日能研5・6年生 算数・国語 今週の攻略ポイント!

<算数 6年生 第19回>

数列がテーマです。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」は規則を見つけて空らんをうめるだけなので計算は不要です。クイズ感覚で解きましょう。(6)のフィボナッチ数列は、入試でもよく出ます。「考えよう2」は等差数列の2つの公式の確認です。公式を覚えて使いこなせるだけでなく、公式の導き方も理解しておきましょう。

【攻略ポイント2】

「考えよう3」は図形と等差数列です。三角形の個数と棒の本数を表で整理すると規則的に増えることがわかります。あとは数列の問題として処理します。規則がわかったら図形から離れて数字だけ見て、考えるのがポイントです。

【攻略ポイント3】

「考えよう4」は数表の問題です。たてに見ると等差数列なのでそう考えて解くこともできますが、わり算の商と余りを利用した方が楽でしょう。(3)はまん中の数が平均と一致することに注目します。この問題では横に3個囲んでいますが、たてに5個、ななめに3個、十字型に5個など、対称な囲み方の時は平均を利用できます。L字型など非対称な囲み方の時は他の方法で解きます。上位生は問16、問17の難度の高い数表にも挑戦して下さい。

【攻略ポイント4】

「考えよう5」は奇数の和についてです。奇数は公差が2の等差数列なので「考えよう2」と同じ方法で解けますが、もっと楽な方法が紹介されています。(2)と(3)の設問の意味の違いをしっかり理解しましょう。

【攻略ポイント5】

「深めよう1」は、うまく区切ることによって、等差数列の問題に帰着されます。計算で出した数が個数なのか、数列に現れる数字そのものなのか常に把握しながら進めるようにしましょう。「深めよう2」は階差数列の利用についてです。となりどうしの差が同じではなく、だんだん増えていきます。○番目の数を求める際に等差数列の和の公式を使うため混乱しがちです。

最後に6年のテキストについて1つ注意点があります。オプションの内容が4・5年のテキストと大きく異なっています。第19回を例に見てみましょう。オプションは理解・活用・説明と3つの構成ですが、6年の場合、3つともほとんど同じ問題の繰り返しです。そして今回の題材は高校で習うシグマの公式1/6×n(n+1)(2n+1)を算数の範囲で導き出すという無理難題です。小さな数字で実験して規則を発見し、それを一般化する設問の意図も明らかに難関校志望者向けです。4・5年のテキストのオプション活用は授業の復習問題として利用価値が高かったのですが、6年のテキストは同じような使い方はできません。ご注意下さい。

<国語 6年生 第19回 説明文Ⅰ 話題と文脈>

【攻略ポイント1】

6年生の一回目の学習は説明文になります。学習目的は話題を踏まえ文脈をとらえることです。文脈とは言葉どうし、文どうし、段落どうしのつながりを言います。その文脈をとらえて要点をまとめる力をつけましょう。ポイントはテキストの8ページに記載されています。説明文の読解方法の要になります。特に★印の2つは重要です。しっかり覚えて文章にあたるときチェック出来るようにして下さい。テキストの文章、問題は全て過去問になります。5年生と違い設問数が多くなっています。つまり、応用力をつけていく時期と言えます。宿題だけではなく、授業で扱わなかった文章にも是非手をつけて下さい。一つでも多く解く経験をすることが合格への近道になります。

【攻略ポイント2】語句19回 漢字の知識Ⅰ

今回の学習は六書(りくしょ)と部首です。六書の出題率は低いのですが常識として身につけるようにしましょう。また部首の出題傾向は中堅下位校に多く見られるようです。出題率も高くはありませんが常識として身につけておかなくてはなりません。代表的な部首については確実に覚えておきましょう。

最後に。
5年生と違い格段に学習量が増えます。授業の振り返り、解き直しが重要です。家庭学習も『栄冠』や漢字の練習だけで終わらず是非授業で扱わなかった文章も解いて下さい。また毎回の知識項目、漢字については確実に身につけていきましょう。

<算数 5年生 第19回>

5年最初の回は小数の計算です。すべて4年で学んだ内容の復習です。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」はかけ算、「考えよう2」はわり算の練習です。わり算の余りの小数点の位置には気をつけましょう。「考えよう3」は逆算です。ここで基本操作を確認し、問5やオプ活の問4のような長い式でも練習しましょう。

【攻略ポイント2】

問6の分配法則の利用、問7の商と余りのある式の逆算も必ず解いておきたい問題です。問8、問9の文章題は、かけ算なのかわり算なのか、またわり算の時はどっちわるどっちなのかを見分けるだけですが、苦手な子もいるでしょう。簡単な整数を想定し、比べてみるなどして、納得した上で式をつくるようにしましょう。まず適当にわってみて、うまくいかなければ、逆にわったりかけたりして、意味を考えずに答を出す子がたまにいます。今回は計算力を高めることに力を入れて下さい。

<国語 5年生 第19回 説明文Ⅰ 重要語句と要点>

【攻略ポイント1】

5年生の一回目の学習内容は説明文になります。学習目的は重要語句をとらえ、各段落の要点を自力でまとめられるようにすることです。要点になりそうな言葉としてテキストの19ページに紹介されていますので確認して下さい。本文を読む際のチェックポイントでもあります。また、重要語句をとらえるのと同時に話題もとらえる必要があります。話題を踏まえた上で重要語句をチェックして下さい。重要語句をもとに各段落の要点をまとめてみましょう。実際の授業では、要点を書くことはないかもしれません。宿題の『栄冠』を行う時に是非書いて下さい。文章を早く正確にとらえる良い練習になります。

【攻略ポイント2】語句19 文節 主語 述語

今回の学習は記述力の基礎になります。文節の役割を正しくとらえることを目的にしましょう。ポイントは文節に区切れること、次に述語を指摘して最後に主語を指摘出来ることです。この順序を厳守してください。また、文の型は述語の働きを理解出来れは難しくありません。

5年生の一回目は小4からの通し番号で19回になっています。5年生から塾利用のかたは不安があるかもしれませんが、カリキュラム的には各文種を初めから学習しますので大丈夫です。最後に5年生の学習は入試問題を解く基礎的な力を全て身につける時期になります。がんばっていきましょう。

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