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No.965 『広尾学園小石川が偏差値を爆上げする3つの理由と唯一の誤算(前編)』

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 今回は来年度から生徒募集を開始する話題の新設校、広尾学園小石川が偏差値を爆上げする3つの理由と唯一の誤算について解説します。お話したいことがたくさんありますので、全編後編にわけてお届け致します。

 まず、広尾学園小石川をご存知ない方に向けて少しご説明致しますと、文京区本駒込にある村田女子中学高等学校が共学になり、名称も広尾学園小石川となって生まれ変わる新設校です。村田女子は、すでに2016年に中学の募集を停止していて、現在、中学は稼働しておらず、高校生のみの状態です。来年度入学する新中1が高校に上がるタイミングで高校募集を停止し完全中高一貫校になります。

 ではさっそく、広尾学園小石川が偏差値を爆上げする3つの理由を解説していきましょう。まず1つめは、広尾学園の教育ノウハウがほぼそのまま導入されるから。ということです。実は、広尾学園自体が2007年に当時の順心女子中学を共学化すると同時に広尾学園に校名を変更して、現在の難関中学の地位まで上り詰めたという実績があります。広尾学園小石川はこの本家の広尾学園と「同等・同質の教育を目指す」と公言しており、14名の教員が小石川に移りますし、新校長の松尾先生は広尾学園で教頭先生をされていた方ですので、その本気具合が伝わってきます。

 では、広尾学園の教育ノウハウがもたらした結果を見ていきましょう。まずは入口部分である偏差値の推移です。四谷大塚の結果偏差値で開校から今年まで、どれくらい偏差値が伸びたかを確認します。広尾学園の初年度2007年度のほぼ確実偏差値は男女共になんと34です!これが、4年後の2011年度には、男子が50、女子が52まで伸びています。そして今年の2月の入試では、男子59、女子61です。つまり13年間で、男子がプラス25、女子がプラス27という驚異的な伸びを実現したのです。ちなみにこれは医進コースではなく、本科コースの偏差値です。

 次に出口である大学合格実績をみてみましょう。
まず、広尾学園中が開校した2007年の順心女子高校の3年生の大学合格実績を晶文社発行の中学受験案内で確認すると、国公立大学は首都大学東京の1名のみで、早慶上理は合計で3名という結果です。これが、13年後の今年2020年度の大学合格者数を広尾学園のホームページで確認すると、東大3名をはじめとして、国公立大学が71名、医学部医学科に40名、早慶上理で210名という非常に高い合格実績を叩きだしています。単純に計算すると国公立や早慶上理の合格者は70倍ほどになっています。その他に、アメリカのスタンフォードやイギリスのオックスフォードを含む海外の大学に78名という実績も出しています。2007年と2020年では卒業生数も2倍になっていることを考慮したとしても、私はこの業界に20年以上いますが、こんなに伸びた学校を知りません。広尾学園小石川は、本家、広尾学園のノウハウがほぼそのまま導入されます。受験生が殺到するのは間違いないでしょう。
 
 2つめは、共学進学校人気の波に乗れる。ということです。近年は共学人気が非常に高くなっていますが、なかでも、大学付属ではなく、共学進学校は学校数も少ないため、特に山手線の内側や山手線から近い都心エリアでは偏差値が高止まりしています。実は、広尾学園小石川がどのゾーンの偏差値を狙っているのかはこの点からある程度の予想がつきます。

 都心エリアの共学進学校を四谷大塚の第三回合不合判定テストの偏差値で5ポイント刻みでゾーン分けしてみましょう。偏差値は女子の偏差値の方が高いので女子を基準にして、受験日は2月1日、午後受験は偏差値が高く出過ぎてしまうので考慮せず、第一志望者が集まる受験回を対象に見ていきます。

 まず偏差値66 から70のトップゾーンに入るのは、69の渋谷教育学園渋谷のみです。次に、61から65のゾーンでは広尾学園のみで61。その下の56 から60のゾーンにはなんと1校もありません。最後のゾーン、51から55のゾーンに位置するのが52の開智日本橋です。55に三田国際がありますが、立地が世田谷区用賀ですので外しておきます。

 こう見ると、偏差値56から60のゾーンが空いています。このゾーンで進学校志望の受験生は、女子は鷗友学園、東洋英和、などの女子進学校を受験せざるを得ません。男子は、芝、本郷、城北、巣鴨あたりになります。また、共学希望が強い場合は、武蔵小金井の中央大付属や三鷹の法政大学中まで足を伸ばすことを考えると思いますが、中学受験でこの偏差値ゾーンにいるお子さんは、大学受験で早慶以上を狙えるポテンシャルが十分あるので、小学生の段階でMARCHに決めていいのか、というジレンマに陥るはずです。

 つまり、広尾学園小石川は、偏差値56から60のゾーンにいる都心エリアの共学志望者層を狙っているのです。現在、同校は四谷大塚の第3回合不合判定テストで偏差値49ですが、3年から5年後には間違いなく56から60のゾーンに入っているはずです。

 では、前編はここまでとなります。次回、後編では、偏差値爆上げの3つ目の理由と、広尾学園小石川のたった一つの誤算、そして来年度の第1回目の入試ではどの程度の偏差値なら挑戦すべきなのかについてお話しします。

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