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差集め算・過不足算・つるかめ算について学びます。
「考えよう1」は差集め算、「考えよう2」は過不足算、と分類されますが、解き方は同じです。全体の差を1人あたりの差で割って人数を求め、それを利用して個数全体を求めるという展開になります。問題の難度が上がると線分図や面積図が役立ちます。日能研では線分図が多く使われます。ただ、線分図は、すべて配り終えた最終的な図になるので、差集め算本来の仕組みである「1人あたりの差が積み上がって全体の差になる」というイメージがつかみにくいかもしれません。線分図にこだわらずに、他の図を活用することもぜひ試してみてください。
典型問題に慣れたら、問4に挑戦してみましょう。全体の差を正しく出せるでしょうか。「余り・余り」や「不足・不足」のときはひき算で、「余り・不足」のときはたし算、といった安易な覚え方をしていると、こうした問題でつまずいてしまいます。なぜひき算になるのか、たし算になるのか、といった理由を、図を用いるなどしてしっかり理解しておきましょう。
「考えよう3」はつるかめ算です。既習事項なので問題ないでしょう。 上位クラスの人は、問9の長いすの問題を必ず解けるようにしておきましょう。いま理解しておかないと、ずっと苦手問題のままになってしまうことが多いです。
つるかめ算関連では、問8の2か所に穴がある表の問題と、問10、問11の、失敗したらペナルティが課される問題が頻出タイプです。問7の個数とりかえの問題も要注意です。たった2問のおまけ扱いのようですが、解き方を知らないと手こずります。
また、テキストには類問がないのですが、お金などを「集める」タイプの過不足算を、一度解いておきたいところです。「配る」問題と線分図のかき方が異なるため、混乱しがちです。市販の問題集などで触れておきましょう。
小数の基礎および小数のたし算・ひき算を学びます。
特に難しいポイントはありませんが、小数点以下の最後の0(ゼロ)を消し忘れないように十分注意しましょう。問5のような単位がからむ問題は、苦手な人もいると思います。重さや長さの単位は整理しておきましょう。
日能研は小数計算をかなり重視していて、小数の勉強に8週間かけます。他の大手塾では計算技術を短期間で教えて、あとは家庭での反復練習に頼るという進め方が多く見られます。2か月もかけて計算ができるようになったというだけではもったいないです。文章題をどんどん解いて、応用力を養いましょう。
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