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ご父母の皆様でお子さんに勉強を教えていらっしゃる方も多いと思います。今回は逆の発想で、お子さんから勉強を教えてもらうことにより、学力の定着を促し、合格にグンと近づく方法についてお話したいと思います。
以前に、中学受験で開成中学に入学し、その後、東大の理科三類に合格した生徒さんのお父さんから中学受験時のお話をお聞きしたことがあります。その時に特に印象に残ったお話をご紹介したいと思います。お子さんが塾(SAPIX)で習ってきたことをすぐに忘れてしまうので、忘れた時に、お父さんが教えられるように、お子さんが覚えているうちに塾で習った内容を教えてもらっていたそうです。つまり、お子さんに塾の授業を再現させていたのです。お父さんも、子供が忘れた頃にSAPIXの先生と同じ教え方でしっかりと教えられるように、真剣に聞いて覚えこんだということです。そして、「子供にしゃべらせる。」→「親が子供から教わる。」→「子供が忘れた頃に親が教えてあげる。」という、一連のサイクルが習慣として定着したそうです。そして、やがて絶大な効果が現れ、驚異的な成績アップを実現したのです。この経験から、子供に「しゃべらせる」ことにより、理解度をチェックできるだけでなく、言葉に出すことによっておぼろげだった知識が整理され、学力の定着が確実になるというメリットがあることが分かります。また、小学生は驚くほど忘れるのが早いので、後日、親御さんが同じ内容をお子さんに確認することにより、復習の面でも効果があると同時に中学受験に欠かすことのできない親子のコミュニケーションの絶好の機会になります。ぜひ試みてください!
では、さっそく実践方法に移りましょう。まず、一番のポイントは、お子さんに「しゃべらせる」ことですが、もう一点、同時に「書かせる」という作業を加えることにより、一層の学力の定着を狙います。先生(お子さん)用のノートを用意して、ノートをホワイトボード代わりに授業をしてもらうと良いでしょう。また、ホワイトボードを用意して、勉強部屋をさながら教室のような雰囲気にして気分を盛り上げると、のりやすいお子さんは、目をキラキラと輝かせながら授業を展開していくこと請け合いです。そして、「お父さん(あるいはお母さん)、どうしてもこの問題がわからないから、どうやって解くのか教えてちょうだい。」とミニ先生にお願いしてみましょう。そして、子供にどんどんしゃべらせましょう。ここで注意して頂きたいことが2点あります。それは、「決して怒らないこと。」、「真剣に聞くこと。」です。このサイクルが習慣になると、お子さんは親御さんに教えるために塾の授業を集中して聞いてくるだけでなく、わからなかった箇所を積極的に質問するようになりますので、まさに一石二鳥です。
もちろん、学年が上がるにつれ、学習内容も高度なものになってくると、さすがのお父様、お母様方でも対応が難しい分野がでてくるかもしれません。そんなときは、ぜひ、私ども鉄人会の敏腕中学受験専門プロ家庭教師にいつでもご遠慮なく声をかけてください!必ずお力になれます!
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