電車の路線図を使ってお子様の漢字力をアップさせるゲームを考えました!

電車のドアの上に貼られた路線図を使って、お子様の漢字力をアップさせるゲームを考えました!やってみると意外と面白かったのでご紹介します。

路線図にある駅名の中から「一から十までの数字が使われている駅名を探す」というゲームです。
例えば東京の地下鉄路線図であれば、一は「一之江(都営新宿線)」や「青山一丁目(東京メトロ半蔵門線他)」、二は「二重橋前(東京メトロ千代田線)」、三は「志村三丁目(都営三田線)」や「三田(同)」・・・と探していくものです。ゲームとは呼べないほどのシンプルな遊びですが、お子様の漢字を記憶する作業を効率的にする効果があります。

一から十の漢数字を見つけるという作業に没頭しているうちに、自然と多くの漢字に触れることになります。東京メトロ半蔵門線の駅名を「水天宮前、清澄白河、住吉、錦糸町…」とたどるだけでも、多くの漢字を自然に目で追うことになります。そこで錦糸町の「錦」という字を覚えるまではいかなくとも、それは「どこかで見たことのある字」になります。そこで次に「錦」を見たとき、例えばニュースで「テニスの錦織圭選手」との文字が画面に出たときなどに、「あの錦だ!」と、「錦」に対する印象がより強くなり、それが漢字記憶力のアップにつながります。漢字に対する印象を強めるための「情報のインプット」がこのゲームの主目的です。

あくまでもゲームですので、「路線図を見て漢字の勉強をしなさい」などのお声かけはされない方がよいでしょう。お子様が少しでもリラックスした状態で、情報がスムーズに頭に入りやすくする環境づくりも大事と考えます。遊びの感覚で、漢字と戯れるようにされてください。

お子様が路線図に慣れてきたら、例えば駅名の漢字を使って名前を作ってみる、といった別のゲームを試されてもよいでしょう。お子様ご自身のお名前や、お友達、あるいは歴史上の人物を含めた有名人でも盛り上がるのではないでしょうか。例えば、「千石(都営三田線)」の「石」、「永田町(東京メトロ半蔵門線他)」の「田」、「四谷三丁目(東京メトロ丸ノ内線)」の「三」と、「御成門(都営三田線)」の「成」で「石田三成」など。「葛西(東京メトロ東西線)」の「西」と、「本郷三丁目(東京メトロ丸ノ内線他)」の「郷」で「西郷」など、名前すべてが難しい場合は名字だけでもよいでしょう。

ちなみに、一から十までの数字が使われている駅名ですが、東京の地下鉄路線図ではひとつの数字以外は見つけられます。「七」だけはどうしても見つからないので、その点をお含みおきのうえ、お子様と楽しまれてください。

以上、中学受験の現場から貝塚がお伝え致しました。

中学受験鉄人会 入試対策室
室長 貝塚正輝
(筑波大学附属駒場中高卒)

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