No.1503 日能研5・4年生 第1回算数対策ポイント!

 今回より、『日能研 算数対策ポイント!』は6年生向けが終了し、5年生、4年生の生徒様方へ向けての内容となります。

 6年生の皆様、今までご愛読頂き誠に有難うございました。皆様の志望校合格を祈念しております!

<算数 5年生 第1回>

 第1回のテーマは「場合の数 順列・組み合わせ」です。ポイントは「樹形図を描いて考える」ことと「樹形図とかけ算の関係を理解する」ことです。ここで注意したいのは効率の良い計算という方法だけに頼らないようにすることです。樹形図を描くことよりも計算することに力点を置いてしまうことによって本来は解けたはずの問題が不正解となるケースをテストでもよく見かけます。まずは調べて確かめるが基本方針です。

 場合の数は入試頻出単元というだけでなく、難問も作りやすい単元です。樹形図の性質を理解し、それをどのような場合でも使いこなせるよう十分に練習しておきましょう。

【攻略ポイント】

 「学び1」では樹形図の描き方とかけ算の関係について、「学び2」では、樹形図とかけ算の関係について学びます。さらに「学び3」では同じような考え方を使う類題について考えていきます。最後の「学び4」では順列と組み合わせの違いについて学習します。

 「学び1」では6ページの樹形図と7ページの樹形図とかけ算の関係についてしっかりと理解しましょう。これらが場合の数の考え方の基礎になります。樹形図の描き方は順番(数字なら小さい順に、アルファベットならA~ということです)にきまりを意識しながら描くことです。

 ノートの余白に余裕をもたせて、丁寧に描くことを心がけてください。同じような枝分かれの時にかけ算で場合の数を求めることができることに気づけば「学び1」はクリアです。

 「学び2」では同じ4枚のカードを選ぶ問題でも、どのようなときにかけ算が使えて、どのようなときに使いえないのかを検証(8ページ、検証する問い、その1~5)していきます。検証その1~5は入試問題でも出題されるパターンです。初めに樹形図を描くという基本姿勢は崩さずに臨むようにしましょう。

 「学び3」では同じような考え方を使う類題について考えていきます。人物、役割、色分けと問題を構成する題材は変わっても考え方自体は同じことを理解していきます。10ページ「やってみよう!」を使って練習をしてみましょう。
 
 「学び4」では順列と組み合わせの違いについて考えていきます。11ページ「やってみよう!」を使って練習してみましょう。「やってみよう!」だけでは練習量が足りないため、演習問題でさらに理解を深めてください。

 演習としては13ページ~15ページは必修です。さらに14ページ問3の倍数や偶数宇の数え方、問5の順列と組み合わせの違い、15ページ問6の「ものごとの反対側に着目する」などの思考法は入試でも頻出項目です。しっかりと解法を定着させておきましょう。

<算数 4年生 第1回>

 第1回のテーマは「数と計算 小数の計算1 ~かけ算~」です。かけ算の意味を考えることから始まり、整数×小数、小数×小数の計算ができるようにします。ここで重要なのが、ただ計算ができるということだけでなく、どうしてそのように計算するのかが説明できることです。

 よくうちの子は計算ミスが多くて…ということを耳にします。今回の単元のように計算でもその意味、理由付けを考えることができればミスも減らすことができます。「ただ解けること」と「理由までよくわかっていること」の違いに気づくことがこの単元の大きな狙いでもあります。

【対策ポイント】

 「学び1」では小数のかけ算を使う場面について、「学び2」では、○○倍の意味について、「学び3」では小数のかけ算の計算方法について学習します。

 「学び1」では、7ページのお話から小数のかけ算を使うのはどのような時なのかを考えていきます。お話として1.5Lのペットボトルやアイスクリームの1.5倍増量の例が出でいますが、身近にある小数についてご家庭で話をするのもよいかもしれません。「学び1」はテーマの内容をつかむための導入としての要素含んでいるため、堅苦しく考えず、どんどん例を挙げてみましょう。

 「学び2」では鉛筆を使って○○倍のイメージを考えていきます。ポイントとしては絵を描くことよりも、8×1.5=12、8×1.2=9.6、8×0.5=4の計算ができたかが重要です。また、この時にかける数が1より大きいと、答えがかけられる数よりも大きくなることや、かける数が1より小さいと、答えがかけられる数よりも小さくなることがイメージできるとよいでしょう。

 「学び3」では小数×小数の計算方法をさぐっていきます。「学び2」でやってみた整数×小数の意味をもう一度考えながら、10ページの「やってみよう!」を使って計算方法を考えてみましょう。

 横書きで式を書いて考えていく方法や、ひっ算の方法がありますので両方試してみて、計算のプロセスを確認するとよいでしょう。ただ操作(手続き)だけを学ぶのではなく、その理由付けができると一段と計算が楽しくなると思います。

 演習としては11ページ~13ページは必修です。さらに14ページ問2の積が同じくなるものを選ぶ問題、15ページ問3の文章題では小数のかけ算だけでなく足し算や引き算のしかたにも気をつけながらやりましょう。

 15ページ問4は計算の工夫の問題です。工夫して計算することはどのレベルの入試問題でも求められる力です。どのような計算問題でもなるべく楽をして解こうとする姿勢は大切です。16ページ問6は第1回のまとめとしてぜひ取り組んでいただきたい問題です。

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