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今回は先週に引き続き「比」の基本勉強です。
「考えよう1」と「考えよう2」では連比の操作を練習します。「考えよう2」の(2)では、どちらがもとになっているかを間違えないように注意しましょう。また、比をそろえるために何倍かしたとしても比が変わるわけではありません。2:3を4:6に書きかえても同じ比のままであるということは理解しておきたいところです。
「考えよう3」は比例配分の文章題です。例えば2:3に分けたときの2の方を求める場合、5でわって2をかけてもよいのですが、5分の2をかけるという分数倍の書き方にも慣れておきましょう。
「考えよう4」は逆比についてです。逆比は次週以降に学ぶ平均や食塩水や速さの問題を解く際になくてはならない大変重要な考え方です。逆比の操作自体は、結果的には左右とりかえるだけなので極めて簡単です。大切なのはどういう時に逆の比になるのかを見分けることです。それはかけ算したときに同じ数になるときです。図形でも文章題の面積図でも速さの問題でもかけた答が同じになる時は逆比を利用した解き方がよく使われます。
この回は機械的な操作の練習が中心になりがちで、あまりおもしろくないでしょうが、今後学ぶ様々な分野で、今回の比例配分や逆比の考えは活用されます。そのための準備と思ってがんばりましょう。
カリテでは本科テキスト問11、問12など図形がらみの問題がよく出題されます。
小数の勉強も今回で6回目となり、山場を迎えます。あまりのあるわり算です。商とあまりの小数点の位置がずれるので、ミスしやすくなります。知っていてもうっかり同じ位置に打ったりします。
「考えよう3」(4)を見てみましょう。商の最後の0は省略してはいけないのに、あまりの最後の0は逆に消さなくてはいけません。ここは細かい違いまで理解する必要があります。
「考えよう4」ではわり算の2つの意味を比べています。整数のわり算の単元でも同じようなことを練習しました。日能研は、わり算の意味の区別に何かこだわりがあるようです。先週の四捨五入、今週のあまりのあるわり算と手強い内容が続きます。ふんばりどころです。
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