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第18回は『図形の移動(2)』です。ここでは、図形の回転移動・転がり移動を学習します。第17回と同様、自分で図をかいて確かめながら進めましょう。
「必修例題1」は、図形の回転移動の問題です。回転移動では、どの点も同じ点を中心として同じ角度だけ回転しますから、動いたあとの線は中心角が等しいおうぎ形の弧になります。また、回転の中心の点、回転の角度、半径の長さ、を確認することが重要です。
直角三角形ABCが、頂点Cを中心に90度回転した図形を三角形A´B´Cとします。
「必修例題2」は、2本の直線が直角に交わってできた図形(文字Tの形)を回転させる問題です。
「必修例題3」は長方形の転がり移動の問題です。長方形の頂点が、順に回転の中心となることに注目して考えます。移動の仕方を作図することが大切です。予習シリーズ173ページの解き方にある図を参照してください。
「必修例題4」は円が線上を転がる問題です。直線が曲がるときの円の動きがポイントとなります。予習シリーズ174ページの解き方にある図を参照してください。
なお、予習シリーズ175ページにある別解の説明はできるだけ理解しておきましょう。
第18回は『場合の数(2)』です。第14回は並べ方を学習しましたが、今回は選び方を考えます。選び方(=組み合わせ)とは,並べる順番は異なっていても、組の中の数字や記号が同じ組み合わせならば、1通りとするものです。例えば、(A-B)と(B-A)は、並べ方としては2通りですが、選び方としては1通りとするものです。選ぶ順番の基準を作っておくことが大切になります。
「必修例題1」は、A、B、C、Dの4人の中から、2人の組を作る選び方の問題です。まず、2人を並べる場合を考えます。Aからの並べ方として、A-B、A-C、A-Dの3通り、次にBからの並べ方として、B-A、B-C、B-Dの3通り、次にCからの並べ方として、C-A、C-B、C-Dの3通り、次にDからの並べ方として、D-A、D-B、D-Cの3通りがあります。よって、3×4=12 より、12通りあります。選び方としては、A-BとB-Aは同じ1通りです。同様に、B-CとC-B、C-DとD-Cもそれぞれ1通りです。つまり、並べ方としては2通りにしているものを、選び方としては、1通りに数え直します。よって、全体を2で割ったものが、選び方の場合の数になります。書き出してみますと、A-B、A-C、A-D、B-C、B-D、C-Dとなるので、答えは6通りです。ここで、書き出したものを見てみますと、すべて、A→B→C→Dの方向になっています。B-AやD-Cという逆方向にもどることはありません。選び方の問題では、このルール(Uターン禁止)が重要です。
「必修例題2」でも、このルールに従って、数の小さい方から大きい方へ考えます。また、それぞれの数字が何個まで使えるかを確認しながら進めます。1-1-1、1-1-2、1-1-3、1-2-2、1-2-3、2-2-3の6通りです。
「必修例題3」は、選び方の問題であるとともに、三角形の辺の長さの性質を学ぶ問題です。三角形の3つの辺の長さには、[最大の辺の長さは、残りの2辺の長さの和よりも短い]という性質があります。ぜひ、覚えておいてください。 最長の6cmを必ず使うことにして、6<5+4、6<5+3、6<5+2、6<4+3の4通り。次に長い5cmを最長の辺として、5<4+3、5<4+2、の2通り。次は4cmを最長の辺として、4<3+2の1通り。以上、4+2+1=7より、7通りできます。ここでは、最長の長さ、および残りの2つ辺の長さの選び方は、長い辺から短い辺へと順に考えています。逆の長さへ進むことは考えていません。Uターン禁止のルールです。
「必修例題4」は、A+B+C=15 となるA、B、Cにあてはまる数を、1から9までの中から選ぶ問題です。3つの数の和の問題ですが、1つの数Aを決めて、残りのBとCの和の組み合わせ(B+C)を考えていきます。まず、A=1とします。B+C=14となる組み合わせは、(5+9)、(6+8) の2通りです。同様に、A=2とすると、B+C=13ですから、(4+9)、(5+8)、(6+7) の3通りです。A=3とすると、B+C=12ですが、3+9は3が入っていて使えません。そのほかに (4+8)、(5+7) の2通りです。A=4とすると、B+C=11ですから、(5+6) の1通りです。以上、2+3+2+1=8 より、8通りです。なお、ここでも、Uターン禁止のルールに従っています。
場合の数の問題は、奥の深い問題が多く、また並べ方と組み合わせて考える問題が中学入試でも頻出されますので、基本をしっかり身につけるようにしましょう。
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