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受験学年を迎えるにあたってのチェックポイント(算数編)

今回は、これからいよいよ受験学年を迎え、大変になっていく小5の算数について、今の時期にどのような学習をしておけば効果的なのかを考えていきたいと思います。また、最後に予習シリーズ、日能研のテキストを用いた現状のチェックポイントも載せておきましたので、ぜひご活用ください!

【急に失速してしまう原因とは…】
小4、小5くらいまでは算数でそこそこの点が取れていた生徒が、小5の後半から、あるいは小6になってから急に点が伸びなくなる。ということは、受験算数の世界ではよくあることです。中学受験経験者からそのような経験談を聞かされた方も多いことでしょう。その原因として考えられることはいくつかあるのですが、

①学習内容が難しくなる。
②「比」「割合」と絡めて出題される単元が多いので、「比」や「割合」の考え方がしっかり身についていない人にとっては、とてもつらい状況になってしまう。
③「比」「割合」以外にも、「小5までに学習した内容をきちんと理解できている」ということを前提として、それをさらに発展させる内容が多いので、これまでの学習の中で少しずつ積み重なってきた疑問点や未消化内容の存在が完全に露呈してしまう。

といったことが挙げられます。このうち①は、やむをえないことですが、②と③についてはこれから冬までの時期の学習の仕方によってはリカバリーすることが十分可能です。

【「比」「割合」は基本作業をきちんと身につける】
まず②についてですが、多くの進学塾のカリキュラムでは、ちょうど今頃の時期に「比」や「割合」に関連した単元を多く扱っているはずです。それらを着実にこなすことを目指しつつ、冬休みを利用して「比」「割合」の基本的な考え方や作業ができているかを確認・復習することが重要です。たとえば、比や割合に関する問題を解いているときに、「かけるべきか割るべきか」「割るとしたらどの数をどの数で割るのか」といったことで迷ってはいないでしょうか。これはこの時期の小学5年生に見られる典型的な症状です。こういったところでよく迷ったり間違ったりしていると、この先「速さと比」「平面図形と比」「比の文章題」などといった、「比」を用いて工夫して解く単元を学習する際に、「先生は工夫のことを一生懸命説明しているが、私はそれ以前に比の使い方が混乱しているので、説明についていけない。」ということになってしまいがちです。そうならないために、「比」「割合」についての基本的な考え方や作業をもう一度確認し、迷わずに解けるようになるまで復習しておいてください。

【目前のテストでの得点よりも本質的な理解を】
次に③についてですが、これは②についてとかなり共通点が多い課題です。大切なことは、今の時期に「こまごまとした解き方をとにかく暗記してしまい、目前に迫ったテストに備える。」という学習法に走らないでいただきたいのです。「本当に理解してはいないけれど、とにかくこの解き方さえ暗記しておけばテストはしのげる。」といった学習法では、数ヶ月たってから復習してみたときには何も頭に残っていないということになりがちです。こうなってしまっては、小6になってから「今週は以前に学習した○△という内容を前提とした単元を学習します。みんな○△はきちんと理解しているはずだよね。」という単元を学習するときに、非常に高いツケを払わされることになってしまいます。そうならないように、これからの時期はいたずらにテクニックの丸暗記に走ることなく、基本的な解き方、考え方について「なぜそうなるのか」をじっくりと考え、理解するように心がけてください。

【まとめ】
★目前に迫ったテストに備えるため、テクニックの丸暗記でしのぐということはしない。(お子さんに「もういいから、明日までにこの解き方を丸暗記してしまいなさい。」などと言ってしまうことは避けなければなりません。)
★ちょっと苦手そうな単元を学習する際には、思い切って普段解いている問題よりも1ランク易しい問題を重点的に解くなどして、基本的な解き方、考え方の習得に努める。
★基本の中でも「比」「割合」についての解き方、考え方、図、作業に慣れておく。ということをぜひ心がけて学習してください。数ヵ月後、多くの受験生が失速してしまう時期を、うまく乗り越えることができます。

それでは最後に、「割合」と「比」について、基本的な考え方・作業が身についているかどうかをチェックするための問題の例を挙げておきます。今回は、一番多くの方が利用している「予習シリーズ」と「日能研」の2つのテキスト・カリキュラムを調べました。これらのテキストをお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

【予習シリーズを使用している皆さんのチェックポイント】
・小5シリーズ上巻の第11回「割合に関する問題(1)」をもう一度解きなおしてみて下さい。基本問題の1を使用してチェックしてみましょう。「かけるべきか割るべきか」「割るとしたらどの数をどの数で割るべきか」で混乱していませんか? ・小5シリーズ下巻の120〜122ページのうち、Aコースの方は120ページの1の(1)〜(4)を線分図を書いてきちんと解けていれば問題ありません。Bコースの方は121の3、Cコースの方は122ページの2の解き方で迷わなければ、まず「比」の基本的な考え方・作業は問題ないでしょう。

【日能研に通っている皆さんのチェックポイント】
・小5の後半に使用するテキストの第25回の9で迷っているようだと、「比」というよりも「割合」のところで躓いてしまっている可能性があります。 ・同じく小5の後半に使用するテキストの第27回のうち、基本レベルとしては173ページの4、標準的なレベルとしては8と9、応用的なレベルとしては174ページの11と12の解き方で迷わなければ、まず「比」の基本的な考え方・作業は問題ないでしょう。

5年生の秋からの算数はとてもやっかいですので、算数を苦手にしてしまうことがないように、基本をしっかりと理解しながら着実に進んでいきましょう。しかし、塾の授業はむしろスピードが増していきますので、少しでも不安がありましたら、いつでも中学受験鉄人会の中学受験専門プロ家庭教師にご相談ください!

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