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入試期間が終了しサピックスも授業が再開、塾では6年生扱いとなります。授業での大きな変更点は、土曜特訓がスタートしたことでしょう。平常授業とは別カリキュラムで進むため、毎週各教科の授業が2回ずつ行われることになり、プリントの種類も量も大幅に増えます。なるべく早く、復習すべき内容と一週間の勉強時間を把握し、生活スタイルを築きましょう。
とはいっても、6年生の通塾スタイルに慣れたころには春期講習に突入し、4月になると小学校も新年度が始まるなど、生活のリズムが変わってしまいます。しかし、「慣れてきたと思ったらまたリズムが変わってしまう」ということは、入試終了まで続くことですので、その都度臨機応変に対応して下さい。
それでは土曜特訓に話を戻します。まずコース割ですが、麻布や武蔵など記述問題が重視される「Bタイプ」校のクラスを別枠で設定する以外は男女別で成績順にクラス分けしているだけです。クラス名と志望校はあまり関係有りませんので気にしなくて結構ですが、平常授業のクラスとリンクして昇降しますので、何番目のクラスにいるのかくらいは認識しておいてください。
土曜特訓で大切なことは、理科と社会が4年生からの内容を総復習していく点です。1月の組み分けテスト(理科)を思い出してみてください。出題内容自体はそれほど難しくなかったと思いますが、広く浅く出題されたことによって「いかに忘れてしまっているか」という事態を認識させられたと思います。今後、全単元の総復習を何度か繰り返していきますが、9月以降に過去問を効率的に進めていくためには、夏期講習終了時までに各教科の基礎学力を確立しておくことが大切です。
サピックスは平常授業が中心で、土曜特訓は時間の許す範囲での復習でよいという先生もいますが、理科の「ポイントチェック」と社会の「知識の総完成」は必ず復習してください。ただし、1回あたりの知識量はかなり多いですので、全てを完璧に覚える必要はありません。
例えば、授業後の1週間は毎日一通りの内容を読んで行くなど、「目を通す」「頭に入れる」機会を増やすことが「後々まで記憶に残しておく」近道です。その際、特に社会は「漢字で書く」ということができれば大変有効だと思います。
このように土曜特訓の復習は大切ですが、この時間を捻出することがとても大変です。特に算数の復習量が膨大で、例年「1学期は算数の復習以外何もできなかった」という声は多いです。6年生では演習形式の授業となり、入試レベルの問題を1学期、夏期講習、2学期と3回反復学習していきます。どんどん問題を解かせていきますが、1学期はほとんど解けませんので、当然ながら家庭での復習量が多くなります。
ちなみに算数は、デイリーサポートCプリントまで解けるようになれば十分ですので、「なぜそうなるのか」という基本概念をしっかり確認してください。特に、マンスリーや復習テストに比べて組み分けテストの偏差値が下がる生徒さんは、単に解き方を丸暗記しているだけで基本が理解できていないケースが多いです。サポートDプリントやEプリントの解き方を暗記しても、無駄な時間と無駄なエネルギーを使うだけだと信じて、1学期はバッサリ切り捨ててしまってください。難しい問題は夏休み以降も扱いますし、最終的に解けるようになればよいのです。
まとめに入りますが、各教科で指示される家庭学習を全てこなすのはほぼ不可能です。それを十分理解した上で、出来る限りの努力をして下さい。そのためには、時間を確保し学習内容の優先順位をしっかりつけることが不可欠です。時間の面でアドバイスですが、日曜日を上手に使って下さい。日曜日は空けておくか、午前中で終わる程度の予定を入れておき、一週間のやり残しを消化する調整日と位置づけるくらいがちょうどよいです。初めから日曜日にもビッシリ学習計画を入れておくと、計画が破たんしてしまうのは当然です。できることなら、平日もゆったりめの計画のほうが親子ともにストレスがたまりませんよ。
「あと1年しかない」ですが、言い方を変えると「まだ1年もある」のです。過ぎてしまえばあっという間かもしれませんが、1年は結構長いですよ。1年かけて、志望校合格のための階段を上っていけばよいので、今から慌てる必要はありません。まず1学期は「基礎学力の確立」が目標となりますので、とにかくサピックスの流れに乗って、ひたすら授業内容と与えられたプリントを復習することに集中して下さい。
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