて、5年生以下のお子さんがモチベーション高く新しい年度のスタートに臨むための、いくつかのポイントをお話します。
入試会場の風景は、塾からの情報やテレビのニュースなど、写真や映像でお子さんも目にしているかと思いますが、実際に行ってみると、その雰囲気はより一層鮮明にお子さんの記憶にインプットされます。
会場に向かう受験生や親御さんから感じられる緊張感、サピックスや日能研、早稲田アカデミーをはじめ、多くの塾の先生方が激励に駆けつけることで高揚感に満ち満ちた校門付近の様子など。それらを見て感じることは、お子さんが1年後の自分の姿をより具体的にイメージできること、それによってそこから1年間の戦いに挑むモチベーションを持つことができる、といった効果につながります。
また、そうした独特の雰囲気に初めて触れるのと、しっかりと記憶の中にあるのとでは、自分自身が入試に臨む時の緊張感に違いが生じます。お子さんによっては、あらかじめ見ておいた方が、当日余計な緊張がなく、より力を発揮できることもあります。ぜひご家族で相談のうえ、会場に足を運んでみて下さい。
見学に行く学校は、志望校に限定しなくて構いません。日程の関係でどうしても第一志望に行けない場合は、他の学校を検索しましょう。第一志望の学校にはこれから文化祭や学校説明会で行くことがありますし、その際には校内にまで入ることができます。入試見学では入場が制限されますし、ごったがえすような雰囲気は、学校の立地条件によって多少の違いはあっても、大きな差はありません。目的は雰囲気を肌で感じることですので、学校を絞り込む必要もなければ、学校の数を必要以上に増やす必要もありません。
見学に行く時間は、できるだけ早い方がよいでしょう。HPなどで募集要項を見れば試験の開始時間が公表されています。その1時間から45分前くらいをメドにしましょう。ちょうど受験生や付き添いの親御さんが、最寄りの駅から学校に向かう集団に同行できるとよいでしょう。親御さんの中には、1年後にご自身が同じ立場になると思うと、いたたまれなくてつらいと思う方がいるかもしれません。それでも必ず入試はやってきます。親御さんが逃げ出しては、お子さんは頼る術がありません。しっかり腹を据えて臨みましょう。
これは言うまでもないことですが、受験に臨むお子さんと親御さんは、それまで積み上げてきた成果をぶつけようと、強い気迫で会場に向かっています。間違ってもその神経を逆なでするような発言は決してしないこと、大声で話したりしないことをお子さんとしっかり確認して下さい。
また、少しでもお子さんの体調が悪い際には、決して連れて行かないようにして下さい。お子さんの体調がさらに悪化することを防ぐのはもちろんですが、受験生に風邪をうつしてしまうことは、決してあってはならないことです。守るべきマナーを徹底して、見学に臨むようにして下さい。
学校によっては入試当日に実施されている入試問題を購入することもできます。その場合はぜひ入手して、少なくとも親御さんは全科目に目を通しておきましょう。詳しい傾向などまで把握しなくても構いませんが、どのような問題が出たかは確認しておきましょう。その後に塾の先生などと話をする時に、より具体的な内容にまで踏み込むことができますし、お子さんのゴールラインを見通すことにもなります。
もちろんお子さんにも解かせてみたいところです。特に試験会場に足を運んだお子さんは、独特のモチベーションで帰ってきます。先輩達の気迫が乗り移ることもあるのでしょう。その勢いで問題に挑むと、抜群の集中力を発揮することもあります。ただし、特に上位校であれば、まだ5年生のお子さんにとっては難しすぎますし、まだ習っていない単元もあります。
また、最新の問題については慎重に取り扱う必要があります。6年生の後期に始まる過去問対策では、最新の問題は最後に解く、という作戦があります。古い問題よりも出題傾向が近いことと、1年前の問題の方がお子さんのモチベーションが高くなることがあるためです。最新の問題については取り扱いに充分気をつける必要があるのです。
そこで、問題をピックアップしておくという方法があります。同じ学校の、できれば古い問題から、生徒さんが少し頑張れば解ける問題をピックアップしておきます。そして入試見学が終わった直後に、「今行ってきた学校の問題、挑戦してみようか?」と投げかけて、お子さんに解かせます。問題数は少なくて構いませんので、できれば4科目から少しずつ選んでおきましょう。問題の選定には、塾の先生などのアドバイスを受けておくことをお薦めします。
また、親御さんが強制的に問題を解かせることは避けるべきです。お子さんによっては、会場の雰囲気にのまれてしまい、思いのほか強い打撃を受けて、疲れきってしまうこともあります。そんな時に「問題を解きなさい」と押し付けられてしまっては、かえって逆効果です。
まずは会場からの帰り道、お子さんとゆっくり話し合って下さい。そこでお子さんの感想をしっかり引き出しましょう。「どんなだった?」「どう思った?」といったシンプルな問いかけで構いません。お子さんによっては「こわかった」や「あんな雰囲気の中に行きたくない」といったネガティブな答えをすることもあるでしょう。
そんな時にも責めることはせずに、「今のうちに見ておいてよかった」といったトーンで、ゆっくり励ましてあげる方がよいでしょう。そうしてお子さんの気持ちを高めたところで、問題にチャレンジしてみましょう。
あと1年の過ごし方を考えた時、あまり初めから飛ばしすぎても、お子さんは息切れをしてしまい、勉強そのものに対してアレルギーを持ってしまうかもしれません。受験がマラソンに例えられるように、しっかりとペース配分は考えることが大事です。ランナーがマラソンのコースを下見して、ゴール地点で歓喜する自分の姿をイメージするように、イメージトレーニングのひとつとして、入試見学を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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