ケアレスミスをなくす方法

日ごろ一生懸命に頑張っているのに、なかなかテストの成績が上がらない原因で特によく聞かれるのが「ケアレスミス」です。算数でいえば、大半は「計算ミス」がこれに該当しますが、他にもたとえば『Aの体積を求めなさい。』という質問に対してBの体積を書いてしまうなどの「答えの書き間違い」、『電車どうしがすれ違う。』と書いてあるのに、電車の進行方向が同じととらえてしまう。という「問題文の意図の取り違え」などが該当します。また国語では、選択問題で「誤っているものを選びなさい。」という質問に対して正しい選択肢を選んでしまったり、「〜なぜですか?」と問われているにもかかわらず「〜こと。」と答えてしまったり、といったミスが該当します。せっかく出来るはずの問題を取りこぼしてしまうという、何とももったいない、痛いミスです!当然、試験の時には「よおし、今日こそは絶対にミスしないように注意しよう!」と生徒さん本人は何とか気をつけようと、毎回頭では分かっているのですが、どうしても同じミスをしてしまいます。

なぜ「ケアレスミス」はなくならないのか。まず、小学生が「ケアレスミス」を起こす主な原因を探ってみました。経験上、その原因は「時間が足りない」つまり「時間配分のミス」が一番だと考えています。「試験のとき間違えた問題を家でやり直しさせてみたら全部正解だった。」という経験を何度もされているお父様、お母様も多くいらっしゃることと思います。「理解している」訳ですから問題ないように感じるかもしれません。しかし、実際は時間不足から間違いを起こしているわけですから、時間配分をしっかりできるようになるまでは、理解しているのに間違い続ける危険性があるという根の深いものです。つまり「ケアレスミス」を根本的になくす為には、「与えられた時間の中でやるべきことを早くかつ正確に行う」という習慣を育ててあげることが大切です。そこで、お子さんの毎日の生活習慣を見直してみることをお薦めします。

毎日の生活の中で時間に対する認識の度合いはお子さんによって千差万別ですが、入学試験では、全てのお子さんに与えられる時間は等しく平等です。今の1分1秒はすべて試験会場で問題と戦っている自分につながっているということを忘れずに、何事をするにも常に必要最低限の時間でかつ丁寧に行うように意識しながら毎日を過ごすようにお子さんと話し合ってみてください。

具体的な方法として、腕時計などの常に携帯できて、使いやすい時計を用意します。そして勉強時間以外の日常生活で、朝起きたときから夜寝るまでの一つ一つの行動にどれだけの時間がかかっているかを計ってみます。その上で、無駄な時間がないかどうかを検証し、効率的に時間を使える方法はないかをお子さんに考えさせてください。たとえば、夕方、帰宅してから勉強を始めるまでに1時間かかっているとしたら、40分に短縮できないかを考えて実行してみる。朝の準備の時間は変えずに余裕を持って家を出る為に、持ち物チェックなどは前日の夜に完了しておく。といった具合にどんどん工夫していきます。その他の時間でも、しっかりと見直してゆけば日常生活の中には意外と無駄な時間が多いことに気付くはずですので、そこをしっかりと見直してください。副産物として、今まで捻出できなかった勉強時間が生まれてくるのも大きなメリットです。

受験まで残すところ約7ヶ月です。この7ヶ月、時間意識を持って毎日を大切に過ごしていくことにより、当日の試験時間の過ごし方(使い方)が大きく変わってきます。問題を解く順番も手早く出来るものから着手できるようになり、むやみに難問を考えすぎて無駄に時間を使ってしまうこともなくなります。以前はできなかった見直しもできる余裕が生まれてきます。頭で意識してもあれほど直らなかった「ケアレスミス」も、毎日の生活の中で時間に対する意識を改革することにより、克服することが出来ます!ぜひご家族で協力しながら挑戦してみてください!

もちろん、ケアレスミスの克服と共に学力の増進も欠かせません。ぜひ鉄人会精鋭の中学受験専門プロ家庭教師の指導を受けてみてください。志望校合格の為に、「今、何をすべきか」を把握し、優先順位をつけて指導に当たります。そして一直線に開けた合格への黄金ルートを中学受験専門プロ家庭教師と一緒に駆け抜けましょう!

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