日能研5・6年生 算数・国語 今週の攻略ポイント!

<算数 6年生 第34回>

今回から速さの単元に入ります。5年内容と比べると、比を利用して解く場面が多くなります。抽象的な数値の扱いに慣れましょう。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」は速さの単位換算と、3公式の確認です。ここがスムーズにできない人は5年のテキストなどで基礎を固めておきましょう。「考えよう2」は平均の速さです。道のり全体を時間全体でわります。速さをたして2でわっても正解にはならない理由を説明させる問題がカリテに出るかもしれません。「考えよう3」は旅人算です。式の中に速さの和や速さの差が出てきますが、いずれも一定時間に縮まったり広がったりする距離でもあります。1分や1時間でどれだけ2人の間が広がったり近くなったりするのかと考えるのが算数らしい解き方です。このページの問題がわからない状態だと、次週以降もたいへん苦しいので、苦手な人は十分練習を積んで下さい。

【攻略ポイント2】

「考えよう4」から比を利用して解く問題です。比であっても実数値と同じように公式通りに数字をあてはめられます。(1)のように道のりが同じ時は速さと時間は逆比になります。「考えよう5」も同様に、3つの要素のうち1つが同じ時に他の2つが逆比や同じ比になることを利用します。これも使いこなすまでには練習量が必要です。「深めよう1」も逆比を利用する問題です。過不足算のような解き方も可能ですが、比を使うのが6年生の解き方です。「深めよう2」の歩幅の問題は初めての人も多いでしょう。歩幅×歩数で歩いた道のりになりますが、それが速さの比と同じになります。動く歩道など流水算タイプの問題とミックスされ難問になることも多いので、まずはこの基本レベルをしっかり解けるようにしておきましょう。問8は問題文に数字が2つしかでてきませんが、うっかりするとミスします。問12はつるかめ算であることに気づくことが大切です。問18は3人の旅人算です。これも頻出パターンなのでマスターしておきたい問題です。比なしでも解けますが、速さの比=道のりの比を用いるとすっきり解けます。

<国語 6年生 第34回 物語Ⅰ 場面>

今回から5回にわたり物語文を学習します。

【攻略ポイント1】

第34回は場面について学びます。場面とはいつ・どこで・誰が・なぜ・どうしたを1つのまとまりとしたものです。場面の変化は人物の登場や場所の変化、時間の流れに沿って変わって行きます。1つ1つの場面のつながりをとらえながら読み進めて下さい。また、場面には当然できごとが描かれています。できごとから人物の心情をとらえることがポイントになります。例えば読解Ⅰの主人公、修は両親が忙しく働き、けっして裕福ではない家庭の中学生として設定されています。こうした背景を踏まえ描かれた「ある朝」のできごとをは修にどのような心情をもたらしているのかを考えてみましょう。心情を考えるには心情が表現されている部分の前後のできごとが手がかりとなります。読解Ⅰでは傍線(3)と(4)がそれにあたります。できごとを根拠に主人公修の心情を自分の言葉で表現して解答を作ってみて下さい。

【攻略ポイント2】語句 品詞Ⅲ

文法の3回目になります。今回は、入試での出題に合わせて助動詞と助詞の用法の識別を学習します。識別方法は、それぞれの単語の により異なります。特に助動詞、助詞は単語の意味を暗 記、理解していないと誤答の原因になります。テキストの467ページから代表的な単語の意味用法が記載されていますので、必ず目を通しておきましょう。前回のメルマガでもお伝えしましたが、苦手な方は演習を通してのトレーニングが必要です。夏期講習テキストに多くの問題がありますので本科テキストの467ページ以降をもとに演習や振り返りを行なって下さい。

<算数 5年生 第34回>

消去算です。連立方程式で言うところの加減法と代入法の両方を学びます。発想の仕方は共通していて、2種類のうち1種類を消去し、片方だけの式に持ち込むという手順になります。

【攻略ポイント1】

「考えよう1」は一方の個数がはじめからそろっているのでそのままひけます。「考えよう2」は片方の式を何倍かしてそろえます。「考えよう3」は両方ともそれぞれ何倍かして最小公倍数の個数にします。「考えよう4」は代入法です。加減法とは式の形が異なるのでひくのではなく、入れ替えるという手法を使います。問1〜問13は「考えよう1」〜「考えよう3」と同じレベルです。余裕があれば問14以降の3種類の消去算もチャレンジしましょう。

<国語 5年生 第34回 論説文Ⅲ 対照的内容(1)>

今回は論説文の対照的な内容が提示された比較文を学習します。

【攻略ポイント1】

入試では頻出の文章です。話題に関して対照的な具体例が述べられていますので、比較された事柄から筆者の意図や考えを読み取ることがポイントになります。例えば読解Ⅰでは「学校の国語教育」と「日本語の教育」という2つのことがらを筆者が提示しています。そこから問題点を挙げ、どうすべきかという結論=主張を最後に述べています。文章の最初に「ことば」という話題を提示し、そこから対照的な具体例を挙げて主張に結びつけています。このように全体の構成をとらえることをポイントに文章を読み進めてみましょう。読解Ⅱでは日本とイギリスのコミュニケーションの違いが話題です。具体例から筆者はどちらの方に立場を置き、どのようなことを結論付けて主張しているかを考えて下さい。

【攻略ポイント2】語句 対義語・同義語

今回は対義語と同義語の学習になります。入試では直接対義語を求められたり、記述式解答の基礎的な力となります。テキストの361ページには対義語が、362ページには同義語が記載されています。知らないことばは意味を調べ、少なくともこの2ページ分は今回しっかり覚えて書けるようにしておきましょう。

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