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速さのグラフと、動く点の問題を扱います。
「考えよう1」〜「考えよう3」はダイヤグラムの読み書きの復習です。前回学んだ旅人算の出会いや追いつきの動きがグラフ上ではどのような形になるのか視覚的に把握できるようにしましょう。
「考えよう4」も道のりを適当に設定すれば同じように解けますが、ここでは比を利用した解法を習うはずです。(2)ではグラフの形から三角形の相似を利用し図形的に処理する方法も教わるでしょう。初めは解きにくく感じるかもしれませんが、速さの難問では必須の手法です。考えよう5は図形上を点が移動する問題です。グラフからわかる情報をうまく活用します。
「深めよう1」はやや動きが複雑な旅人算です。このような時はダイヤグラムが役に立ちます。文章の内容をグラフに表してみます。大雑把でかまいません。場合によっては何度も書き直す必要もでてくるでしょう。利用できる数値などを書き込んだうえで、解くための手がかりを探します。文章を図式化してから考えるというこの作業はとても大切です。文章では気づきにくいものがはっきり見えて、それが解決の糸口になることがよくあります。
「深めよう2」は設問ごとに視点を変える必要がある問題です。(1)(2)は点の位置を特定すればあとは単純な求積問題です。(3)は2つの点の出会い算です。一方(4)のように出会う場所が指定された場合は公倍数の問題になってしまいます。
この他では問8の問題が気になります。2人の間の距離を示したグラフです。一旦ダイヤグラムに書き直して解くのが定石です。グラフの見方がわからずとまどう人も多いと思います。近年の入試傾向から考えると距離間グラフの問題はもっと重視すべきかと思います。他の大手塾のテキストではもっと手厚く扱っているケースが多いです。入試で出題された場合、日能研生が不利になる可能性もありますので、他の問題集などでもっと難しい問題も含めて距離間グラフの問題を十分練習することをおすすめします。
今回から割合の勉強です。
「考えよう1」はどちらが基準になっているのか判断し、その基準値の方でわれば割合が求められます。
「考えよう2」は百分率です。4年で初歩的な内容は学んでいます。小数や分数とパーセントの換算をスムーズにできるように練習して下さい。パーセントが小数値の場合ミスしやすくなるので注意しましょう。「考えよう3」は歩合の表し方の練習です。今回は1回わり算をするだけで答が出る単純な問題ばかりでつまらないのですが、次回以降の基礎なので、しっかり理解しておきましょう。
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