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いよいよ夏休みです。6年生は、目の色を変えて勉強に励んでいることかと思いますが、4年生、5年生のみなさんはいかがでしょうか?「受験はまだ先だから」「6年生になってから本格的にはじめよう」などとお考えの方もいらっしゃることかと思います。
しかし、ちょっと待ってください。6年生になれば、よほどの人でない限りみなさん必死に勉強します。まわりのライバルたちも必死に努力するので、なかなか差はつきません。つまり、6年生になってからは、成績を伸ばすのはとても難しいのです。ですから、4年生、5年生のときにしっかり勉強しておくことが、6年生になってから成績を伸ばすための絶好の切り札になるのです。
そこで、今回は4、5年生の夏休みの過ごし方に焦点をあて、6年生になったとき、「伸びる頭」をもっているようにする方法をご紹介したいと思います。
6年生になったとき、成績が伸びる子と伸びない子の違いを、一言で表現すると「学習習慣の有無」です。「学習習慣」とは、毎日、少ない時間でも自主的に集中して学習する習慣のことです。勉強を○○時間している、とか、問題集を△冊こなした、というものではありません。少ない時間であっても、自分で勉強することが「習慣」となっているかどうか、が大切なのです。「習慣」ですから、特別にがんばってやることではありません。するのが当たり前なのが「習慣」です。そして、勉強を「習慣」にしてしまうことが大切なのです。
こうした「学習習慣」を持っている子は、勉強することを努力だとは感じていません。まったくつらくないと言ったらおおげさですが、少なくとも勉強がストレスだと感じることはないでしょう。この差は6年生になったとき、歴然としてきます。6年生になって、ストレスの中で、楽しくない勉強を「がんばって」やっている子と、勉強することは当然で、特別なことだとは感じていない子とは、違いが出てくるのは当然ですね。
では、どうすれば「学習習慣」が身につくのでしょうか?
「毎日漢字練習をやらせています」「計算問題を毎朝するように言いました」と、お母様からうかがうことがよくあります。たしかに、毎日少しでもいいから学習することは、「学習習慣」をつける上でとても大切なことです。しかし、毎日「勉強しなさい」と言われて、いやいや勉強することは本当の意味での「学習習慣」ではありません。そんな勉強ばかり続けていると、勉強=つらいこと→ストレスという悪循環に陥ってしまいます。
大切なことは「目標」を示してあげることです。マラソンにだってゴールという目標があります。ゴールのないマラソンだったら、きっと人間はそんなに長い距離を走りきることは難しいでしょう。漢字練習や計算練習だって同じです。この練習はいつまでつづくのか、何を目指しているのか、わからないまま勉強をさせられている状態では、「学習習慣」はつきません。
たとえば、その範囲のテストで、9割の得点を目標にしてもよいでしょう。テストは、毎回作成してあげるのが一番ですが、カリキュラムテストなど塾で実施しているテストでもかまいません。9割の得点を1ヶ月あるいは3ヶ月続けることを目標にしていくこともできます。また、漢字検定も有効です。まだ、小学生ではみんな持っている資格ではないでしょうから、学習意欲を維持するうえでかなり有効です。計算練習であれば、タイムを毎回測定して、計算が速くなっている実感を持たせたり、工夫して速く解くことを目標にしたりすることが有効です。
そして、もうひとつ大切なのは「成功体験」を得させることです。「成功体験」とは、こうすればうまくいった、こうすれば評価されたという体験のことです。
大人であれば、これまでの人生の中でこういう「成功体験」を持っているので、新しい問題に直面したときも、自分の「成功体験」に基づいて問題を解決することができます。しかし、子どもは「こうすればうまくいった」という体験をあまりしていません。とくに勉強においては、意識していないと失敗した経験ばかりで、成功した経験がないということも生じてしまいます。これでは、「勉強は失敗ばかりさせられるいやなもの」と考えてしまっても仕方ありません。
ですから、目標に向かって学習をしたら、それに対して肯定的な評価をもらえる、こうした「成功体験」が非常に重要なのです。漢検を持っている、計算が速くなった、などの小さな成功体験を積み重ねることで、より大きな困難を乗り越える力がつくのです。
ここでいう「成功体験」は、なにも漢字練習、計算問題に限定した話ではありません。勉強全般について「こうすればうまくいった」という体験を積み重ねていくことが大切です。夏休みということで、読書にチャレンジする方も多いと思います。その読書にも目標と成功体験を持たせるようにしたいものです。とくに、文庫本一冊を一人で読みきったことがないというお子様の場合、大切なのは、なによりも「読みきった」という体験です。
このように、子どもに「目標」を持たせ、「うまくいった」という「成功体験」を積み重ねることで「自分でやればできた」という達成感がうまれます。そういった達成感をできるたけ多く感じさせる夏休みにできれば、「学習習慣」を身につけることができるでしょう。特に5年生の皆さんは、9月から塾の授業が、急に難しくなり、スピードも上がってきますので、この夏休みの準備がその後の成績に直結しますので、気を引き締めて夏を迎えてください。
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