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食塩水について学びます。
まずは濃度の意味をよく理解しておきましょう。「考えよう1」(2)のように、うっかり塩÷水で計算しても割切れてしまう問題は要注意です。「考えよう2」も公式にあてはめて機械的に答を出すのではなく、全体に対して塩の占める割合が濃度だという本質をつかんでおきたいところです。「考えよう3」・「考えよう4」では、食塩水+水、食塩−水、食塩水+塩、食塩水+食塩水といった典型問題を扱います。ビーカーの図などで整理しながら、濃度、全体、塩の3つの数字を埋めていけば解けます。
問5はその逆算タイプの問題です。必ず練習しておきましょう。問8の2回混ぜる問題も重要です。頭の中で解こうとせずに流れがわかるような図をかいて、全体の量や塩の量を追っていくと安全です。面積図が必要な問6、問9も触れておきたい問題です。ビーカーの図などでうまくいかないときに面積図に作戦変更する手際良さも身につけたいものです。
上位クラスの生徒は、パターン別に解法を覚えるだけでなく、混ぜることで濃度が変化していく様子にも注目してみましょう。オプ説1〜4は答えにくい問題ですが、濃度の本質の理解が試されます。カリテでも、計算で%を求めずに、だいたいどれくらいの濃度になるかを問う問題が出題されると思われます。
小数の逆算です。逆算のルールは整数の逆算と全く同じです。今回新しく覚えることは何もありません。逆算が苦手な人は整数の逆算から復習してもよいでしょう。
長い式の逆算では計算の順序を守りながら、どの段階まで計算が進んでいるのか確認できる書き方が望ましいでしょう。また、逆算を始める前に計算して縮めてしまってもかまわない塊を見抜くことも必要です。テキストの解答は順を追ってとても詳しく説明してありますが、どうしてもうまくいかないときは、質問して教わった方がよいです。長い逆算がいつまでも苦手で、テストに出たらすぐ後回しにするという状態にはならないようにしましょう。
また逆算が得意な人は、単純な計算ミスに注意しましょう。手を抜くとすぐ間違います。十分練習しているはずなのに0.8÷0.2=0.4などとやってしまうことがあります。上位クラスの皆さんは問6のような分配法則を利用した逆算の応用問題を練習しておきましょう。
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