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水そうが登場するいろいろな問題を扱います。
「考えよう1」と「考えよう2」は容器の入れかえの問題です。水を移しかえても体積は変わらないため、直方体や円柱などの柱状の容器の場合は、底面積×深さが一定です。ということは底面積と深さは逆比になります。この関係を利用すると、体積を求めなくても済みます。円柱の場合、底面積の比は半径の比の2乗になることに注意して下さい。
「考えよう3」は水そうに棒を沈める問題です。面積図をかくと平均の問題と同じ要領で解けます。問9のような棒を途中まで入れる問題も解けるようにしましょう。「考えよう4」と「考えよう5」はグラフとの関係を読みとる問題です。速さのグラフと同じ感覚で、増えたり減ったり、ペースが変わったりするのはなぜなのか考えます。グラフの折れているところで何が起っているのか明らかなので確実に答えられるようにしましょう。問11、問12も解いておきましょう。これでも簡単なレベルです。「深めよう1」は空気と水の比で考えると、体積を求めずに済みます。実数値を利用する場合は、水より空気に注目すると、少しだけ楽です。問6のような水面下の形が複雑な立体の場合は明らかに空気の量ですすめた方がよいです。
「考えよう5」は、上昇した分の水の体積が、はじめに水面の上に出ていた部分の体積と同じであることを理解したいところです。ここを納得できれば「考えよう3」と同じように解けます。テキストにありませんが、これ以外で解いておきたいタイプの問題がいくつかあります。水そうを傾けて水をこぼす問題や、水そうに棒を1本、2本、3本と追加して入れていき、水面が棒の高さを超える問題などは一度経験しておくべきでしょう。水そうとグラフの問題では、じゃ口が左右両側についている水そうや、床に穴があいて絶えず水がもれる水そうもよく見られるタイプです。また最近のトレンドとして、仕切りが移動する水そうの問題があげられます。仕切り板が左右に動いたり、床がせり上がったり、円柱のまん中をたてに仕切る板が回転したりする設定が上位校の入試問題で目立ちます。本科テキストでは対応できないので、志望校の傾向に応じて対策を立てる必要があるでしょう。
1学期最後の本科授業です。
今回は物語文の続きを創作します。入試での出題率は低いと言えますが、物語文の読解力や記述力の確認ができる回となります。求められる解答は本文の内容に沿って書かれているかと言うことです。したがって以下のポイントを押さえて書く必要があります。
以上をポイントに解答を作ってみましょう。たとえば読解Ⅰの問十の解答のポイントは、出来事としてケンジは持っているクワガタをタクヤに渡すことが必然的内容になります。理由として、自分がクワガタを持っていれば、自分が少年に対して弱い者いじめをしてしまった後悔から辛い気持ちを呼び起こすからです。このように、人物の性格をもとに行動や会話を考え、出来事の結末とその理由となる心情を表現してみましょう。
今回は文学史をあつかいます。文学史の出題は他の語句問題に比べ多くはありません。しかし、社会の学習にもつながり、教養として身につけておくべき内容です。また出題された場合は確実な得点源となり落とせません。テキストに記載されているものは確実に記憶しておきましょう。また、テキストの542ページには基礎知識として文学史の年表が記載されています。作品が作られた時代背景もあわせて理解しておくことが暗記のコツになります。
売買の問題を学びます。
まずは「仕入れ値」「定価」「売値」「利益」などの言葉の理解が最初の大きな壁です。大人にとっては常識でも小学生は商売の仕組みをよく知っているわけではありません。ここをおろそかにすると、少し問題文が複雑になっただけで混乱します。「考えよう1」と「考えよう2」は原価と定価の関係の基本練習、「考えよう3」と「考えよう4」は定価と売値の関係の基本練習になっています。問8 問9などを含め、十分練習して下さい。このあと問5や問10の原価・定価・売値の3段階の問題を必ずやりましょう。特に問10(3),(4)は線分図をかくと、前回学んだ相当算そのものであることがわかります。ここまで理解しているのが前提ですが、問7やオプ活の問2、3、4の個数がからむ問題も手をつけておきたいところです。
今回は登場人物の性格を「誰から見た性格なのか」という視点でとらえ複雑な心情を読み解きます。これは本文読解で解答者の主観的視点で読み進めていくのではなく客観的に物語全体をとらえる練習になります。したがって細部の丁寧なチェックが必要になります。チェックの内容は出来事に対するそれぞれの人物の行動、会話、表情です。それらから人物の性格を類推して下さい。さらに類推した性格から他の人物の行動や会話をどのように感じているかを考えてみましょう。たとえば読解1の二(1)と(2)は主人公のサチがテツオに対する相反する心情を答えます。手がかりになるのは周囲から「やさしい」とみられているテツオが猫をもらってくれてうれしいというサチの心情=(1)の解答とそうした「やさしい」テツオに好意を寄せるサチがテツオが猫に対する態度に嫉妬するというサチだけが持つ視点を答える(1)の相反する内容が解答になります。このように人物の複雑な心情を性格を多角的に見て判断していきます。
今回は四字熟語をあつかいます。学習のポイントは意味と用法、書きになります。テキストに記載されている四字熟語の用法や意味を覚えて、正しく書けるようにしておきましょう。入試では意味を提示されて、それに見合う四字熟語を書かせる出題や空欄に漢字を入れて四字熟語を完成させる出題が多くみられます。テキストの365ページに覚えておきたい四字熟語が記載されています。あわせて暗記しておきましょう。
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