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9月9日から11日にかけて関東・東北地方に集中豪雨が降り続け、64の河川で氾濫、その中の14の河川で堤防が決壊するという大変な災害が関東と東北地方を襲いました。この被害を今後の災害対策への教訓とするため、気象庁は『平成27年9月関東・東北豪雨』と命名しました。
台風18号が熱帯低気圧となり日本海に抜け、太平洋を進んでいた台風17号は北側にある高気圧に阻まれて停滞していました。蛇行した偏西風によって多量に水蒸気を含んだ雲が南方海上から日本海の熱帯低気圧に向け流れ込みました。この雲の流れに台風17号からの東風が関東地方上空でぶつかり、関東から東北にかけて積乱雲が帯状に伸びる状況が起りました。この帯状の積乱雲を『線状降水帯』と言います。通常なら天気は西から東に移動するのですが、台風17号から吹き出す東風により留められ、線状降水帯は関東・東北地方を長時間通過し続けました。その結果、24時間雨量が栃木県日光市で536mmを観測するなど各地で記録的な豪雨となり、茨城県常総市で鬼怒川が氾濫、約40km2が浸水する被害となりました。しかし、線状降水帯は豪雨をもたらす珍しい現象ではありません。昨年8月広島市で大規模な土砂災害を起こし、2012年7月死者行方不明30人以上を出した九州北部豪雨も線状降水帯が原因でした。違いは線状降水帯の方向と積乱雲の流れる方向が一致し、同じ地点を積乱雲が通過し続けた事が今回の記録的豪雨となった理由です。
その間、気象庁は“1時間50mmの雨量が3時間以上続く数10年に1度の規模の災害が一定の範囲内で発生すると予想される”時に発表する『大雨特別警報』を出し、96万人に避難勧告を出しました。
『特別警報』は2013年8月から運用が始まった制度で、「大雨」「大雪」「暴風」「暴風雪」「高潮」「波浪」の6種類の他「大津波警報」「噴火警報」「緊急地震速報」が有ります。これらが発表された場合、“行政機関は住民等への周知を徹底し、住民や関係機関は最大級の防災対応をとる”ことを求められます。
地球の温暖化については「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」で実態の調査、原因物質の削減方法や未来予測等が専門家によって検討されています。最近の研究では、130年間で0.85℃地球の平均気温が上昇し、温暖化によって気候変動が極端化するといわれています。
地球の温暖化により大気中の水蒸気量が多くなると、降る地域には多量に降り、降らない地域はより乾燥する極端な気象の変化が起こってきます。また、日本でも平均気温は上昇していますが、ここ10年では明らかに夏の気温がより暑く冬は一層寒くなってきています。
皆さんは太平洋赤道付近中部東部(ペルー沖とも言う)の海水温が高くなる『エルニーニョ』(スペイン語で男の子)現象と、逆に海水温が低くなる『ラニーニャ』(女の子)現象が数年毎に繰り返し発生して気候変動に影響を与えていることはご存知でしょう。でも気候変動の要素はこれだけではありません。
2013年末から翌年2月にかけて世界各国で異常気象が頻発しました。カリフォルニアで冬季に降る雨が降らない干ばつが続き、山火事が多発、東海岸では-30℃の異常寒波と大雪、英国ロンドンでは平年の倍の降雨が3か月間続く250年振りの大雨による洪水が起こりました。これは“インドネシア近辺の海水温が例年より0.5〜1度程度上昇した”ために、いつもは揺れ動いて赤道付近の温かい空気を中緯度に拡散し気温の安定に寄与している偏西風のルートが動かなくなってしまい、同じ地域の上空を流れたために引き起こされた現象と言われています。
更に温暖化により北極海の氷が減少してきていますが、氷の減少に伴い極北を回転している『極夜ジェット気流』が弱まり、北極の寒気が流れ出して冬の寒冷化が強まるとも考えられています。今年2月北半球はほぼ同時に極端な寒波に襲われ、米国では-30℃の大寒波と大雪、雪が降らない中東のイスラエル・サウジアラビヤが雪に覆われたのもそのためと言われています。
皆さんにはわずかに思われる平均気温の上昇温度と思われるでしょうが、200年前当時の平均気温が0.5℃下がった英国でテムズ川が氷結しています。平均気温の変化の影響がいかに大きいかが判ると思います。
台風とは規模が大きくなった熱帯低気圧のことで、北西太平洋地域での呼び名です。特にスーパー台風とは最大風速が秒速67m/s と定義されています。インド洋・南太平洋ではサイクロン、北東太平洋・大西洋ではハリケーンと呼ばれ名前が違うだけです。
近年の衛星による観測技術の進歩により、発達した雲の塊が赤道付近のインド洋に発生し、次々と発生しながら東に移動し、約40日で地球を一周する、「マッテン・ジュリアン振動(MJO)」という現象がスーパー台風発生と密接な関係が有ることが判ってきました。
今年は太平洋中部で約2度程度高くなるエルニーニョ現象が発生し、水蒸気が多量に発生していました。通常、赤道地方は東向きの風が吹いている所に、西からMJOが来たため風がぶつかりあい、強烈な上昇気流が幾つも積乱雲を作りスーパー台風が多発しました。特に今年9月28日沖縄県与那国島をおそった台風21号は瞬間最大風速が秒速80mという経験のない風害をもたらしました。秒速50mでも、飛ばされたビニールサンダルが弾丸の様にガラス窓を突き抜ける威力です。温暖化に伴い更に多くのスーパー台風が日本近海の海水温の上昇により衰えないで日本列島をおそうという予測も出ています。
これらのバランスで気温が決まっています。
近年の温暖化は人間活動によって、化石燃料によるCO2の増加に代表される温暖化ガスの増加、森林の減少等に原因が有ります。世界中の人間が便利な生活をしようとすると、一層温暖化ガスが発生し生活環境の大きな変化や巨大災害が多発することになるでしょう。人類は英知をしぼって改善しなければなりませんね。
一方、産業革命以前の時代、まだ人間活動が自然環境に影響を与えない時代でも、地球は緩やかな寒冷化と急激な温暖化(氷河期と間氷期)を繰り返していました。
原因は解明されていませんが、過去2000年間の樹木の調査研究から約400年毎に雨量が激しく変化している期間が有ることが判りました。最後の変動期から300年経過しているので次の変動期が近いと心配されています。
約100万年前から現在までの間、10万年周期で氷河期と間氷期を10回繰り返し、現在は氷河期が近いと言われています。原因は木星と土星の引力の影響で、地球の円形軌道が楕円軌道になる時期が有り、その間日射量が減少して氷河期になるようです。
約270万年前から約110万年までの間は、地軸の傾きの変化が約4.1万年周期で起こっていて、その結果、日射量の変化が周期的な寒冷化を起こしていました。
原因は太陽系が銀河の腕を通過している期間、宇宙線の量が増加するためと言われています。過去4回0.5〜3.5℃平均気温の寒冷化がこの周期で起こっています。現在太陽系は銀河の腕の外に居ますので温暖期にいることになります。
地球は昔から温暖期間と寒冷期間を繰り返し経験してきているのですね。
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